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マッサンの「バトルガレッガ」奮闘記

1.はじめに

「マッサン、バトルガレッガのリレー配信に出てみません?」

1か月前のある日、それは、一通のメッセージから始まった。差出人はバトルガレッガというシューティングゲームの全一プレイヤー「神威」氏。シューティングゲームの求道者と一介のMTGプレイヤー、接点は全くないはずなのだが、実は以前、バトルガレッガについて対談させていただいたこともあり、その縁もあってのことだったのかもしれない。

リレー配信とは何か。要は様々なプレイヤーでバトルガレッガを順番にプレイしていく、いわゆるRTA in JAPANのようなイベント配信とのことである。要は「バトルガレッガを観客の前でプレイする」というイベントと考えてもらっていいだろう。

今回の記事は、そんなイベントに参加することとなったマッサンの、1ヶ月にわたる戦いの記録を記したものである。いつもの記事とは趣が異なるかもしれないが、読んでいただけると幸いである。

2.バトルガレッガって何だよ

…とまあ、その前にまずこれだろう。筆者にとってはもはや見慣れたゲームとなったが、ほとんどの読者にとってはピンとこないだろう。せっかくなので、ここで少しバトルガレッガというゲームについて説明させて頂こうと思う。

バトルガレッガとは、1996年にライジングからリリースされた縦スクロールシューティングゲームである。こう書くと普通のゲームに聞こえるかもしれないが、実はこのゲーム、後の作品に大きな影響を与えたシューティングゲームなのである。

というのもこのゲーム、当時のシューティングゲームの中でも群を抜いて吐き出してくる弾の数が多いのである。反面、当たり判定が少し小さめに作られており、今で言うところの弾幕シューティングのようなプレイ感覚で遊べるシューティングゲームである。

…というか、これを見た池田氏が「弾をたくさん出してもシューティングは成立する」と考えて「怒首領蜂」を開発し、弾幕シューティングという新たなジャンルを切り開いたので当たり前ではあるのだが。

またこのゲーム、普通に遊んでいると、どんどん内部難易度(ランク)が上昇し、後半になると手が付けられない難易度になってしまう。具体的には「弾を撃つ」「アイテムを回収する」「連射を入れる」「戦車の上に乗っかって弾を撃たせなくする(弾封じ)」などなど…極論、ただ生存し続けているだけで難易度が上昇していくのである。

このため、リリース当初は「このゲーム、クリア不能なのでは?」とささやかれていたのだが、後にこの内部難易度をコントロールするテクニックが開発され、さらにこのテクニックと点数稼ぎが密接に結びつき、当時のシューティング界隈で爆発的な人気を誇るようになる。

最近でも2016年、PS4やXBOX Oneに移植されており、今なお数多くのプレイヤーに楽しまれている、まさにシューティングの金字塔ともいえる作品とも言っていいだろう。筆者はそのシューティングゲームのイベント配信にお呼ばれした、というわけである。

3.リレーに当たって立てた目標

(ここからはバトルガレッガを知っている前提で書いているため、ご了承いただきたい。)

リレーに誘っていただいた際の筆者のバトルガレッガの実績だが、以下のとおりである。

・一応ワンコインクリア済
・クリア機体は4号機(ゴールデンバット)のみ
・クリアスコアは700万

一応主催の神威氏曰く、「ワンコインクリアできれば十分ですよ」とのこと(というかワンコインクリア自体がアホみたいに難しい)だったので、十分今の腕前でも参加できるだろうと思い、「参加します」と連絡を入れた。

しかし、ただ自分の現状のプレイを見せたのでは面白くない。更に、この連絡をもらってから1ヶ月ほど時間があったため、せっかくなので目標を立てて練習した方が自分の目標維持につながると考えた。

で、今回のイベント配信で立てた目標がコチラである。

「4号機で1000万点を取ってクリア」

キリよく1000万点というのもあるのだが、筆者が1000万点を指定した理由はもう一つある。実はこのゲーム、点数の桁が100万点までしかなく、999万9999点までは普通に集計されるのだが、1000万点を超えると100万点の桁の表記がおかしくなり、「A」表記となるのである。

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▲ A点越えの瞬間 このゲームを遊んだ人間の憧れの的 

これは通称「A点越え」と呼ばれ、ガレッガプレイヤーの中では一人前として扱われているのだ。開発者が意図していない点数なので当たり前ではある。

もちろん、上を見ると1000万点は単なる通過点、これ以上に点数を出すガレッガプレイヤーはゴロゴロいるのだが、何せ自分はガレッガを始めたのが今年の5月。初心者の自分にとって、まずは1000万点を出すことが目標だろう。そう考えた。

また、4号機を使ったことについては特段の理由はない。強いて言うなら「バトルガレッガというゲームで最も取り回しやすい機体」ということだろうか。自分が初めて遊び、ワンコインクリアという栄冠をつかんだ機体でもあるからである。

そして、せっかくならリレー配信前に1000万点出した方が気分もええやろ!と思い立ち、かくして、筆者の1000万点に向けた攻略が始まった。

4.第一次目標設定

…とはいえ、一切の事前知識がないと、1000万点は苦難の道である。ということで、どういうチャートでやって行くかを確認する必要があった。そこで確認したのがコチラの攻略サイトである。

「ガレッガ1000万計画」と銘打たれたこちらの攻略サイト、バトルガレッガで全機体で1000万点を取るときのチャートが事細かに網羅されているサイトである。これによると、4号機で1000万点取るときの点数配分はこんな感じである。

・1面 57万点
・2面 230万点
・3面 390万点
・4面 520万点
・5面 750万点(いわゆる「予選」ライン)
・6面 900万点
・7面 1000万点越え

また、1000万点を狙うにあたり有識者の意見も聞いた方が良いだろうと思い、主催である神威氏にも相談した。すると、以下のような答えが返ってきた。

・2面鳥稼ぎで210万くらいは出せるといい。ここの点数は飛躍的に向上できるので、とにかくここを練習する。
・4面でカブトガニ稼ぎ(ボスの小型機稼ぎ)はやらなくてOK。
・5面突破時に800万点ある場合、往々にして1000万点に乗る。
・6面で点数が足りない場合、6面ボスで腕を叩いて点数を稼ぐとよい

つまり、最低ラインとして5面突破時に750万を設定。そこからうまく鳥稼ぎで点数を伸ばして800万点に乗せよう!というのが方針である。

というのも、このゲームをやったことがある人ならわかると思うのだが、6面の難易度が苛烈を極めるため、とてもではないが6面以降で点数を稼ぐことを考える余裕はないのである。できれば余裕のある5面までで稼ぎ、その貯金を食いつぶしながら6面と7面を突破する。上の方針はこう言い変えられる。

で、上記攻略サイトや神威氏の助言をもとに自分なりのチャートを構築していったのだが…結論から言おう。

人のプレイを真似るだけでは上手くいかなかったのである。

具体的に何が問題だったかというと、

「5面までで750万点に乗りはするものの、そこから1000万点を稼ぐようなプレイができない」
「それどころか800万点に乗せても、普通に6面を通過するだけではクリア時に点数が1000万点に乗らない」

という現実がのしかかってきたのである。せいぜいが6面突破時の点数が850万点。7面で自分が稼げる点数が100万点程度なので、どう立ち回っても1000万点には届かないというわけである。

となると、当然だが上の方針を見直す必要がある。具体的には「5面までで何か稼げる要素がないか?」「6面以降でどうにかして点数を稼げないか?」という2点を見直す必要があったのである。

5.問題①「5面までで何か稼げる要素がないか?」

まず、「5面までで何か稼げる要素がないか?」という点については、実は既に心当たりがあった。そう、4面ボスの稼ぎである。

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△ 4面ボス「サタニックサーファー」

このボス、大量に砲台を乗せているのだが、特定の砲台を壊すと小型機を輩出するようになる。

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△ 画面上部にちらっと見えている茶色のカブトガニが小型機

通称「カブトガニ」と呼ばれるこの小型機、1体5000点もあり、しかも絶え間なくボコボコ出てくるため、とにかく稼ぎの効率がいい。これをとにかく出して叩き点数を稼ぐのが、このボスの稼ぎで必須テクニックとなっている。体感40~60万点、下手をすると100万点近く稼げるこの行為、高得点を狙うプレイヤーは必ずと言っていいほど行っている行為である。

しかしこのカブトガニ稼ぎ、とてつもないリスクを孕む行為である。どういうことかというと、このボス、ただ適当に砲台を壊すと、あり得ない量の弾を四方八方から撃ち込んでくるのである。

更に、カブトガニ自体の耐久力も地味に高く、適当に撃ち込むだけでは破壊しきれず、そのまま自機に突っ込んできて死亡。ということもあり得るのである。

以上の危険性があるため、神威氏は筆者にこう伝えていた。

「カブトガニ稼ぎはやらなくていい」

…しかし、しかしである。たとえその道のプロにやらなくていいと言われたとしても、目の前に転がっている60万点は筆者にとってあまりに魅力的だった。そして、筆者が下した結論は…

禁断のカブトガニ稼ぎに手を出してしまったのである。

まずは手始めに、神威氏の配信で見かけたカブトガニ稼ぎをコピー。ひたすらステートセーブを繰り返して練習した。上のツイートはその時の映像なのだが、これが全く安定しない。

ボムを撃ち込んで下に下がるときに消しきれなかった弾に接触し死亡。画面隅で立ち回っている際にカブトガニに押しつぶされ死亡。そもそも弾除けがアホみたいに難しくて死亡…とにかく事故が多い。神威氏が勧めないのも当たり前である。

更にこの稼ぎ、前準備があり、大ボムを4つ錬成して挑む必要があるのだが、そのために自機を1機犠牲にする必要があったのである。

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△ ボムを稼ぐ場所 この大きな戦車からボム錬成を行う

加えて、ここでボムを錬成しようとして戦車の解体をミスし、大ボムが錬成できないまま泣く泣く4ボスと対峙というケースが多発。

一通り練習した筆者が下した結論は「犠牲にした1機に全く釣り合わない稼ぎ行為」「リレー配信という一発勝負では使いづらい」という、あまりに非情なものだった。

だが、これ以外に安易に稼げる場所はもう残されていない。どうにかして楽に稼げないか。色々探した結果、答えは身近なところに隠されていた。そう、先の「ガレッガ1000万計画」である。「ガレッガ1000万計画」で紹介されていたやり方をざっくりまとめると以下のようになる。

・まず左の砲台をすべて破壊する
・次に右の砲台をすべて破壊する
・真ん中の砲台を壊すとカブトガニが出てくるのでそれを壊して稼ぐ

筆者のTwitterに乗せたやり方に比べて極めて悠長だが、実際に試したところ、これでも40万点ほどは稼げる。更に、何よりもTwitterで掲載したやり方に比べ、極めて安定度が高い。

最終的にこちらを採用。結果的に点数は飛躍的に向上し、鳥稼ぎが200万程度でも安定して5面で780-800万に乗せられるだけのチャートを構築することが出来た。

6.問題②「6面以降でどうにかして点数を稼げないか?

次に解決するべき難題がこれだ。実質7面はボスだけなので、具体的に稼ぎを考えるとなると、6面での稼ぎがメインとなる。そう、弾が雨あられと降り注ぐ6面での稼ぎである。

一応、6面の稼ぎについては方針がある。

・戦車が出てくるハッチをボムで焼き、勲章を錬成して稼ぐ
・6ボスの最終形態の腕で稼ぐ

前者については言うまでもなくノーである。というのもこのステージ、勲章をつなぐ行為が極めて難しく、丹精込めて育てた10000点まで育てた勲章が、100点に戻ってしまうということが日常茶飯事である。

となると、メインとなってくるのは6ボスの腕稼ぎだろう。6ボスの腕は1本10000点。結構な点数があるので、これを壊し続ければ点数が入るというわけである。上記の勲章をつなぐ行為よりは簡単だろう。

と思い、当初は「6面は勲章を捨てる。代わりに腕で稼ぐ」というプランで稼ぎを行っていたのだが、これが大問題だったのである。勲章を捨てた場合、ここにたどり着いた際の点数は高くて850万点。逆算すると880万ほどはここでほしいのだが、となると、ここで壊す腕は30本となる。よく考えてほしい。

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△ 6ボス「ジャンキーモンキー」最終形態

弾幕の雨あられの中、30本も腕を取ることが出来るだろうか?

画像だけ見るとそこまで弾が出てないように見えるだろうが、この弾、早い弾と遅い弾の2通りがあるため対処が非常に難しい。加えて、ボスから供給される丸い砲台も弾を撃ち、その弾が非常に見づらいのである。

更に言うと、この段階でプレイ時間は既に20分ほど経過している。人間が集中力を持続できる最大の時間が30分ほど。ゲームを通して集中の濃淡はあれど、ここまで来たプレイヤーは心身ともに限界に近い。その中で、緩急バリエーションがある弾をよけろというのはもはや拷問である。

となると、残された手段はただ一つ。「勲章つなぎ」である。

これは筆者が腹を据えて勲章つなぎを練習していたときの映像である。細かい説明は控えるが、まあまあおかしい難易度ということは伝わるだろう。

しかし、この練習をしていた時に筆者はとあることに気が付く。

「あれ?これ冒頭で勲章落としてもつなぎ直せば大丈夫じゃない?」

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△ 冒頭で勲章を落としても 何故か知らんが10000点に戻ってる…?
(画面左)

「冒頭で勲章を落としたが最後、どれだけあがけど勲章はもとに戻らない」

…筆者の最大の思い込みである。そう、筆者はこのステージの雑魚の量を見誤っていた。6面は攻撃が苛烈を極めるが、これは言い変えれば、冒頭で勲章を落としても、再度育て直して10000点に戻すことが出来るだけの雑魚敵が出てくるということの裏返しである。

また、ハッチを焼くことで、道中の戦車量を抑えることが出来、飛躍的に後半の安定度が増した。その分6ボスが辛くなったが、正直こいつはどうやっても辛いので誤差である。道中の安定度が増すなら取り入れてしかるべきだろう。

実際にこの稼ぎを取り入れることで、7面到達時に880~900万まで点数を伸ばすことが出来た。ここまで伸びればあとはどうやっても1000万点に乗せることが出来る。そして同時に感じた。

これで1000万点に乗せる道筋は整った。後は練習するだけである。と。

7.積み重なる夢のあと そして…

というわけで、練習開始。一人でやっていてもつまらないので、Twitchを使って公開練習を行った。なんだかんだでTwitterに当時の進捗報告が残っていたので、それを順に追っていこう。

4週間前くらいの進捗。このあたりでチャートは組めていたが7面中ボスのブラックハートMk2が安定しなかったため、ひたすら神威氏の立会いの下練習に励んだ。その成果もありブラックハートMk2が安定するも、まだこの時点ではラスボスの練習ができていない。

その3日後、1000万点に肉薄する998万点を更新。自分のチャートに間違いはねえと思いつつ、何がよくなかったんかなと思い点数分布を見直したところ、1面のちょっとしたミスで1000万点を逃したことを知り絶叫。たまたまDiscordにいた友人に慰められる。

翌週はラスボス第二形態までを叩けはしたものの、ラスボス最終形態(通称「イカ」)で没。第二形態以降は自信があったので結構この死に方は応えたのを覚えている。

画像だけだと何が起こっているかわかりにくいが、撃ち漏らしたMk2の機雷に至近距離で着火→死亡ということが起きている。機雷は点数が稼げるポイントなのだが、事故死にもつながるということをここで改めて知る。

月が替わっても相変わらずイカで死亡。というか点数が1000万点乗ってないんですが大丈夫なんですかね。

ただ、この頃になるとさすがにプレイ精度も向上しており、点数は足りないもののワンコインクリアもちょろちょろ出始める。配信という場で見せられたのも嬉しかった。誰もいなかったが。

何やってるんですかねこの人…?(困惑)

サボって悪魔城に出入りしたせいなのか、はたまた練度がまだ足りないのか、翌日の配信では1000万台に迫りつつもイカに食われて終了。

その日の昼の配信ではワンコインクリア達成をするものの、やはり点数は足りず。改めて1000万点というハードルの高さを思い知ることになる。

勝てぬ 勝てぬのだトキ!!!(血の涙)

この頃になると「点数は足りているが何故か最終局面で残機が足りない」という現象に頭を悩まされることになる。要は6面道中でボンガボンガ死んでいるためなのだが。

ラスボスまでで990万点近く叩き出しており、ラスボス第二形態撃破で1000万点に乗るにもかかわらず、ラスボス第二形態で碌なパターンを引かずに退場。ラスボスにランダムパターンを用意するなや!と言いながらこの日は眠った記憶がある。

…そして翌10月8日、その時は来た。

2021年10月8日 バトルガレッガ 4号機 1000万点達成 自分が積み重ねた夢の残骸が、ついに実を結んだ瞬間である。

この日もあまり調子がよかったとは言えない。配信を立ち上げて練習に励むも、冒頭で変なミスを繰り返し、このプレイをした時も「今日はこういう日(何をやってもダメな日)かぁ~」と言いながらプレイしていた。そういった状態だから少し力が抜けた状態でプレイできたというのもあるのだろう。

実はこのプレイ、クリア時に1000万点ではなく、ラスボス第二形態を撃破した時点で1000万点を突破している。その分緊張もひとしおで、「これで死んだらもうチャンスはない」と半泣きの状態でイカと対峙した記憶がある。

配信後、即座に各方面に報告したが、やはり一番うれしかったのは一番お世話になった方のこの言葉だろう。

また、たまたま配信を観ていた友人からお祝いのイラストも頂いた。ガレッガをやっていて本当によかったと思った瞬間である。

8.リレー直前の走り込み そして本番

しかし、本番はこれではない。翌週に控えたリレー配信である。引き続き気を引き締めて練習に励むこととなった。

続く10月13日の配信でもワンコインクリア達成。点数は低いがこれは事故によるものとして納得。

直前10月15日には配信外だが再度1000万点クリアを達成。残機がカツカツでヒーヒー言っていた1回目と異なり、Mk2時点で残機5という心に余裕が満ち溢れた状態で挑むことが出来た。

また、この日はリレー配信に先立ち、神威氏と2度目の対談配信を実施。非常に楽しい対談を過ごすことが出来た。

そして迎えた10月16日 日本時間20時 リレー本番

多くは語らない。ぜひ以下の動画を見ていただきたい。

9.リレーを終えて思ったこと

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リレーの結果は「Mk2で死亡」というものだったが、実は筆者はそこまで悔しく思ってはいない。いや、本番で目標達成が出来なかったから悔しいという思いは当然ある。そういう思いはあるのだが、それ以上に、今回のリレー配信、およびそれまでの準備期間で得られたものが多かったからである。

まずは、あまりシューティングゲームが上手いと言えない筆者が、目標を立ててここまで練習でき、実際に成果を出せたということである。筆者はシューティングゲームが大好きだが、あまり上手ではなかった。その筆者が、目標立てて練習することで、上級者の入り口である1000万点という成果を出すことが出来た。そのことは、胸を張って誇ろうと思う。

そして、こちらの方が重要なのだが、この準備期間を通して、普段あまりシューティングをやらない人にも、どうやらこのゲームを練習している筆者の姿が見えていたようで、多くの人にこのゲームを知ってもらえたということである。プレイするしないは置いておいて、そういった人たちに興味を持ってもらえたのは幸いである。

筆者はシューティングゲームが大好きである。しかし、周りにはそれを理解してくれる人が少なかった。一人だけで楽しみながらも、やはり周りにも面白さを理解してほしいという思いがあり、本業のMTG配信の傍ら、ちょこちょこシューティングゲーム配信を始めたという経緯がある。

上手な人から見ると下手の横好きレベルの配信だったかもしれないが、それでも熱心に見てくれる人がおり、励みになった。リレー配信後、友人からもらったこのようなメッセージを今でも覚えている。

「この1ヶ月練習しているところをずっと見ており、リレー配信時は声も出たし、チープな言葉かもしれないが感動した」

このメッセージを見たとき、ああ、本気で練習してよかったな。自分がやったことは無駄じゃなかったんだ。と、心の底からそう思った。

「やりこみは裏切らない」

ゲームを遊ぶ際によく聞く文言である。しかし、実際には大舞台で裏切られることもあるだろうし、そのやりこみの成果がいつどこで現れるかもわからない。しかし、筆者は声を大にしてこのセリフを口にしたい。そして、さらに以下の文言を付け加えたい。

「やりこみは裏切らない。あなたも、そしてあなたの周囲の人間も。」


最後に、今回バトルガレッガリレー配信を企画してくださった神威氏、運営に携わった皆様、他の走者の皆様、そして今回筆者がバトルガレッガリレーに参加するにあたりかかわってくださったすべての方にお礼申し上げます。

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