一人暮らし記 7/16
なんとなく、日記を書こうと思わない日々が続いた。
連休は実家に帰って家族と焼肉を食べたり猫たちのブラッシングにいそしんだ。今のわたしは過去最高に家族=大切!と思えているが、これはいつまで続けていけるのかなと思うときもある。実家にまた住むことになれば変わってしまうかもしれない。実家との距離感問題、よく言われることだけど。でも今わたしの生活で大事なものは家族と猫しかないから、大切にしなくてはいけないし大切にしたいのだ。
よしもとばなな「王国」を読み終わった。ふわふわとした読み心地の中、外国や沖縄の自然の描写は太陽や海の温度を感じるくらいリアルで、作者が実際に訪れて過ごしたんだろうなあと思った。登場人物(女性)が出産についてあまりにも自然に「自分はいつか子どもを産む」と思っている描写があり、本を読み終えてもそのことが頭に浮かんだ。
そういった女性は現実世界でも少なくないと思う。自分も結婚とか就職とかはいつかするだろうと子供の頃から漠然と思っていたけど、出産については全く別で、むしろ自分は出産をしないだろう、と思っていたような気がする。さらに32才のわたしは、絶対にしたくない、と思っている。この気持ちが変わりませんように、とも。
仕事は連休明けだからか変なテンポ感。今日働けば明日は有給!と心をなだめて出勤したら、先輩が忌引でお休みとなったのでわたしの有給は取り消しとなった。もちろん仕方のないことだとわかってはいるけど、急に降りかかってきた明日も仕事、という事実に気持ちが萎える。というか、わたしと先輩どちらかが休んだら代わりがいないっていうのは、それは問題だろうが?と思う。少人数職場、向いてないかもしれない。
帰宅してちゃちゃっと晩ごはんを食べたあと、スーパーで揃えてきた夏野菜たちでラタトゥイユを作った。わたしにとってラタトゥイユは実家の夏の常備菜で、年をとるごとにそのおいしさが沁みるようになってきた。なんでこんなに簡単で、しかも野菜だけなのにこんなにおいしいんだろうねー。あとは袋いっぱいの小さいじゃがいもを買ってしまったのでレンジでチンしてバターで炒めた。おいしい。