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「手段の遂行」が目的になっていないか。

様々なコミュニティにいる中である程度共通して言われることがある。

「目的と手段は違う」

多分100回くらいこの話をされた。

自分の頭の中で分かっているつもりでも、実際の行動にそれが表れていないのだろう。

そこで自分の中でもう一度整理するためにホットな話題である就活を基に考えてみた。


目的

自分の思い描いたキャリアを実現すること(ある種自己満?)

手段

自分のやりたいことを実現できる企業に入社する
→自分の過去や将来と向き合う(自己分析)
→何が足りないのか把握し実行に移す(各種対策)


よくある話が「内定がゴール化」してしまったパターンだ。
本来、内定はスタートラインかつ通過点であるはずだ。
それにも関わらず内定至上主義のような風潮が世に出回ってしまっていることも相まって本当の目的を見失っているケースが多い。
確かに難関企業は内定を勝ち取るまで、心身ともに疲弊する。
ただ疲弊したからといってゴールではないのだと思う。

似たような話が自身の体験談であるのでそれを例にして考えてみる。

私は高校生の頃、野球部に所属していた。
県内ではベスト8常連の強豪校で甲子園出場も視野に入れているチームだった。
そんな私たちは甲子園に出場すべく、冬トレーニングでそれぞれノルマを設定して練習に取り組んだ。
かなりの練習量を積んでいたので、春や夏の大会はベストを出せるだろうと自信を持っていた。
しかし蓋を開けてみれば春の大会でまさかの予選敗退。
県大会にすら行けなかった。
ここまで読めば理由は明白だろう。
各自が冬メニューをこなすことが目的になっていたからだ。

ココでの目的と手段を整理すると以下の通りだ。

目的

甲子園出場

手段

各自ノルマを達成し自分を追い込む。

完全にアウトなパターンだ。
ここに気づけた私たちは最終的に夏の大会でベスト4まで勝ち進むことができた。

ただこのようなパターンはよくある話ではないだろうか。
よく言えば無心に、悪く言えば何も考えずに行動しているとつい本来の目的を見失ってしまう。
これに気づくのが遅くなればなるほど致命傷になり得る。

これを防ぐために必要なこと。
それは毎日の振り返りだ。
何が目的でその遂行に対してどのようなアプローチをしていくのか。
実際にそのアプローチは成功したのか。
このように毎日振り返りをすることで自然と目的がブレずに動くことができるのだと思う。

就活でもビジネスでも、はたまた人生設計そのものにも言えることだが、自分を客観視することは非常に重要である。

この目的と手段を確認し続けることこそ、人生を豊かにする上で必要なことなのではないか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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