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ビジネスで夢を追うときにたいせつなこと

「夢しか実現しない」と経営コンサルタントの福島正信さんはいいます。福島さんが指導するドリームプラン・プレゼンテーションでは、半年という短くはない時間をかけて、プレゼンターに自身の夢がほんとうに自身の夢なのか、自問させ続けます。ほんとうの夢でないのであれば、それを追う途中で出会う困難に負けて、心が折れてしまうからです。

ほんとうの夢であれば、それを追う途中で出会う困難にもかかわらず、その夢を追い続けることができます。それも、素晴らしいエネルギーを感じながらわくわくと追い続けるのです。ほんとうの夢を捉えた人たちの活躍は素晴らしいものです。

ほんとうの夢を捉えた人は、なぜ、素晴らしいエネルギーを得ることができるのでしょうか。それは、心のエネルギーの水脈を捉えたからでしょう。心のエネルギーの水脈は、無意識の中から流れ込んで来ます。その水脈の源泉が、ほんとうの夢なのです。エネルギーの源泉は無意識の中にありますから、それを捉えるためには、繰り返し繰り返し自分に向き合う必要があるのです。

算命学研究家の篠田法正さんは、その人が持つエネルギーそのものを「コア」と呼んでいます。そして、ビジネスの自分軸を立てるに於いては、まずコアを捉えなければならないと言います。コアとは、心のエネルギーの水脈のことでしょう。

(引用はじめ)
夢が大きいほど、実現までに乗り越えるハードルは当然高くなります。夢に向かって進もうとするとき、最も深刻なのは、苦労して高いハードルを乗り越え続けるだけの”強い理由”がないということです。

(中略)

夢を描く前に、「なぜ、それをするのか」という強い理由が必要です。本書では、それを「コア」と表現します。その人の人生経験によって培われ、心の中心に凝縮されている思いです。
(篠田法正、東洋の成功法則)

福島正信さんのドリームプラン・プレゼンテーションでは、この強い理由を「諦めないわけ」と表現しています。半年間のうちに、諦めないわけ、自身のコア、心のエネルギーの水脈を捉えられると、素晴らしいプレゼンテーションが可能になり、その後の人生を飛躍させていくことができるでしょう。

起業家コンサルタントの今井孝さんは、ビジネスを始めるのに夢は要らないと言います。大事なのは「起業したい」「何かを成し遂げたい」という情熱だと言います。言葉にできないパッションがいちばんパワーがあり、最初からうまく説明できる気持ちなんて、たかが知れているといいます(今井孝、「起業1年目の教科書」より)。言葉にできず、最初からうまく説明できる気持ちではないのは、そのパッションが無意識の中にあるからでしょう。今井さんが言うパッションとは、心のエネルギーの水脈であり、コアのことでしょうね。

心のエネルギーの水脈を捉えましょう。

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