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ファクトフルネス ビジネスマン必読

こんにちは。

今日はベストセラーでもあるハンスロスリング氏書籍のベストセラーです。

本書は生きているうちに身につく感覚ではなく、データこそ全てと伝えています。

その結果も本書で書かれているので、全ては言いませんが、世界の極貧地域はこの20年間でどうなっている?といった質問があります。

A, 2倍になっている B, 変わらない C,半分になっている

皆さんはどう思いますか?僕は初めこの答えを見たとき驚きました。こんなになっているんだというのが正直な感想です。

答えはC、半分になっているんだそうです。正確にいうと半分よりの減っているはずです。

これがデータで基づいた真実なのですが、皆さんは思い込みやイメージ、また貧困な環境に住むこどもたちの映像なんかを見て、そう思ってしまっているんじゃないでしょうか。

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この図は世界の所得をレベルに分けて表したものです。

レベル4が僕たち日本人です。毎日働くと1日64ドルほどの収入があり、服を着て毎日お風呂に入れて、綺麗な水をのみ3食毎日食べれる環境にいるレベルです。

逆にレベル1は毎日働いて1日1ドル程度の収入。プラスチックのバケツで水を汲みボロボロの服を着て、電気のないところで生活してます。

これが先ほど質問した極貧の地域です。

表を見てわかるように真ん中のレベル2、レベル3が1番多い割合を占めて言います。著者が伝えたいことはまさにここです。

確かにまだ世界ではレベル1の生活をしている人もいますが、確実に多くの人々が以前より豊かな生活を送っています。テレビなどではこの両極端しか報道しませんし、私たちもこの両極端を見て、ああ世界は悪くなっているなどと曖昧な情報で決めつけてしまっています。

人間の無意識の1番怖いところです。

ちなみにレベル2,3だと、毎日服を着てバイクや自転車を大体の家庭が持っていて大半の子供が初頭教育を受けれるレベルです。

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また、著書で度々出てくるのは『人間は世の中をドラマチックに見るすぎている』ということです。

どういう事?って思うと思いますがまさにその通りです。

これも現在のメディアがそうさせたのか、そういう本能が我々人間にあったのか、僕は両方だと思うのですが、僕たちはより物事をドラマチックに捉えたがります。

そのほうが面白いですし、感動するからです。

メディアは極度の貧困層の映像を流すことによって視聴者の共感とともにドラマチックに物事や未来を作り上げていきます。貧困層の子供達がお金持ちから支援を受け学校に行き、ロサンゼルスのオフィスで働く未来を作り上げて行く、また高度で緻密なものだと、ある言葉や未来をちらつかせると我々が勝手に相手の思っている通りの未来を作ってしまします。

ただ本当にドラマチックな結末を迎えれるのはほんの一握りです。大勢の方、沢山の物事はそのまま終了していきます。

残酷かもしれませんがこれが現実なのです。

ですので、我々はドラマチックな未来よりも、現実的な未来を考えて行動するべきかもしれません。

明日は著書であまり取り上げられないですが、ビジネスマンなら必須の倍々ゲームについて話します。

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