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罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない。 『白鳥とコウモリ』東野圭吾

今回も過去に読んでInstagramに投稿したものをご紹介。

あらすじはAmazonから引用させていただきます。

幸せな日々は、もう手放さなければならない。
遺体で発見された善良な弁護士。
一人の男が殺害を自供し事件は解決――のはずだった。
「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」
2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の"告白"、その絶望――そして希望。
「罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」
私たちは未知なる迷宮に引き込まれる――。作家生活35周年記念作品
『白夜行』『手紙』……新たなる最高傑作、
東野圭吾版『罪と罰』。

かなり分厚くて読み応えのある一冊。
推理物を読みたい方にオススメです。
ガリレオなどのシリーズ物ではないので、いきなり読み始めても十分に楽しむことができます。
もちろん犯人は最後まで分からなかったです。
気付いた方がいらっしゃったら才能の持ち主!!笑

「女性はみんな名女優」というセリフがあるのですが
その言葉の意味も後々理解できてスッキリ。

最後は少し涙を流しました。
悲しみなのか、感動なのか…はネタバレになってしまいそうなので控えます。

ネットでの炎上の様子など、現代の社会状況も書かれていました。
今まで読んだ大好きな作品ではまだネット文化がここまで発展していなかったので、その描写が新しく感じました。

本のラベルには、東野版『罪と罰』と書かれていました。
少し感想とは離れるのですが、最近漫画で『罪と罰』を読んだばかりだったので、なんだかタイムリーだと感じました。
数年前に、友人が偶然2人同時に読んでいて気になったのが始まりなのですが、読むのに何年もかかってしまって情けないです…笑
読んだだけでも偉い!とポジティブに考えることにします。

大好きな東野圭吾さんの作品。
いつも読むのが遅くなってしまって、映像化されてから読んでいるところ、今回は発売後すぐに読むことができて少し嬉しいです。

五代努…佐藤浩一さん
白石美令…新木優子さん
倉木達郎…大沢たかおさん
倉木和真…松村北斗さん
浅羽織恵…石田ゆり子さん
もし、映像化するなら…で勝手に考えてみるのも楽しいです^^

この本が気になった方はぜひ読んでみて下さい📚


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