見出し画像

【旅】[音楽] ニセコ・長万部 放浪記

こんにちは。

今日も ”ましうー” に来て下さり、ありがとうございます。

長万部、これ読めますか?
今や結構露出が多くなったので認知度も上がったようですね。

答え:おしゃまんべ

今回はその長万部に野暮用があり、
日帰りドライブの旅となりました。

そこまでの道中に立ち寄ったスポット と、
旅のお供に聴いた音楽について綴りたいと思います。


9:00 スタートからの音楽

今回は自分で作った PlayList、Japan編です。

このリストには個人的にポリシーがありまして、
1曲1曲たまに聞きたいという曲を集めています。
きちんとアルバムを追いかけるようなお好みのアーティストは
ここには含んでいません。
ヒット性は考慮せずあくまでも自分の好みで、
普段聴かない歌謡曲やらフォークやら民謡やら、ジャンルは何でもあり、
といった感じです。

基本的に 時代の古い順にリストアップしています。

M1 風をあつめて/ハッピーエンド
M2 悲しくてやりきれない/ザ・フォーク・クルセダーズ
M3 ヨイトマケの唄/美輪明宏
M4 秋田音頭/秋田民謡
M5 東京ブギウギ/笠置シヅ子
M6 銀座カンカン娘/高峰秀子
M7 東京キッド1950/美空ひばり
M8 上を向いて歩こう/坂本九
M9 涙くんさよなら/坂本九
M10  明日があるさ/坂本九
M11  帰ってきたヨッパライ/ザ・フォーク・クルセダーズ
M12  スーダラ等/植木 等
M13  ハイそれまでョ/植木 等
M14  だまって俺について来い/植木 等
M15  真夏の出来事/平山三紀
M16  木綿のハンカチーフ/太田裕美
M17  微笑がえし/キャンディーズ
M18  Down Town/Sugar Babe

生まれる前の時代の音楽を発掘するのは、なかなか楽しいものです。
M4「秋田音頭」は、日本のヒップホップの原点ではないでしょうか。
定山渓温泉街を、M12  ♪ スー、スー、スーダラダッタ♬ と流しながら抜けたのであります。

M1 風をあつめて/ハッピーエンド

1.中山峠

青空の広がる中、国道230号を定山渓温泉を突き抜け、1時間ほど走ると中山峠に到着です。
市内を抜けるまでは裏道を使い、渋滞にはほとんど遭遇せず。
しかし峠の駐車場は、さすが3連休の初日とあってほぼ満杯です。

中山峠

ここの名物は、なんといっても ”あげいも”。
店の前を通ると、揚げたジャガイモの匂いが強烈に香ります。
ヴォリューム感もなかなかのもの。
一度は試した方が良いでしょう。

10:00 中山峠からの音楽

M19  スモーキン・ブギ/ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
M20  港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ
    /ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
M21  カッコマン・ブギ/ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
M22  個人授業/フィンガー5
M23  学園天国/フィンガー5
M24  学生街の喫茶店/ガロ
M25  ジョニィへの伝言/ペドロ&カプリシャス
M26  五番街のマリ−へ/ペドロ&カプリシャス
M27  トドを殺すな/友川カズキ
M28  神田川/かぐや姫
M29  22才の別れ/風
M30  雨やどり/さだまさし
M31  青春の影/チューリップ
M32  サボテンの花/チューリップ

M19「スモーキン・ブギ」の宇崎竜童のヴォーカル、軽快で歯切れがいいですねぇ。
M27「トドを殺すな」はインパクト絶大。
ドラマで金八先生が「かきむしられるような歌だね」と言っていたのが忘れられません。

M27 トドを殺すな/友川カズキ


2.道の駅「ニセコ ビュープラザ」

中山峠を下って、羊蹄山の麓を
喜茂別・真狩と抜けると、
国道5号との交差点に、道の駅「ニセコ ビュープラザ」が見えてきます。

ここの地元農家さんによる農産物直売所はなかなかの品揃えで、
いつもここを通ると何品が買ってしまいます。

今回はお客さんが多く、残念ながらほぼ売り切れていましたが。

ちなみに真狩村は、細川たかしの出身地です。
公園には石像があり、ボタンを押すと歌ってくれます。

さて、ここで問題です。
①「羊蹄山」、②「喜茂別」、③「真狩」はなんと読むでしょう。

答え:①ようていざん、②きもべつ、③まっかり

ニセコ ビュープラザ  奥はニセコのスキー場
ニセコ ビュープラザ
羊蹄山

道の駅の奥にはニセコアンヌプリなどのスキー場、
反対側には蝦夷富士こと羊蹄山がそびえます。
喜茂別側は頂上付近も雲に覆われていましたが、ニセコ側に来るとご覧のような見事な姿が見られました。

10:50 ニセコ道の駅からの音楽

M33  最後のニュース/井上陽水
M34  星影の小径/ちあきなおみ
M35  春の予感~I've been mellow/尾崎 亜美
M36  マイ・ピュア・レディ/尾崎 亜美
M37  あまく危険な香り/山下 達郎
M38  シャ・ラ・ラ/Southern All Stars
M39  ハートせつなく/原 由子
M40  子供達を責めないで/伊武 雅刀
M41  Monkey Magic/Go-Die-Go
M42  さよなら人類~オリジナルヴァージョン~/たま
M43  島人ぬ宝/Begin
M44  涙そうそう/Begin
M45  幸せであるように/Flying Kids
M46  go for it!/Dreams Come True

ここを出発と同時に、音楽もちょうど しっぽり系になってきました。
M34の ちあきなおみ はいいですねぇ。彼女は「喝采」だけではありません。
M40 伊武雅刀は最高ですね。スネークマンショー時代からぞっこんなのであります。
作詞の秋元康も秀逸!

M40  子供達を責めないで/伊武 雅刀


3.長万部

長万部で野暮用を済ますとミッション終了。
ここの名物「かにめし弁当」を目指します。

JR長万部駅のすぐ目の前、「かにめし本舗 かなや 本店」
店は創業昭和3年、かにめし弁当は昭和25年から販売されているとのこと。

ほたてめし弁当、鮭めし弁当、佃煮とある中、
やはり「かにめし弁当」が王道でしょう。

かにめし本舗 かなや 本店

ここで購入した弁当は、となりの無料休憩所「自由席」でイートインできます。
函館ー青森間を走行していた快速列車で実際に使用されていた座席を設置。
実際の列車内を再現したスペースとなっています。

自由席
自由席

今回は弁当には手を付けず、お土産としました。
駅前にある「そばの合田」さんへお邪魔を。
玉子丼・かけそばのセットを注文です。

そばの合田  左奥がJR長万部駅
玉子丼・かけそば セット

かにめし弁当 ¥1,250 ×2個 = ¥2,500
玉子丼・かけそば セット    ¥800


12:50 長万部からの音楽

長万部で用も済んだので、帰路につくことに。
でも真っすぐ帰るのは芸がないので、途中温泉へ寄り道を。

M47  素敵なルネッサンス/平松愛理
M48  Rock’n Rouge/松田 聖子
M49  あなたに会えてよかった/小泉 今日子
M50  渋谷で5時/鈴木 雅之・菊池 桃子
M51  水曜日に会いましょう/カズン
M52  ありがとう/井上 陽水・奥田 民生
M53  アジアの純真/Puffy
M54  タイムマシンにおねがい/Sadistic Nika Band
M55  DA YO NE/East End × Yuri
M56  楽園ベイベー/Rip Slyme
M57  東京は夜の七時/Pizzicato Five
M58  スウィート・ソウル・レヴュー/Pizzicato Five
M59  ベイビィ・ポータブル・ロック/Pizzicato Five
M60  悲しい歌/Pizzicato Five/Pizzicato Five
M61  サンシャインロマンス/Original Love
M62  接吻 Kiss/Original Love

普段は全く聴くことのないアイドルソングですが、
M48 松田聖子、M49 小泉今日子はリスト入りです。
M48「Rock’n Rouge」は 作詞 松本隆、作曲 呉田軽穂(くれたかるほ=松任谷由実)
数ある松田聖子の作家陣はそうそうたる顔ぶれで、
作曲はユーミンの他、財津和夫(チューリップ)、細野晴臣(YMO他)、
大瀧詠一、尾崎亜美、Holland Rose(=佐野元春)、などなど。

M55「DA YO NE」 は、
北海道のラジオから火が付いたと言われている、ヒップホップナンバー。
当時はMEN'S 5の「”ヘーコキ”ましたね」とチャート争いをしたとか。

M55  DA YO NE/East End × Yuri

4.ニセコ 五色温泉

国道5号を蘭越で道道229号・道道268号岩内蘭越線に抜け、
更に道道66号岩内洞爺線・道道58号倶知安ニセコ線と渡ると、
ニセコスキー場のちょうど裏側に見えてくるのが
ニセコ 五色温泉旅館

温泉の色が日差しによって五色に変化する、というのが名前の由来だとか。

浴室は「大浴場」と「からまつの湯」の2カ所。
もちろん源泉かけ流しで、男女別露天あり。

昔はよく 2時間くらい入浴していたものですが、
今回は小一時間でじっと我慢。


ここで問題。
「倶知安」の読みは?

答え:くっちゃん

ニセコ五色温泉旅館

日帰り入浴
受付時間 9:00~19:00 ¥800

酸性・含硫黄ー
マグネシウム・ナトリウム・カルシウム
ー硫酸塩・塩化物温泉

15:00 五色温泉からの音楽

ひとっ風呂浴びた後は、
道道58号倶知安ニセコ線を倶知安方向に進み、
倶知安で給油。

M63  Believe/Misia
M64  つつみ込むように/Misia
M65  Man & Woman/My Little Lover
M66  白いカイト/My Little Lover
M67  Alice/My Little Lover
M68  Hello, Again 〜昔からある場所〜/My Little Lover
M69  ひだまりの詩/Le Couple
M70  横顔/大貫妙子
M71  ひとつだけ/矢野 顕子・忌野 清志郎
M72  二人のハーモニー/矢野 顕子・宮沢 和史

矢野顕子は大好きなミュージシャンの一人で、
アルバム単位で聴いているんですが、
ここではコラボ曲ということでリストに入れています。
M71「ひとつだけ」 は、YMOのワールドツアー後に制作された、
1980年リリース、6枚目となる2枚組(当時のアナログ盤)アルバム
「ごはんができたよ」の1曲目のナンバーで、
RCサクセションの忌野 清志郎とのデュエット。
清志郎のパート歌詞は男言葉に変更されています。

ちなみにアルバム「ごはんができたよ」のバックはYMO。
タイトル曲「ごはんができたよ」は名曲ですね。

ひとつだけ/矢野 顕子・忌野 清志郎

ひとつだけ/矢野 顕子  from「ごはんができたよ」

5.真狩豆腐工房 湧水の里

倶知安からニセコ側を経由し、
羊蹄山の湧き水の敷地にある「真狩豆腐工房 湧水の里」へ。

豆腐といえば水が命。
ミネラルとマグネシウムを多く含んだ羊蹄山の伏流水と、
道内の契約農家から仕入れている大豆を使用。

羊蹄山の湧き水
真狩豆腐工房 湧水の里

7種の豆腐を始め、変わり豆腐、揚げ、豆乳、スウィーツなど品数も多く、
その中から今回は「うきふ」を選択。

うきふ

うきふ ¥627


16:00 真狩 豆腐工房からの音楽

買うものも買ったし、そろそろ帰路につきます。
PlayListも残り僅か。
ポップなナンバーが続きます。

M73  夢で逢えたら/大滝 詠一
M74  アンマー/かりゆし58
M75  今宵の月のように/エレファント・カシマシ
M76  悲しみの果て/エレファント・カシマシ
M77  ずっと好きだった/斉藤 和義
M78  小さな恋のうた/Mongol800
M79  日曜日よりの使者/The High-Lows
M80  マツケンサンバⅡ/松平健

M74「アンマー」は心に沁みますね。
かりゆし58のデビューシングルですが、
このときはまだインディーズだったんですね。

このListの最後を飾るのは、M80「マツケンサンバⅡ」。
いまでも露出が多く、息の長いナンバーですね。
ほんと、ハッピーな気分になります。

アンマー/かりゆし58

最後に渋滞

このまま順調に走れば、18時には到着する算段だったのですが、
なんと中山峠にさしかかる前で大渋滞に。

SNSで調べてみると
どうやら路外への転落が絡む事故があったようです。

他に抜け道もないし、
じっと徒歩なみのノロノロに堪えていきますか。

そんな中、PlayList最後の「マツケンサンバⅡ」も終わってしまい、
何かアルバムでもチョイスすることに。

今日のところは Japan 一色に収めよう、
ということで、到着まで以下の2枚を聴いたのでした。

アルバム 1枚目  Super Folk Song/矢野 顕子

1992年リリース。
東京の津田ホールと長野県松本市のザ・ハーモニーホールで収録。
全てピアノ弾き語りで、編集などを一切しない「一発録り」。
同時に収録風景を収めたドキュメンタリー映画も制作。
当時の凄まじい緊張感がふんだんに伝わってきます。
収録曲は他のミュージシャンの曲のカバーや、
作詞・作曲の提供を受けているものが多い。

Super Folk Song(映画「SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女。~」)
/矢野顕子
作詞:糸井重里、作曲:矢野顕子

アルバム 2枚目  東京は夜の7時/矢野 顕子

1978年、中野サンプラザ・渋谷公会堂で収録したライヴを、
1979年にリリースの2枚目のライヴアルバム、通算5枚目のアルバム。
参加ミュージシャンはYMOの他、コーラスに山下達郎・吉田美奈子。
1曲目「God's Loyal Love~東京は夜の7時」は、地球規模の時差を歌っており、
「食べ物もなくて困っている人もいるでしょう」
「テレビを観ている人もいるでしょう」
といった歌詞は人類規模の格差と愛を感じる。
童謡「さっちゃん」や「行け柳田」などは、二十歳そこそことは思えない歌いっぷり。

東京は夜の7時/矢野 顕子

事故現場は喜茂別側の峠上り口で、
そこを過ぎると流れは順調になりました。

爽やかな晴天の中、今回も好みの音楽とともに
走行距離 370kmのドライヴを満喫したのでありました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?