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いつでも歌があったから

小学2年から高校2年の退団まで
約9年間所属していた児童合唱団の
定期演奏会に行ってきた。

567対策は万全。
入館時の検温とその記入。
手指消毒の徹底。
先生を含む団員全員のマウスシールド着用。
それにより声が遮断されるため、
全員にピンマイク。
換気のためのいつもより多い休憩。

ひとりで行って、
何かが感無量で、感動で、
たくさん泣いてしまった。

16年も時が経つのに
それでも知ってる懐かしい曲も沢山あって、
いい意味で変わらない合唱団の姿に
とても感動した。

567禍で
海外への演奏旅行を始め、
コンサートへの出演ももちろん無くなり、
普段の練習すらままならない状況。

練習場所の公民館も閉鎖したため、
リモートで練習したり、
上級生が練習動画を率先して作っていたそう。

私が居た頃では考えられない練習のあり方。

だけどそれを乗り越えて
楽しそうに歌い、踊る現役生の姿を見て、
自然と涙がボロボロこぼれた。


合唱団の思い出は山ほどあり過ぎて、
どれを話したらいいのか分からないけど、

とにかく私は、ずっと歌が好きだった。

先生を困らせる問題児な時もあっただろうけど
それでも練習は欠かさず行ったし、

何十年前の映画やアニメの曲だって
どこにあるかも分からない国の民謡だって
誰もが知るクラシック曲だって

どれも、いつも口ずさんでた。

それは今でも変わらない。

どんどん難しくなっていくJ-POPもいいけど、
懐かしのあの曲たちはいつだって素晴らしい。

卒団してからも
社会に揉まれて苦しい時は、
なぜだか帰りたくなる、
自然とみんなが戻りたくなる場所。

そこにはいつまでも少年のような先生と
大好きな歌がある。


私たちにはいつでも歌があったから。

私は今日もあの曲を口ずさむ。


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