プロフィール

ましろ うみ

大阪生まれの横浜育ち。記憶に残っている一番古いセリフは「朝から何も食べてないからもうお腹ペコペコ」。当時年長さんのお遊戯会でネズミ役をした時のもの。

そこそこお勉強ができたはずだったが、中学2年の夏にアニメの魅力に取り憑かれそこから勉強そっちのけでアニメにハマる。高校へは進学せず声優になりたい!専門学校に行きたい!と言うものの父親の「仮にすぐ声優になれたとしても女の子だって声変わりする可能性があるんだから、その役の声が安定して出せるとは限らない。だから(成長が安定するであろう)高校まではきちんと行きなさい」という、今となってはとっても親バカな説得を受け、願書提出締め切り直前に一番家が近いからという理由で選んだ高校へ進学。

高校生のうちにせめて何か出来ないかと思い、演劇部の門を叩く。そこで初舞台を踏み、カーテンコールでの拍手を浴びる気持ち良さに舞台演劇もいいなぁと思い始める。3年になる頃には「一生アルバイトでもいい、ずっと芝居してたい」と言うまでになる。委員会での仕事に忙殺されながらやはり願書提出ギリギリになって、担任の先生がめちゃくちゃ調べてくれて、「俺は一番ここがいいと思う」と言ってくれた舞台芸術学院を受験。見事合格。

不慣れな環境で上手く行かず、1年半の休学をし、復学するも卒業を間近に控えた1月に体調を崩し中退する。卒業は出来なかったが、基礎の授業を2回受けるという贅沢な学生時代を過ごす。

専門学校中退後、役者あるある(かもしれない)の「周りの友人は社会人をしている」「結婚している」「子供も生まれ始めた」という状況下で「私は何をしているんだろうなぁ、まっとうに生きて行こうか」と思うものの、卒業公演を降板したという事実が引っかかっていた。

そんなある日、高校演劇部時代の後輩より、「うちの劇団で今度芝居があるのだが出演してみないか」と誘っていただく。よし、これを我が人生の卒業公演にしよう!と決め出演するも、終演後当パンに折り込まれていたオーディションのチラシを見つけすぐさま応募した。

そこで共演した友人の薦めでG/9-Projectに入団。役者としてはもちろん、制作仕事や当日受付、演出助手などたくさん勉強をさせてもらった。しかし、その後体調を崩し劇団を退団。

3年後の2020年2月に神奈川県演劇連盟の合同公演にて復帰を果たす。


30歳という役者あるある(だと思う)の「30歳。周りの友人もそこそこ中堅社会人。ここで区切りにしようか」という考えは微塵も浮かばず、むしろ「いやあこの人生色々ありすぎて役者でもしてなきゃ精算できないだろ」と開き直る。そんな矢先のこのご時世。

専門学校時代の先生の名言「どんなに悲しいことがあっても、辛いことがあっても、『また私、芝居が上手になったわ』って思えばいい」という言葉をほぼ週1レベルで呟きながら、次の舞台への準備を自分のペースで進めている。



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