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色弱な私と 失語症の娘のことを綴る 彩りを奏でるハーモニー 時に愛に縛られる苦…

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色弱な私と 失語症の娘のことを綴る 彩りを奏でるハーモニー 時に愛に縛られる苦痛を呟いています 母として 女としての日常を 共感できる人と共に共有したい 良かったら声をかけてもらえると励みになります

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  • 森のカフェ

  • 苦痛な愛

    愛の深さとは これも愛なのか 手探りのあい

  • 奏心声音

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  • 就労支援指導員として

    みんなの笑顔に出会いたい

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はじめまして

なんとなくはじめてみました。 日々思う事と 束縛とは愛なのか   束縛される女の気持ちを しばらく綴っていきたいと思ってます 色弱者です 自分が理解出来る色の中だけで生きています 小学二年生の娘は 失語症で   音を奏でることができません そんな2人でも楽しく毎日を彩り 奏で生きています よろしければぜひ 仲良くして貰えると嬉しいです

    • 奏心声音㉓

      9月も終わろうとしている 僕はこの9月に何か自慢できることが出来ただろうか 人に誇れる何かを そんなことを考える日曜の午後 隣では折り紙に夢中の少女がいる 『でかけないか?』 小雨の降る中 僕は少女に尋ねる 彼女が暇そうに見えたわけではない 笑顔にしたいと思ったわけでもない ただ自分の気持ちが前に進まないことに苛立っただけだった きっと僕は無表情で 声は曇っていたんだろうか 最高の笑顔で彼女は僕を見上げて いじわるそうな顔をして一本のマジックペンを差し出してきたんだ

      • Cafeレポ

        京都の南山城小学校を抜けると 車幅1台分の細い山道が続く その中を走ること3分で 森の中に小さなカフェを見つけた ひっそりと  でも何か愛くるしいこのお店 【Garden Cafe mim】 鳥のさえずりと 澄んだ空気に誘われて ちょっとここでひと休み 心地よいピサの香りに誘われて進んでいくと 可愛いログハウステラス((o(。・ω・。)o)) なんかアメリカンな感じが良き 今回は外のデッキでひと息つこう 隣に可愛いフクロウの木彫り わたしは 平飼い卵のカルボナーラ

        • ~恋 橙 雪~

          嘘から始まる恋をした きみの笑顔を想像し きみの泣き顔も きみの悲しみの顔も きみはかわいい服を着て 髪を束ねて歩いている オレンジ色のアネモネの花畑の中で 振り返ってぼくに微笑む きみ アネモネの絨毯の上で ぼくたちは ゆっくりと語り合う きみに恋したこと そして二人のこれからのこと 気が付くと アネモネの花は雪に変わり  見渡すかぎりの白銀の世界 二人の間には とけだした雪だるま 『ちょっと熱いのは苦手なんだよ・・』とはにかんでいる そこで僕は目が覚めるんだ

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        はじめまして

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        記事

          この道のり

          ふと思い立つ 『イルカに会いたい』 遠い道のりを歩き 障害物を避けて くたくたになって ようやくたどり着く きらきら光る水面に 優雅に泳ぐ イルカ 自由に  その光景を見ながら ほっと心が癒される そう この光景が見たかったんだ そして気が付く 私に会いに来てくれる人も たくさんの障害を乗り越えて ややこしい道を渡り くたくたになっているはず だから 会いに来てくれる人を 大切にしたい わたしに会いに来る道のりが スムーズで わくわく時間になるように 君

          この道のり

          なんだろう 朝から全くやる気がない自分に嫌気がさす・・ そっか たまに来るこの感情  努力は報われるって嘘

          なんだろう 朝から全くやる気がない自分に嫌気がさす・・ そっか たまに来るこの感情  努力は報われるって嘘

          奏心声音㉒

          暑さで目が覚める朝 九月も後半に差し掛かったというのにこの暑さ 窓の外には勝ち誇ったかのよう前顔で 太陽が笑ってる 風だけは秋の香りが漂い ぼくたちの周りを踊る 朝食の後に二人で庭の緑に潤いとあいさつ 今日もしっかりと笑顔で そんな少女は 学校で行われる文化祭の演劇に励んでいる いったいどんな役をするんだろうか 声を持たない少女が演じる役は・・・ みんなを見守る大木なのか 風で揺らぐ草花なのか こんなことを思いながらも ここ最近 体調を壊して寝込んでいた僕は つい毎

          奏心声音㉒

          花月道

          ぼくの肩に 夕日のように染まった君の顔が 『もう少し・・・』 君が消えそうな声でつぶやく いったい何を君は待ってるんだろう そう思いながら空を見上げる 君と出会って 二人で夏を感じた 会えない時間も 同じ花火を語り合った  会えない夜も おやすみと伝えあい 会えない朝は 二人で目覚める 君とのたくさんの思い出を優しく夕日が包み込んで 新しい二人の季節がやってくる これからの二人の 新たな思い出の道 希望の道 この道にたくさんの花を咲かせよう 『わ~ 見えた!』 僕

          コスモスと愛と宇宙

          9月14日 秋桜で愛の再確認をする日 2月のバレンタインで愛の告白 3月のホワイトデーで両想いを気づき そしてその半年後 9月でさらにその愛を再確認のため 相手にお互いが秋桜をプレゼントする 花屋のたくらみかもしれないが素敵なイベント 9月半ばだというのにまだまだ確実に厚く真夏日のような日差しの中 道端には色とりどりの秋桜が咲いている 私の住む田舎ではピンクと黄色の秋桜が多い ピンク・・・純潔 黄色・・・幼い恋心 まさに愛を再確認するに適しているのだが この秋桜の

          コスモスと愛と宇宙

          ライン

          蝉の声から 虫に声に 憧れから 愛おしさに 恋から愛に代わる瞬間 恋と愛の違いが何なのか 最近よく耳にすることがある 『恋は空』 『愛は宇宙』 恋はつかめなさそうで掴める 近づくことが出来る  そしていつも眺めることが出来るんだ そして移り気   笑顔でにこやかな晴れ空  少し不安な気分の曇り空  悲しい気持ちの雨の空  喧嘩した日は嵐の夜空  ほっこり温めてほしい雪空  心穏やか月夜空  ・・・ たくさんの表情を持つ空はまさに恋心と同じ ね~ 君の今日の空はどんな

          昔から遠足の前 旅行の前 試験の前 必ず熱出してた 晴れ女なのに自分は熱出いけないこと多かった……

          昔から遠足の前 旅行の前 試験の前 必ず熱出してた 晴れ女なのに自分は熱出いけないこと多かった……

          奏心声音㉒

          夏休みが終わり 彼女の希望に満ちる笑顔が戻る 僕は相変わらず仕事 昼間 ずっと留守番をしてくれていた 初めは手直しをしていた 洗濯たたみも 近頃  店に並べれるのではないかと思える程 綺麗にたためているが 変なこだわりが目立つ 色分けをしたり 裏返しのままのものに関しては 『自分でたたみなさい』 の手紙が添えられている そんなこだわりも 成長だと捉え 僕は彼女の言うとおりに はにかみながら 後始末をしている そして 彼女は今も 色鉛筆を揃えている 何かある度に ご褒美

          奏心声音㉒

          9月なのにまだ暑く でも空にはたくさんのトンボ 少し秋を感じる 午後

          9月なのにまだ暑く でも空にはたくさんのトンボ 少し秋を感じる 午後

          過ぎ行く時の中で

          月明かりが  君をいっそう美しく照らす そんな夏の夜に 僕は君と出会った 人生に迷い 悩み 苦しみ どこか遠くへ 誰も知らない所へ 目の前にぼんやりと無数の星が…… どうやら僕は 見知らぬ山奥のキャンプ場に来ていたらしい 無数のテントの灯りは 満点の星空のように暖かく 僕を迎え入れてくれた ふと 心地よい音色が 心地よい風と共に 僕の耳にたどり着く 音色の方向に目を向けると 満天の星の中で 月明かりに照らされて   口笛を吹く  君が…… その音色は  疲

          過ぎ行く時の中で

          カンシトイウナノアイ

          君の愛が深く 君の愛が熱く 君の心が曇り 君の涙が枯れ 君の愛が苦しみに変わり 君が叫ぶ 君が泣き 君が項垂れ 君が風になり 君が泡になり 君が崩れていく      だから 君は知ろうとする 君は見ようとする 君は聞こうとする 君は触れようとする 僕だけが知らなかった 僕だけがそこにいなかった 僕だけが聞いていなかった 僕だけが遠ざけられていた   苦しみの中を彷徨う 全てを知ろうとする君はそれを愛だと勘違いする 愛おしい眼差しで見つめているんじゃなく 悲しみ

          カンシトイウナノアイ

          奏心声音㉑

          深夜に耳元で苦しい息遣い 僕はいつ眠りについてしまっんだろう ふと隣で寝る少女をのぞき込むと 息遣いも荒く 涙を流していた 泣くことも出来ず 助けを求める声を持たない少女 苦しさに1人で耐えていたのかと思うと 僕の心は痛んだ こんなことを何度繰り返しただろう 前日から体調が悪いことを知っていたのに なぜ僕は寝てしまったのか 髪を整えることも忘れ 僕は少女を抱えて救急病院に走る 車中て少女は 苦痛に歪んだ顔で僕に笑いかけてくれる でもその笑顔は涙でにじんでいた 子供が大

          奏心声音㉑