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【いまさら】花束みたいな恋をした【見た】

いまさらながら「花束みたいな恋をした」を見た。

この映画が公開された当時のわたしは大失恋中だったので、恋愛もののドラマも映画も漫画も何ひとつ見られなかった。

月日が経ち、TikTokでこの映画の切り抜きが流れてきた。

ちらっと切り抜きを見た感じ、自分が想像していたラブロマンスではないようだったので、見てみることにした。

なんなら、麦くんと絹ちゃんの口調と自分が書く記事の文体がそこはかとなく似ている気がしてちょっとキモかった。

映画を見て感じたこの映画で議論されるポイントは大体この2つなのではないだろうか。
以降ネタバレを含む気がするので、今もなお見ていない方は読まないでほしい。

①相性抜群だった2人のズレはどこから始まったのか

②どうすれば2人の別れを防ぐことができたのか

今晩はこの2点を考察していく。いまさらながら。

①相性抜群だった2人のズレはどこから始まったのか

わたしは絹ちゃんが辛い就活から逃げ出し、束の間の幸せな同棲を選択した時点からズレが始まったと思っている。
あそこで絹ちゃんがどうにか学生のうちに内定をもらっていたら、2人は同棲しなかった気がするし、絹ちゃんが社会人1年目の5月とかで2人は別れたと思う。
上記のことからもわかるように、わたしはあまりこの2人が永遠にうまくいく未来が見えないので、お互いの違和感に気付いて早々に別れる案を推したい。
そもそもで2人は出会うのも遅かったと思う。大学1年の時に出会えてたらよかったね。自分の将来を後回しにして遅れた青春を取り戻すためにフリーターになったように見えて2人とも痛かったな。
一番痛かったのは麦くんかな。趣味全開でぼやーっと生きてたくせに、金欠の現実を目の当たりにすると好きなことをやってる人を「遊んでるだけ」と軽蔑しだす。キショ男でした。
2人の相性がぴったりなだけあって絹ちゃんも相応にキショ女だったけど、実家太女だからこその余裕があったのでこれは麦くんの負け。

怖いくらいに相性抜群に描かれていた2人がちょっとずつ合わなくなっていくっていう悲しさがあったけど、大学生で時間もお金も余裕があったっていうのがこの2人の相性抜群の条件で、この条件のうちどっちか1つが無くなると途端にダメなんだよね。
2人は凸凹じゃなくて瓜二つって感じだから、お互いの足りないものを補完し合えない関係なんだよね。そんな2人がよく5年も続いたね。最後の2年くらいはうまくいってなさそうだけど。

②どうすれば2人の別れを防ぐことができたのか

①の通りわたしは2人の別れは避けられないと考えている派なので、あんまり思いつかない。
強いて言うなら、2人が大学1年で出会って3年くらいまでに学生特有の恋愛をやりきって、就活のタイミングで麦くんの意識を変えて就活させて、2人で揃って社会人になっていれば結婚したかもと思う。
この2人の関係性は時間とお金のバランスの影響を受けるから、ライフステージが同じならずっと共感しあえて別れなかったかも。
まあ、知らんけど。

絹ちゃんも麦くんも理屈っぽくて独特のウザさがあるじゃん。だからこそ共鳴したみたいな。特に絹ちゃんは大学の女友達も登場しないし、クリニックの同性のスタッフとも仲良くなさそうだったし、大学でも浮いてたんじゃない?
この2人って恋人より親友の方が一生続く関係だったんじゃないかなと思う。
シンプルにこの2人のどこに恋愛に発展する要素があったのか謎に思ってる。
趣味が似てて、独特のクセの強さが似てて、服装の系統も似てて、それがたまたまフリーの異性で。瓜二つの存在で似てるだけなんだよね。
「この人と感性似てるな〜」で恋愛しないから、この感じわたしにはあんまりわからない。

それではまとめに入っていく。

①相性抜群だった2人のズレはどこから始まったのか

→絹ちゃんが就活から逃げ出した時

②どうすれば2人の別れを防ぐことができたのか

→2人揃ってフリーターにならず新卒で社会人になっていたら、結婚してたかもね

「花束みたいな恋をした」はいろんなことが対比になってて、見てて疲れました。
絹ちゃんと麦くんみたいな恋愛をしたことがある人は国内に1000万人くらいいると思うので、何かしら受け取るものがあると思う。
5年のうちのどこかだけでも共感できた人は多いと思う。

うん、もうお腹いっぱい。

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