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コミケ、行ったことある?

日本が世界に誇る文化である漫画とアニメ。
この二大巨頭が織りなす最大級のイベント、コミックマーケットをご存知だろうか。

わたしはコロナ前に夏冬それぞれ何度か行ったことがある。コロナ前はお昼くらいにいけば待機列無しに無料で入場できたのだ。

コミックマーケットは基本的に夏のお盆の3日間と冬の年末の3日間の年2回行われていた。
コロナ禍は感染症対策のためにGW開催だったこともあるし、開催期間も夏冬それぞれ2日間に短縮されている。

コミックマーケット、通称コミケ(夏コミ、冬コミとも呼ばれる)は原則として同人作品の即売会だ。
「同人作品」と聞くと特定の漫画やアニメを好み画力に自信のあるオタクが二次創作(原作となる作品を利用し独自の漫画や小説、グッズなどを作ること)して卑猥な作品を作りその界隈で売買する、みたいなイメージが強いかもしれない。

実際こういうパターンも少なくはない。
でもそれ以外にも健全で素敵な商品は沢山あるのだ。

コミケは同人作品を販売をする①一般ブースと漫画やアニメ作品の公式グッズを販売する②企業ブースが存在する。
それ以外で有名なのはコスプレイヤーと撮影者たちが集う③コスプレエリアだ。

②は公式グッズが買えるので俗に言う「公式に金を落とす」ができる。
①③は同人作品に理解のない人には厳しい世界だ。
正直、わたしも厳しいというかどうでもいい世界だ。

①②共通して言えるのは、売切れ御免ということだ。在庫は潤沢ではない。
人気の商品は朝イチで待機列が作られるし、何よりも早く入場するためのパスが必要になる。
戦争である。

①は売上から利益を出してはいけないというルールがあるので、本当にその場限りだったりする。
※完全オリジナル作品は利益を出してもOK

②はコミケ先行販売なことも多く、後日一般販売されることもある。

公式グッズが欲しければ企業ブースだけ楽しめばいい。
ただし、必ずしも好きな漫画やアニメのグッズが販売されている訳では無いので、行く前には必ずXで「好きな作品名 企業ブース C104」とかで検索して情報収集するといい。

ちなみにCから始まる数字はコミケの開催回数だ。
今年の夏がC104、冬がC105だ。
1年に2回程度のペースで開催されてきたことを考えると、始まってからもう50年くらいになる歴史あるイベントであることに驚きだ。

何が書きたいかわからなくなってきたけど、つまりは初心者にはややハードルの高いイベントだということだ。

わたしも実際に行くまでは敬遠していた。
ルールが多くて大変そうだと思っていたからだ。

ここで一つ疑問が生まれている人も多いだろう。この人、コミケ語ってるけど何なの?と。

わたしはオタクではないと思う。
ただ、幼稚園児の頃から特定の漫画・アニメで好きな作品があり、大人になった今もグッズを買い集めている程度だ。
ちなみに、BLやGL作品には興味がない。

また、わたしは好きなものの良さは自分だけがわかればいいと考える同担拒否的な要素を強く持っているので、同じ作品を好む同士と深く語り合いたいとは全く思わない。
作品に関するイベントは全て一人で参加している。

だから一般的なオタク像からは少しズレていると思う。

そんなわたしがコミケに行った理由、
それは人生経験の一環としてだ。

好きな作品があり、エンタメも好きなのに世界最大級のイベントに行ったことないって、もしかして損してる?

そう思ったことがきっかけだ。

コミケは今でこそ運営がしっかりしているものの、元々は漫画好きのオタクたちが始めたイベント。独特のルールが多く存在する。

この独特のルールたちを事前に調べて参加したコミケは普通に楽しかった。
ただの散歩として楽しんだけど、ルールを守ることで参加している感覚になれた。

まだコミケに参加したことのない人は人生で一度訪れてみるといい。
人生観がちょっと変わる。

ただし、ルールとマナーは徹底的に調べて守ってほしい。未来のコミケ開催のためにも。

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