第4回ツーリング〜秩父わらじかつ丼編〜
度々お邪魔します、Jです。
10月に入りだいぶ涼しくなってきて、「何か」に最適な季節がやってまいりました。「何か」とは、そう、もちろんツーリングでございます。
クアッドのバイク好きが集うチーム「バイクでどこ行く？(仮)」のメンバーも、みんなソワソワして、いつも「次はどこにいこうかね〜？」と盛り上がっております。
今回は、昨日行った秩父へのツーリングの模様をタイムリーにご紹介します！
1.営業時間は？
9月中頃に、LINEで次はどこに行くかをみんなで検討していて、秩父がいいんじゃないか、みたいな話をしていたら、たまたまTVで秩父のわらじかつ丼の名店「安田屋」が紹介されていて、よし！そこに行こう！という話になりました。
その後、お店の情報を調べていたら、名店にありがちな閉店時間の早さ。しかも、ネットの情報が曖昧で16時半まで空いてるとか、16時で閉まるだとか…
第2回ツーリングの水沢うどんのことが頭をよぎったものの、まぁいいでしょ！行きながら考えれはいいっしょ！という楽観的なメンバーばかりだったのでした。
2.天気は？
前日にリーダーましかくくんが、ましかくレーダーなる雨雲探索アプリを発動し、「秩父、雨が降るかもよ」とのお知らせがLINEに流れました。
細かく時間単位で雲の流れをみられるましかくレーダーによると、雨降りそうだけど、なんか大丈夫そう、という曖昧な状況だったので、念のためカッパは持って行った方がいいかもねぇ、という話に。
3.出発時間は？
例の如く、当日は松戸のレッドバロンに集合。メンバーのEちゃんは集合時間よりだいぶ早くきて、次に買うバイクを選んでおりました。
実はこのツーリングの少し前に、Eちゃんは迷惑な車に追突される事故に遭い、怪我は大したことがなかったのものの、愛車のCB750はオシャカになっていたのでした。
今回のツーリングには、バイクを4台も持っているましかくくん秘蔵のW800を借りて参加するものの、事故の相手から相当な保険料がもらえることが分かったEちゃんは、早く次のバイクが欲しい、ということで、レッドバロンの店長にいいバイクを探してもらっていたのでした。
1台目のCB750を購入するときには、男勝りの決断で即決したEちゃんでしたが、今回はなかなか選べず、「CB400スーパーボルドールか、このニンジャか…」と迷っていたのでした。
そうこうしてると、ましかくくんは店長に幻の旧車を勧められ、「これはエンジン音が最高！やばいー！欲しいー！350万？」、社員Gはでかいアドベンチャーバイクにまたがり、「これ欲しいんですよねー」、ヤンヤヤンヤと収集がつかない盛り上がりに…
バイク好きがレッドバロンに来るとこーなっちゃうよねぇ、を絵に描いたような状況。結局、12時半出発の予定は大きくずれ込み、13時を少し回ったあたりでの出発となったのでした。
4.序盤は順調
レッドバロンを出て、外環三郷ICから高速に乗り込み、大泉から関越自動車道へ。ほぼ渋滞らしい渋滞もなく、天候は薄曇りで時折日が差す感じ。高速で安定走行に入ると、風がとても涼しくて心地よい。
とりあえず、休憩で寄った三芳PAで目的の「安田屋」に電話して営業状況を聞こうと思ったのですが、全くつながらず。忙しい時間なのか？お休みなのか？
しかし、出発する時にレッドバロンの店長さんに秩父のオススメを聞いたところ、「道の駅で食べるみそポテトがおすすめですよ！そこでわらじかつも食べれますよ！」と聞いていたので、メンバーは全く焦ることなく、「安田屋さんに間に合わなくても道の駅で食べればいいよね〜」と気楽に考えていたのでした。
5.雲行きが怪しい…
三芳PAを出て、関越から圏央道にうつり、狭山日高ICで下道に降りたところ、目的地の道の駅まで40kmほどの山道。
あれ？これナビ合ってる？下道を走る距離長くない？と不安を感じながら、山道を走っていると、ましかくレーダーの予想通り、雲が出てきて、雨がポツリ、ポツリ。しかし決してザーっとは降ってこないので、止まってカッパを着るほどでもなく…
山道に入ってから、涼しいを通り越して風が冷たくなってきて、インカム越しに「寒いねー」という言葉が聞こえ始めてきました。
しかし、下道に入ってからも渋滞はなく、山道に沿って川が流れていて、景色がとっても良く、雨も降りそうで降らなそうで、でも降ってる、みたいな感じが続いておりましたが、メンバーはそれなりに状況を楽しんでおりました。
下道に入ってから約1時間ほど走って、ようやく目的地の道の駅「果樹公園あしがくぼ」に無事到着したのですが…
がーん！やってない…
慌てて「安田屋」に電話したところ、今度はつながり、「16時半までお店に入れれば食べられますよ。」との話。そして今の時間は16時15分…道の駅からの道のりを考えると間に合わないじゃーないか…
楽観的なメンバーたちの心を打ち砕く事態が、目の前に広がっていたのでした。
6.諦めない心が好機を呼ぶ
せっかくここまできて、わらじかつ丼を食べずに帰れるかー！ということで、みんなでスマホ調査を開始。
意外と開いているお店が見つからないものの、ようやく夜遅くまでやっているお店をみつけ、そのお店は17時から始まるようなので、逆に少し待ち時間が出来ました。
じゃ温泉でもはいる？ということで近くの温泉を探したところ、西武秩父駅前に「祭の湯」を発見。道の駅から5kmという距離。
いきあたりばったりながら、希望を見出し始めたメンバーたちだったのでした。
7.秩父の本気が伺える
5分ほど走るとすぐに「祭の湯」に到着。
こ、これはすごい！西武秩父駅前、というより駅に併設されている施設だったのです！
まるで「千と千尋」のような幻想的な外観！いやがおうにも期待が高まる。
中に入ると秩父のキャラクター「秩父美祭(まつり)」ちゃんが我々を出迎えてくれました。
高いクオリティ、そして可愛い…
社員GとJおじさんは大はしゃぎ。もちろん、温泉も、お風呂の種類もたくさんあり、露天風呂もあって、最高のくつろぎを与えてくれました。
観光にかける秩父の本気を感じたメンバーたちだったのでした。
8.わらじかつ丼、最高！
温泉で身も心もあったまり、秩父という土地が好きになり始めたメンバーたち。むろん、わらじかつ丼にも期待する心が高まっていきました。
向かったお店は「ちんばた」。なんと秩父の街を一望できる山？丘？の上にある居酒屋だったのです。
「祭の湯」からバイクで5分ほどの距離なのに、これまた非日常感たっぷりのロケーション。
お店のオススメは豚みそ丼とのこと。
わらじかつ丼が目的だったので絶対に食べたい。けど、豚みそ丼も食べたい！というわがままを解決してくれる「秩父名物W丼」っていうのがあって、なんとメンバー全員がチョイス。
ほかのメニューもうまそう…
もちろん、レッドバロン店長オススメのみそポテトもメニューにありました！
ようやくわらじかつ丼にたどり着いた喜びと、思ったより遥かにクオリティの高い秩父の観光地としての力に、メンバーの帰りたくないレベルがピークに達して、OJN氏なんかは泊まっていこうかなと画策する始末。
頼んでしばらくしたら、ようやくやってきましたよ！
これがみそポテト！う、うまい！ホクホクポテトに甘いみそがマッチング！これまでのフライドポテトの概念はこのみそポテトで完全に覆されました。
そして、社員Gもとい大写真家Gの手にかかると、このみそポテトがこんな仕上がりに…
どこかの高級バーかよ！って思いました。ちなみに後ろのビールはもちろんノンアルコールです。
そしてお待ちかねの…
秩父名物W丼！うぉー！このボリューム！最高！
わらじかつを頬張ってみると、これまで食べてきたトンカツとは全く別の食べ物でした。
薄い豚肉にカリカリ、サクサクした衣がピッタリ。カリカリなのに、かじると簡単に噛み切れる柔らかさ。そして、衣に味噌が練り込まれているのか、味噌ソースがかけられているのか分からないのですが、とんかつ全体に甘い味噌の味がついていて、めちゃくちゃ美味い！
豚みその方も、炭火焼きの香ばしさと、濃いめのみそタレがご飯にベストマッチ！
※書いている今も、思い出すとよだれが出てくるほどです。
正直にいうと、Jは舐めていました。わらじかつって言っても、所詮トンカツでしょ？って。でも全然ちがいました。全くの別物です。これは絶対に食べてみた方がいいですよ！
9.いきあたりばったり、最高！
帰路も天候は相変わらず、降っているのか、降っていないのか、という状況のまま、ザーザー降りにはなることは一度もなく、無事に戻って来たのでした。
今回は、楽観的なメンバーの極めてゆるい計画のもと遂行されたツーリングであったため、一つも予定通りには行かなかったものの、終わってみれば最高の旅になりました。
「迷わず行けよ、行けば分かるさ」とは、まさにその通りだなぁと感じさせられた第4回目のツーリング。
次回のツーリングも目下企画中。楽しみの尽きない、いい季節ですね！
それでは、またここでお会いしましょう！
追伸:Eちゃんは未だバイクを決められず、「人生で一番悩んでいるかもしれない」、とのコメント。果たして、どんなバイクを購入するのか？乞うご期待！
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