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【親愛なる著】人生をともに歩いてきた本

本っていいですよね。

会うことが難しい人物の話をいつでもすきなだけ聞ける感じがします。

今回は私の人生に影響を与えた本の紹介です。
私は読まなくなった本は処分していく人間なのですが、ずっと手元にのこっている親愛なる本たちです。

私が読書を始めたのは28歳のころ。
働いていた社長に本を読めと言われたのと、自分の実力のなさを痛感したときでした。

初めての読書は『28歳の仕事術』という本です。まんまですね笑
それでも私の読書習慣の第一歩だったので、思い出のある本に間違いありません。

それでは、いきましょう。


自由の牢獄

ミヒャエル・エンデ作。ちょうど私が独立するため退職した時に出会った本です。明日から何をしても良い。自由を実感したと同時に何も選べない不自由さも痛感しました。本当の自由を手に入れると人は何もできなくなる、不自由さは幸せにつながることもあると、知りました。そんなことに気付かされた本です。

星の王子さま

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作。知っている方もたくさんいるでしょう。しかし私が知ったのは30歳過ぎてから。
ちょうどエンデに影響を受けて児童文学を読み漁ってた時に出会いました。もっと早くこの本に出会いたかったな。と感じます。
『まるで大人みたいな言い方するんだね』
『大切なものは目に見えない』
この2つが好きな言葉です。

自助論

サミュエル・スマイルズ作。天は自らを助くる者を助く。はこの方の言葉。花のある実績を残した人がすごいように思えるが、本当の偉業とはとてつもなく地味であること。そしてそれがどれほど困難な道か、甘ったれた幼稚な私の心を打ち砕いてくれた本です。

モモ

ミヒャエル・エンデ作。エンデを知った最初の本。時間泥棒という概念を違った視点で考えることになった本でした。現代の本当の時間泥棒は誰なのか。『物が増えても心が満たされない社会』と感じるのはエンデの思想を受けていると感じます。また、児童文学というカテゴリそのものを批判していたエンデの考えに共感し、児童文学を読み漁るようになりました。

ヘッセ 人生の言葉

ヘルマン・ヘッセ作。エッセンシャル版で小さな本なので常に持ち歩いてます。詩は心の栄養。詩を読みなさい。いつも綺麗な言葉に触れていなさい。私は言葉の美しさに惹かれました。綺麗な心を持つには綺麗な言葉に触れていれば良いと考えたからです。詩に触れる習慣は続けていきます。

自己信頼

ラルフ・ウォルドー・エマソン作。徹底的に自分を信じることを伝えています。100ページほどの本なので、一気に完読します。『もし私が悪魔の子として生まれたなら、誰が何と言おうと、私は悪魔として生きていく』

ピープル・スキル 人と"うまくやる"3つの技術

ロバート・ボルトン著。これを読んで私のコミュニケーション力が一時的に0になった衝撃の本です。私の話していることすべてが悪手だったのです。
この本の読み込みと実践によって、対人関係は劇的に改善されました。

こちらで紹介しています。


仕事は楽しいかね

デイル・ドーテン作。私の仕事感に影響を与えた本といえば間違いなくこれ。手持ちの本の中で一番読み返している本です。ページが剥がれそうな部分も笑。成功や失敗を考えるのではなく、変化することを考える。『昨日と違う自分になる』これこそが本当にシンプルな成功哲学だと感じました。

嫌われる勇気

岸見一郎、古賀史健著。原因論からの脱却、愚かな自分と向き合う勇気、自分の人生に責任をとる覚悟。他人の目を気にしていた自分を罰していたが、目的論という可能性のある思考に救われました。原因論からの洗脳を解いてくれた一冊です。

あとがき

最初の本は仕事のスキルアップなどハウツー本が始まりでした。いえ、その前は漫画でしたね。
しかし、いつの間にか、本棚の種類が児童本で埋め尽くされたり、詩人の本で埋め尽くされたり、自己啓発本で埋め尽くされたり。
そんな本棚の中の季節を見ていると、自分が何が好きなのかよく見えてきます。

思想、哲学、詩。
言葉の力や美しさに私は惚れてしまったのでしょうね。

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