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仕切りなしパッカーンでぶったまげ!ドイツで初めての産婦人科に行ってきた

こんにちは、ドイツに住む移民 ちぎらです。

先日、ドイツで初めての産婦人科に行ってきました。

国が違えば、産婦人科も違う。

ということで今回は、ドイツで初めての産婦人科に行って驚いた点を書いてみたいと思います。

今回、産婦人科にお世話になった理由は定期検診。
実は日本にいるときから、半年に一度の定期検診を受けていました。

最後に日本で検診を受けたのが今年の2月で、ちょうど半年後の8月が次の検診のタイミングだったので
日本で先生に書いてもらった紹介状を持って、不安のなか産婦人科に向かいました。

何が不安かって?
初めての海外での産婦人科だから?

たしかにそれもそうなんですが
実はこの紹介状、ドイツ語でも英語でもない、なんと日本語で書かれたものだったからです。

紹介状を書いてもらうにはそれなりにお金もかかるし、日本語で作成してもらっても現地の先生が理解できなかったら意味がありません。

作成してもらうか迷いましたが、先生いわく
「名称や症状は英語で世界共通だから、きっと大丈夫」とのこと。

出来れば英語で書いてもらいたかったのですが、日本語しか対応できないと言われたので仕方ありません。
おじいちゃん先生だったし…

海外で初めての産婦人科だし、英語で説明するのもあまり自信がなかったので
ある程度正式なものを持っていった方が何かと助けになるかも、と思い最終的に紹介状を書いてもらうことに。


受付を終え、待合室で問診票を記入。
待合室は落ち着いた印象の雰囲気で、ちゃんと子供用の絵本や遊び道具なども用意がされていて、子連れのママさんにも配慮がされている様子。

日本の問診票との比較で一つだけ気になったのが
「複数のパートナーと関係がありますか?」という質問。
さすがこういうところはなんというかオープンというか
日本ではなかなか見かけない項目。
でもたしかに診察をする上で大事な質問なのに、逆に日本では聞かれない方が不思議なのかも?

記入済みの問診票と共に、日本から持参した紹介状を受付スタッフの方に渡すと、その紹介状に目を通しながらパソコンに向かってなにやら記入している様子。

お、紹介状役に立ってるのかも!と少しほっとしていた愚かな自分。

すぐに別の部屋に通され日本での診察と同じように、まずは血圧を測定。
血圧に問題はなしだったので、そのまま内診室に通されました。

産婦人科に馴染みのない方も読者さんの中にいるかもしれないので念のためご説明すると、内診室とは子宮や卵巣周辺を実際に先生が触診するための診察室のことを指します。

誰もいない内診室に入って少しすると、元気ハツラツ!という言葉が似合う女性の先生がすぐに入ってきました。
前述の紹介状を改めて先生に渡してみると

先生:「中国語で書いてあるし情報が不確かだから、とにかく細胞検診してみましょう」
わたし:「あ、日本語なんです」
先生「あ、日本語なのね!わたしには中国語と日本語の見分けがつかなくて。ごめんなさいね。」

とばっさり言われてしまい、結果的に全く役に立ちませんでした。

うん、ですよね。
まあ最初から期待していなかったのでいいんですけど。
いいんですけど!!!(泣)


膣や子宮の中を触診するので、診察の際は当然、お着替えルームで下着を脱ぎます。
日本だと、パンツを脱いでも下半身真っ裸にならないように、内診の可能性がある場合はスカートを履いていく人が多いと思いますが、その日は筆者はスカートではなく普通のズボンを履いてきてしまったので、下半身真っ裸に。

うう、大事なところに葉っぱをかけたい。

そのまま内診台と呼ばれる椅子まで移動し、お股をパカっと開いた状態で座ります。簡単にお股を開けるように、肘掛けならぬ足掛けがついているのもこの椅子の特徴。
座ったあとは、お股が先生が診察しやすい位置まで椅子の高さが調節されます。

そしてこれが、多くの女性にとって少し恥ずかしい時間。
なんせ自分の性器をときには初対面の人に向かって、パカーンと開いた状態で座るわけですから!

で、今回の内診台がこれ。

内心「カーテンないのかよ!!!」

内診台に座ったことのある方ならご存知かと思いますが、日本の内診室では基本的に内診台と診察をする先生との間にカーテンが引かれています。

診察されているときにお互いの顔が見えて気まずくならないための、厚さ5mmの救世主。これがドイツにはなかったんです!

わーどうしよう…!うーん、とにかく初体験ってことで楽しもう!
と自分に言い聞かせ、スカートも葉っぱもカーテンもないまま先生にお股を広げる始末に。

でも、診察が始まると正直そんなに不快感はなかった、というのが正直な感想。

膣内に先生の指や器具が入ってくる感覚がいつも違和感で慣れないし
心が開ける安心できる先生に常に診察してもらえる訳ではないので
実のところ内診後は気分が落ち込むことも多少ある筆者。

でもやっぱり、産婦人科(内診)が快適かどうかはカーテンの有無ではなく、診察してくれる先生によるところが大きい!
と改めて思いました。

でも日本ではカーテンがあってドイツではカーテンがないのはなぜなんだろう?

ドイツは日本に比べ、性に関してはあっけらかんとしているところもありますが、一方で温泉の文化がほとんどないので他人の前で裸になることは日本人よりも躊躇する人が多いはず。

やはり日本には恥の文化があるからなのか…?

この違い、皆さんはどう思いますか?

それでは今回はこの辺で!

Tschüss!!!(またね!)





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