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大学生活5年目に突入したけど④

もうこちらも第4回を迎えています。
少しでも読んでいただけるだけで幸せです。
もし、共感できる部分があると嬉しいです。

さて、時間を戻すと、
2020年が終わり、2021年に入ろうとしている頃です。

私が所属していた府立大サッカー部は一つの過渡期でした。
2つ上の先輩達が引退し、残ったのは数少ない1つ上の先輩と
多くの同期、つまり1回生です。

前々回に記載していますが、
同期のキャプテンが府立大サッカー部を変革していこうというプロジェクトを立ち上げました。(前々回はこちらです)

2021年に入ると、その同期のキャプテンがチーム全体のキャプテンにもなりました。
経験の少ないチームのチャレンジが始まりました。
ですが、蓋を開けてみると、
その年の社会人大会は1回戦敗退、リーグ戦も全敗と鳴かず飛ばず。
かなりの時間を心がバラバラのまま過ごしていたかもしれません。

ピッチ上の結果は本当に残酷でした。

一方で、ピッチ外の方はというと
(というのもプロジェクトの多くはピッチ外が主体的であった)
やろうとしていることがあまり進んでおらず、
毎回やっていたことと言えば、地域の清掃活動。

仕切りたがり屋の私は、いても立ってもいられず、
自らでリードしていこうと考えました。

3月ごろから本格的に動き始めました。
ポスターを作ったり、広報活動をスタートさせたり。

2021年はあまり変化がなかったかもしれません。(笑)
自分がプレーヤーであったことなどもあり、
マネジメントに専念できなかったことと
当時の記憶がそれほどなかったことが主な原因ですね。

同期の選手が学生監督となってから練習メニュー、試合中の設定を考えてくれました。
私とキャプテンはクラブとしての大枠を作っていっていたような気がします。
本当にうっすらと記憶していますが。

予算を仕分けて、広報費用やチーム強化のための器具などに割り振りをしました。
夏になってからやっとクラブの方針とブランディングが決定したと思います。

当時、私が考えていたのは、体育会とサークルの間にあるこの部活動、
他大学生も参加できるという強みを活かして、
挑戦する人たちの実践の場として部活動を提供することでした。

サッカーだけやっていても、何の身にもならない。
自分本位なサッカーは誰にも応援してもらえず、
部活動としての存在意義はない。

当時の私はそんな風に考えていました。キャプテンも然りです。
だから、とにかくこの部活動に入ることによってサッカー以外でも
自分の好きな分野やスキルを試す場にして欲しいと考えていました。

そういった学生が入部することによって、
部活動の影響範囲を広げるとともに、
地域へ熱狂を届けられると本気で考えていました。

夏頃には、その考えを部活動の皆の前で話したことは覚えています。
入ってきた1回生はポカンとしていたかもしれません。
「やれるやろ」
私はやる気に満ち満ちていました。
私の標準は来季のスポンサー獲得と入部者数の増加、
ピッチ面の強化へと向いていきました。

これが、キャプテンとの出会いと共に、
サッカーの道に引きずり込まれる2つ目の原因だったかもしれません。


大学2回生の夏は私にとって転機だったかもしれません。
私は、その頃はまだサッカー業界に入りたいとも考えていませんでしたから教員の夢を諦め、私は政治家かジャーナリストになるのだと
当時考えていたと思います。

大学2回生の夏前、自宅のポストに
政治家インターンシップ募集というチラシが入っていました。
今考えると、インターン生がところどころに
バラまいていたのでしょう。

私は、当時のキャリアイメージにうってつけだと考え、
政治家とはいかなるものか、見てみたくなりました。

すぐさま、自宅の近くでインターンを募集しているところはないか、
調べました。
私には、ある程度の凝り固まった政治思想が存在していたので
少し悩んだのを覚えています。

もちろん、政党名は出せませんが、
京都の地域政党のインターンシップに参加することにしました。
(まあこれで大体わかるのですが)

スーツか何かで面接に行き、自転車で20分ほどのところに
事務所がありました。

名前はもちろん出せないので、E先生としましょうか。
E先生は事務所に入ってきた私を見て、少し驚いていたのか
「真っ黒やね~」と一言。
これぞ京言葉。
おそらく、「お前みたいな肌焼けしたやつは無理やろ」ということだったのでしょう。
アホな私は「ありがとうございます」と。

中に案内され、面接が始まりました。
事務所の中にはE先生の他に、
学生らしき男女がそれぞれ1名ずつ立っていました。

なにかしら、聞かれたと思いますが、
私は高等教育に思うところがあったのでその旨を話しました。
また、サッカーを長年続けてきた理由や
高校時代の活躍なども聞かれました。

後日、採用可否を連絡という形になり、
事務所を後にしました。

1週間後ほどで、採用の連絡が来ました。
嬉しくもなんともなかったのですが、
これでとりあえず政治家を見れると安心していたと思います。


大学2回生の夏、
政治家のインターンシップが始まります。

次回は⑤からです。
何卒よろしくお願いいたします。



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