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何者でなくても書いていいんだ

わたしは文章を書くのが好きだ。

1回、物語風の文章をたくさん読んでもらったときは、しばらくこの傾向でいこうと思っていた。その後に、働き方についての文章をたくさん読んでもらえる機会もあり、自分の文章が分からなくなった。

自分の精神疾患について伝えたいという欲求も満たされ始めたし、母との関係について文章で発散したいという衝動も減った。

それでも、なぜか書いている。目的がよくわからなくなったまま、文章にしてみたいことだけはあるのでぱちぱちとキーボードを叩く日々。


わたしはイラストレーターだから、イラストに置き換えて考える。どんな人にもイラストを楽しんでほしいし、描きたいという気持ちを大切にしてほしいと思う。

だから、わたしは文章について何者でなくたっていい。何者でなくたって書いていいし、何者でなくたって「うまくなりたい」「書きたい」と思っていい。そうやって自分に許可を出すことにした。

そういう風に思えたのは「自分が何を書きたいのかわからない」「わたしが書いていいのかわからない」そんな話をゆっくりと聞いてくれた素敵な人がいたからだ。

だから、小さなこの視界から、書くことを楽しんでいけたら。

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