『億万長者サッカークラブ』東欧編:オリガルヒの台頭 #6「次々と闇に葬り去られていく反体制派 」
裏切られた期待 プーチンに異議を唱えようとして、命を危うくしたのはオリガルヒだけではない。民間の活動家も、当然のように粛清の対象になる。ロンドンでオリガルヒツアーを展開しているウラジーミル・アシュルコフもその一人だ。
今となってみれば、ずいぶん変な気持ちがするだろうが、アシュルコフにも、プーチンこそがロシアに希望をもたらす人間だと、信じていた時期があったという。
「旧ソヴィエト時代の体制から資本主義へ移行するのは、一筋縄じゃいかない。当時は新たな時代を切り拓こうとする人たち