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モチベーションアップの沼

モチベーションに対する勘違い

「ビジネスにおいてどんな問題や課題がありますか?」と
質問した際に返ってくる言葉として多いのが
「モチベーションが低いから」という言葉です。

売上が上がらない
紹介が増えない
商品が売れない

などの問題の根源を
モチベーションだと思っている人が少なくありません。

モチベーションが大切なことはわかっていますし、
モチベーションが上がれば売上が上がることもあるでしょう。
しかし間違ってはいけないのが
モチベーションの度合いと成果はイコールではないということです。

モチベーションを言い訳にする人をプロフェッショナルと呼べますか?

私がいうには、
お客様に何かしらのサービスを提供し、
お金をいただくということは、
その道のプロだと考えます。
飲食店、マッサージ店、美容室、病院など全てに言えます。
イメージしてみてください。

飲食店に行った際に、厨房から
「今日はモチベーション上がんね〜な〜」という声が
聞こえてきたらどう感じるでしょうか。
当然、このお店で料理を食べたいと思いませんし、
例え美味しいお店だったとしても、
おいしさは半減するでしょう。

他にも
これから自分の大切な人の手術があるとして、
裏ではお医者さんが
「今日はモチベーション低い」と言っていたらどうでしょう。
このお医者さんに大切な人を任せたいと思うでしょうか。
当然思いません。

モチベーションアップの沼

社内のモチベーションを測るような
サービスがいくつもあるほど
モチベーションは大切にされています。

このサービス自体否定するわけでは
ありませんが、
モチベーションを測るということは、
会社や上司に対して、社員が評価するという構造になります。
この時点で、社員の立場が上になります。
その結果、
「モチベーションは会社や上司があげてくれるもの」と
勘違いする人まで出てきます。

もちろん会社が社員のモチベーションを上がるような
環境にすることは大切ですが、
「モチベーションが上がらないのが会社のせい」と
なっているのはおかしいです。

プロとして、
モチベーションは自分で上げるもの。
これが正しいと考えます。

モチベーションではなく、アウトプットに注目する

モチベーションに関する勘違いのところでもお伝えしたように
モチベーションと成果は関係ありません。
とはいえ何かしらの光景を見て、モチベーションが低いと
感じていることは事実。

だからこそ
「何かしらの光景は何か?」に注目することが大切です。
例えばモチベーションが低いことによって
訪問数1日10件だったのが5件になっている
クロージング時に「やってみませんか?」という言葉を言わなくなっている
作業時間が30分長くなっている
「おかわりいかがですか?」という声掛けがなくなっているなどです。

モチベーションが低いまたは下がっていると感じたのであれば
アウトプットにどんな違いが起きているのかに注目することです。






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