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なぜ僕はADHDという特性を持ちながらコーチをしているのかを自分史から紐解く③〜自己認知編〜

前編こちら

⓪〜歪み編〜

①〜地獄編〜

②〜病休編〜


他者に無条件に存在を認められることで僕が得たものは自己肯定感でした。

はじめてのコーチングのテーマは「自分のことが大嫌いで信頼できないんです」ということだった

会社員として病休し、ADHDの診断も出て、家族との約束も満足に守れない。
どうにかしたいという思いでコーチングにいったのを覚えています。
僕のコーチは淡々と優しく話しを聞いてくれた上で、自分の好きなところを2週間で50個書いてください。という宿題を提案してくれました。

嫌いだったのは自分ではなく、何かができない自分

結果53個書きました。コーチには53個かけるひとが自分を嫌いとは思えません。と優しく言われました。

気づいたのは嫌いなのは「人の役に立たない自分」「完璧になれない自分」ということ。

そこでさらに完璧な人間とはどんな人ですか?そんな人になれたらどんな人生になりますか?という問いに僕は幸せを見つけることができませんでした。

何かができないことと幸せに生きることを混同しない

僕がここから気づいていったのは「僕ができないことは僕の幸せとは切り離して考えていいことだ」ということです。

忘れ物をする
遅刻する
人に迷惑をかける
から不幸なのではなかったのです。

妻や子供が笑顔でいる。そのために自分も笑顔でいる。自分が笑って生きられるためにはできることがいっぱいある。それが幸せな生き方だなぁと思ったのです。

他者からの評価を手放して自分を赦し生きること

気づいてからの行動はとても早かった想いがあります。

・自分が笑って過ごすために、営業職を辞めて、社内の風土改革をすると決める
・社内の風土改革と共に笑顔で過ごせる人を増やせるコーチングを勉強する
・ダイバーシティ&インクルージョンを会社で体現する組織に入る
・キャリアについて会社で考えられるように人材育成の部門を作ったり、コーチングの制度を作る

自分がこうあればいいと思ったことを、論理的に、時に情熱的にいろんな人に働きかけながら2年間働き今に至ります。

良いところも悪いところも自覚し受け止める

これまでの人生では
良いところは隠すとか、出る杭が打たれないようにする、目立たないようにしなければならない。
悪いところは人並みまでなんとか治す、見ないようにする。
そんなふうに捉えていました。

では今はどうかというと
良いところは良いよなぁと自分で思う。
悪いところは人が死なないならば、任せたり、無理して直さない。
そんなふうに捉えています。

大切なのは自覚すること

これは良いと思えるよなぁ
これはやだなぁと思ってるなぁ
とわかることです。

良いと思ってるならやれる

心の底から嫌なら自分一人で解決せずに色んな方向で解決する

多少嫌くらいならほっとく

そんなふうに楽に生きていけるようになりました。

僕と同じように生きて欲しいというわけではないのですが、あなたの中の良さも悪さも認めて、赦して、自覚してあげてください。

誰にも認められない。気づかれないことが一番悲しいことだと思うのです。


自分史④〜今この瞬間編〜に続く

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