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ADHDかもしれないと悩む方向け。特性を周りに話すべきかどうか

先日モデルプレスさんからlittle Green Monsterの芹奈さんがADHDと双極性障害をオープンにしたという記事が出ていました。

僕自身思わず声に出してしまうほど勇気のある行動だと思いました。

芹奈さんには本当に心から安らげる日や笑い会える日が来ることを願っています。

本記事はあくまでも橋本の実体験であり、誰かを誹謗中傷、またADHD特性についての正解ではないことをご了承頂き、その上で参考にして頂ければと思います。

それくらい繊細で、難しい内容だと思うのです。

ADHDや精神障害をオープンにすることについて〜お医者様の見解〜

僕自身ADHDだと診断されはしたものの、精神的には回復をしたタイミングで、自分はADHDである。と周りに伝えようとしたことがあります。
その時、主治医の先生、また産業医の先生言われたことは下記のようなことでした。

ADHDを怠け病という人もまだ一定数います。橋本さんが自分の特性を明らかにして、嘘偽りなく生きていきたいことは理解しました。それでも医者として世の中がADHDの特性について理解していないと感じる今、オープンにすることはお勧めできません。

当時は「は?え?自分的にはしっかり向き合ってるのに?説明したらわかるやろ!」と思ったのですが、今となっては職場に情報をクローズにしたことは結果良かったと思っています。

小さな職場単位でも起きるADHDであるという見られ方

納得はいっていなかったものの、復帰する職場では
・自分の特性
・向き不向き
・やっていきたいことと苦手なこと
などを説明しながら復帰しました。

そこでは話しを聞いてくれる上司、気遣ってくれる同僚に恵まれていたと思います。

ですが、それでも時々刺さるのは

「はっしーは病気だからね…」

という言葉です。もちろんADHDだけを指してるわけではなく、復職している。抑うつ状態になりやすいという意味も含まれています。

それでもこの言葉は僕にとって

できないやつでもしょうがないよ。
だって普通じゃないんだもの

という言葉として突き刺さるのです。

特性をオープンにする時に確認して欲しいこと

改めてもし悩んでいる方がこのnoteを読んでくださっていれば、下記のことをポイントとして考えて頂き、周りからの支援や、自尊心を保って欲しいと思います。

①ADHDの特性とあなたの得意不得意について話し合える環境があるかどうか

1番大事なことは、

あなたがあなたであることを守ること

です。

あなたがそれをカミングアウトすること。
その上でお互いがどんな関係や関わりをしていくのがベターなのかを話せるかどうかを見極めてください。

もしそれを否定する人や、決めつけてくる可能性があるのであれば、今は話さなくてもいいのだと僕は思います。

無理をして、自分らしく生きようとすることが、時に自分の首を閉めてしまう。そんな道を進まなくてもいい。

僕はそう思っています。

②ADHDや精神的な特性について理解ある人とすぐに話しができるかどうか

発達障害と言われる特性は目で見ても分かりません。
そして診断されたとしても、僕とあなたが同じ症状、困り事であるとも限りません。
薬選びから、お医者様との関わりまで千差万別です。
そんな難しい対策に対して、突然部下や関係者が「ADHDと診断されました!」と言っても

聴く側に知識があるとは限らない

ぜひこの前提を忘れないでいて欲しいです。
もしかしたらあなた自身もまだ知らない自分の特性があるかもしれない。今困っていることは特性は関係ないことかもしれない。そんな話しを安心安全な場でできるところを持ってください。

宣伝のようになってしまいますが、橋本は「たどうのうズ」というオンラインサロンに入っています。

たどうのうズじゃなくても、自助会でもいいし、ぜひ当事者同士情報共有のできる場を持って欲しいと思います。

③今の自分の精神状態が多様な意見に耐えられるかどうか

最後のポイントはあなた自身の心のエネルギーが「立ち向かうぞ!」なのか「今はちょっと怖いな…」なのか。どんな状態なのかということです。
ADHDであることをオープンにするということはとても悔しいし残念なのですが
「怠け病だ!」
「言い訳できていいな」

という言葉に晒される危険性があります。
酷くなると
「障害者は子孫を残すな」
という言葉も見たことがあります。

どう生きるのか、何を選択するのかは僕らの自由です。そんな自由を「ADHDだから」という枕詞を使って壊したり、めちゃめちゃにしようとする人もまだ一定数います。

繰り返しになりますが、無理をしてまで自分を辛い環境におかなくてもいいと僕は思うのです。

個人的に僕は「そんな世の中はいやだー!」と思っていて、今オープンにする道を選んでいるのですが、大事なのはあなたが幸せに生きることです。そこに必要なければ煩わしい声は聞かなくていいと思います。

最後に

全てに通じることは

あなたがあなたらしく、幸せに生きてほしい

という願いです。

リスクヘッジばかり書いてしまいました。
本当は特性で得をしていること、良かったこともいっぱいあるのです。
それでもSNSを見ていると悲しい気持ちになるような攻撃的な文章や、決めつける言葉などがたくさん並んでいました。

ゼロになることはないのかもと思いつつ、そんな言葉であなたの人生をあなたが無駄にすることはない。そう思って筆を取りました。

ご参考になれば幸いです。

一緒に生きていきましょう

まさよ


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