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日本にコーチングを根付かせたい「願い」

コーチングの世界に足を踏み入れて早3年が終わろうとしている。

3年前のこの日にはCTI JAPAN で「プロコーチになるんだ!」と意気込んで一括でお金を銀行から借りちょうど支払いが済んだくらいのタイミングだった。

会社員にしてまだ3年目、病休も4か月続き、子供は0歳…
我が家のキャッシュフローは絶望的で、育児だって大変な時にそんなイカれた行動を許してくれた妻には今でも頭が上がらない。

それでもどうしてもやりたかったのは「会社にコーチングを根付かせること」だ。

3年たちその思いは今も強く持っている。何なら所属企業だけではなく、日本の経済界に伝われ!というくらい想いは強くなった。

2022年の一つの目標であった「社内コーチを社内外でも育成する」という目標が一つ終わろうとしている今、改めて僕がなぜそこまで命を燃やしたいのかについての話し。

こんな人向けに書いてます

コーチングを学んだうえでどう生かしたらいいのかわからない。
人に伝えるってめちゃむずくない?
結局セッションしても周りは変わらない

そんな想いのある人に読んでほしいと思っています。
本当におっしゃる通りだと思う。今でも会社に伝えきれてはいないし、変わらない人だっている。でも絶望しなくてもいい。トライ&エラーを繰り返して挑戦をし続ける姿勢だけでもコーチとしての在り方は十分だから。

なぜ社内コーチなのか

答えはすごくシンプルで、


コーチング的な関わりがあれば組織の人材活用や
個人の発達はより促進されると信じているから

僕が休む原因になったのは管理職の人となりのせいではない。いまでも飲みに行こう!となったら笑顔で飲みあえる仲だ。そこにはもちろんきつい物言いもあったが、自身のADHD的な特性を理解していなかったなど様々な要因がある。
一つ言えるのは当時追い込まれに追い込まれていた時にただ一言「橋本君はどうしてみたい?」「橋本君は苦しそうに見えるけどどう?」の掛け声があったら僕は僕のことをしっかりと見つめなおせたのではないかということ。

それこそ自らの命を断とうという考えにはならなかったのだと思う。

何をしてもうまくいかない世の中になってきた。VUCA時代とはよく言ったもので、どんな仕事も絶対に儲かるとは言えなくなった。
そんな中で大事な「自分は会社で何を成したいのか」が明確になっていれば当時の僕ももっと楽しく、活き活きと働けたのではないかと思うのだ。会社の出した最適解にのってダメなら会社のせいにしていた僕はそりゃうまくいかなかったよねと。解の無い世界だからこそ自分たちで解を探せることが大事で、「コーチング」という相手を大事にする手法はそこにクリティカルに聞くソリューションだと確信している。


悲しいすれ違いがある現実

一つ悲しいすれ違いがあるとしたら、上意下達のコミュニケーションは絶対だという価値観と、主体的な動きが会社を変えるという価値観がぶつかり合ってしまうことだ。

僕が感じてきた経験則の中でしか話はできないが、一部上場企業で人員規模が大きくなってくると現場一人一人がルールの無い主体性を発揮することはとても危うくなってくる。そこには上意下達で守らなければならないこともたくさんあるし、それは良いことなのだ。
だがセールスの現場や、開発の現場ではルールだけでなく目標やKPIと言われる行動計画も降りてくる。何件営業に行けばそのうち何パーセントが受注になるだろう。だから今月の目標は○○件だ!という自分の行動を定めるルールだ。

VUCA時代ではKPIマネジメントはほぼ意味をなさない。と僕は思っている。
どれだけ提案がよかったとしても予算がなければ仕事にならないからだ。
そしてどの会社もこの予算を作り出すことが難しくなっている。

ひいては協業や、新しいビジネスの創発でしか大きな仕事はできないと思っている。「受ける」「渡す」のビジネスモデルから「共に作る」のビジネスモデルにならなければ売り上げは上がらない。でも既存の仕事はやらなければならない。こんなすれ違いが、現実問題として起きていることなのではと思う。


可能性に満ち溢れている「会社」

悪いところばかりにフォーカスをしているが、大きな仕事を行っていく、自己を実現していくのに「会社」はとても心強い。

早くいくには一人で、遠くに行くにはみんなで
アフリカの先住民の言葉

もまた真実だからだ。人が一人で行うことには限界がある。社会にインパクトを与えることを成そうと思ったときに、仲間が最初からいる。共通言語で話せる会社員はとても強い。

気の合う友人を今から作ろうと思ったときに何ができるだろうか。
飲みに行って突然話しかけたら訝しがられる時代になった。
会社の「目標」という同じ絵を見ながら、それぞれの自己実現をしていける環境というのはかけがえがないものなのだと僕は思う。

だからこそ大事なのは「対話」と「尊重」。そして「共に進む」というスタンスであり、それが学べるのは「コーチング」なのだと伝え続けたい。

最後に

「人の可能性を信じて生きていい」

最近やっとそんな風に思えるようになってきた。

僕が社内コーチ制度で話しをしてきた人たちは葛藤と、夢や輝かしい未来を共に抱えている人ばかりだった。

新しいことを始めるのに悩まないわけがない。それは怖いことだし、今やっていることがどうなるかだってわからない。それでも一歩踏み出した時に見える世界は僕らの想像をはるかに超えたものになってきた。感動もしたし、悔しくて泣いたりもした。そんな体験こそ生きていると思えるものだと思う。

そして面白さの中で日本全土が働いていたら、僕は子供たちに胸を張って
「人生は面白いし、仕事は楽しいものだよ!」と伝えられると思っている。


長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました!
もし共感できる部分があればぜひDMやコメントでメッセージください。

共に!歩んでいければ幸いです。

まさよ

https://twitter.com/hashimoso/status/1224468237527601152?s=20&t=a0PRnL62beNGvvLYM6S1nQ


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橋本暢資 多動脳コーチ(PCC)
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