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8月21日(月)「賞味期限・消費期限について考える」

今日の豊田は晴れ、一時曇り。
最低気温は相変わらずの25℃、最高気温は36℃。
流石に8月も下旬に入りましたが、暑さのトーンダウンはまだまだ先なんですかねぇ。ナンだカンだでまだまだ残暑厳しい季節が続きそうなカンジです。さて、

先週末は、「有害鳥獣(番外編①)・モンゴルのオオカミ」についてお届けしましたが、今日は「賞味期限消費期限について考える」をお届けしたいと思います(冒頭グラフはコチラから拝借しました)。

マズは。
賞味期限と消費期限について、皆さんは明確な理解・区分付けはされておりますでしょうか?
フツーの場合、然程意識されていないのではないかと推察致します(自分自身がそうであったように)。
まずは定義、コトバの意味とその対象商品等の確認から。

賞味期限:美味しく食べられる期限(主として、スナック菓子・カップ麺・缶詰等の比較的品質が劣化しにくい加工食品)
消費期限:安全に食べられる期限(主として、弁当・サンドイッチ・生めん等比較的品質が急速に劣化し易く、安全性を欠く可能性のある加工食品)

コレは過去の様々な事件(表示期限延長(書き換え?)や期限の虚偽表示、不二家の期限切れ原料使用問題など)を受けた、加工食品や切り身等一部生鮮食品に対する規制・きまりであって、天然モノや八百屋さんや市場等でフツーに買って来た1匹単位のサカナや野菜等の商品にその表示が強制されるようなモノではありません。
ただ、この期限の設定については、製造者側がその食品の性質・袋や容器等の包装の形態等様々な要素を考慮し、科学的・合理的な根拠に基づいて設定するとはされているものの、ソレらがどのような根拠等に基づいて設定されているのか迄は、消費者は知る由もありません(とは言え、事故起こしたら自分たちに巨大ブーメランが跳ね返って来るので、エエ加減なコトはしてるハズありませんが)。

重要なのは、コレら賞味期限・消費期限が最終的には食品ロス、フードロスの問題に繋がって行く、と言うことですかね。矢張り、モッタイナイ派の自分としては、以前お届けの「フードロスについて考える」でもお伝えした通り、この食品廃棄・原材料廃棄はやっちゃあアカン問題なんだとも思います(勿論、お店の経営的にも、ですね)。
従い、あまりしたくないとは思いつつも冷凍活用はしなきゃあイカンだろうし、熟成醗酵技術の活用、良い意味での使い回し(刺身用→焼魚、ステーキ用→炒めモノ等)も必要となるのだと思います(その為には、料理の引き出し・バリエーション・経験が必要ですが…)。ソレよりも何よりも、幾ら良いモノがあったとしても、キャパ以上の原材料仕入をしなけりゃあ良いのですが…(いつも買い過ぎて怒られてる人間です)。

まぁ、自分がやろうとしているお店では、出来るだけ加工食品(特に食品添加物入りのモノ)は使わない方が良いな、とは現時点で考えてはいるものの、コスパタイパ等を考慮して使わなければならん場面も出て来るかも知れないので、この問題は分かっておかねばならん問題なのだろうな、と考えています。

我が経験を振り返ると。
過去イラン駐在をしていた時に、出張者や社外のお客様接待用のゲストハウス運営を任されていたコトもあったのですが、何分にもイランでは特に日本食材が入手困難であったコトもあり、会社手配で送付された各種日本食材も活用して彼らに食事提供してました。その際には、賞味期限・消費期限切れのモノを平気で使っていた(と言うか、使わざるを得なかった)けれども、誰もハラ壊したり、食中毒起こしたりしたコトは皆無だったと言う実体験もあり、個人的にはソレら期限に対しては、(安全を見過ぎているのではないか?と)やや懐疑的な見方をしちゃってるんですよね。

然は然り乍ら。
コレから自分がやろうとしているお店で問題起こしてしまっては元も子もないし、お店の信用に係る問題ともなって来るので、期限切れのモノは絶対に使用せんようにしないとアカンな、と考えています(個人的には、期限切れでも平気で使い続けるとは思いますが)。

と言うことで、今日はこの辺で。
明日は、「未利用魚・ギマ」について書いて行きたいと思います。


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