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2024年6月4日(火)「醗酵飲料・夏酒/夏焼酎」

今日の東京は晴れ、午後からは曇り。このアト、夜になってチョットだけ雨が降り、その後は晴れ。目まぐるしく変わるお天気ですね。
朝方の最低気温は15℃、日中の最高気温は26℃弱。ナニやら雨絡みが多くなって来てますね。まぁ、もうスグ梅雨入りだから已むを得んでしょう。
そう言えば、今日は6月4日。35年前の中国では天安門事件が起きてた日ですね。このウチ半分位の時間は中国関係のシゴトもしていたので、多少の感慨はありますかね。さて、

昨日は「有害鳥獣・狩猟免許」についてお届けしましたが、本日は季節にもなって来たので「醗酵飲料・夏酒/夏焼酎」についてお届けして行きたいと思います。

夏酒。
最近、酒屋さんに行くと、矢鱈と青色を基調とした夏酒コーナーが目立って来てますね。そりゃあ、暦の上では二十四節気の立夏になってから1ヶ月近く経ち、梅雨入りしようってんだから、夏も近付いているワケですからね(梅雨の無い地域や国に於いては6月はもう夏ですからね)。
今まではソレほど意識をしていたワケではないのですが、お店をやろうと思い立ってからは、季節を感じられる料理のメニューだけでなく、酒についても季節性を感じて、その季節に合った酒を提供するべきではないかとも考え、意識してみるようになったと言うワケです。
ソレで、良く良く見てみると、一口に夏酒と言っても、日本酒と焼酎の両方が夏を意識したお酒を出してるんですよね。

で、マズは日本酒。
日本酒の夏酒には、同じ季節性のお酒である「新酒」や「秋あがり」、「ひやおろし」等のような明確な定義ってモノは存在していない模様です。まぁ、一般的には冷やして美味しく飲めたり、微発泡でスッキリと飲めたり、濃い目でアルコール度高めの原酒をロックで飲ませたりする「夏でも美味しく飲める日本酒」と言う程度のユルい定義と考えて良さそうです。
この夏酒と言うコンセプト(?)は、日本酒のソムリエ的資格である「唎酒師」等も認定している「日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会」(略称SSI)に拠れば、2007年頃から出て来たモノらしいので、昔からあると言うワケでは無く、割と最近の動きであったようです。

日本酒メーカー各社もその流れに乗って(?)、上述のような夏に合いそうな商品を開発して、この時季には酒屋さんの一つのコーナーを占められるホドに売り込みを図っている、と言うワケですね。
と言うコトで、上述のようなユル目の定義に合致するお酒としては、火入れをせずに瓶内二次醗酵をしている微発泡の生酒だったり、にごり酒だったり、ゴクゴクと飲めたりスッキリと飲める通常の日本酒よりもアルコール度低いモノだったり、逆にロックで飲んで美味しいアルコール度高めの原酒なんかがありますね。
まぁ、どんなタイプのモノにするかは個人の嗜好性の問題なので、自身が飲んで旨いと思うコトが出来れば、ナンでもエエのでしょう(笑)。
じゃあ、具体的にどんな銘柄があるか知りたければ、ネットで「夏酒 日本酒」とでも入れて検索掛ければ、ゴロゴロ適当な銘柄が出て来たりするし、酒屋さんの夏酒コーナーを覗けば色々と置いてあるので、ソチラでどうぞ。

お次は、夏焼酎(焼酎の夏酒)。

日本酒の夏酒と同様に、青を基調とした涼しげなボトルがウリですね。

恐らく、夏酒と言うジャンル(?)を定着させたのは日本酒の方が先だと思われますが、焼酎の酒蔵さん達もこの流れ(?)に乗ったのでしょう。ホントかどうかは定かではありませんが、2011年に「特蒸泰明」等を造る大分の藤居醸造サンが始めたと言う説もあるようです(そう言えば、同社が出してた「ふんわり涼やか 特蒸泰明」(アルコール度数19度)が先駆だったと言うコトかな…)。

コチラも日本酒と同様に明確な定義は存在していないと思われるものの、コンセプト的には日本酒と同様のようで、低アルコール度数のモノ(焼酎の標準は25度だけれども、大抵は20度前後)、クセがあまり強くなくてキリっと爽やかなモノ(例えば、炭酸で割ってゴクゴク飲めるヤツ等)なんかが良いようですね。
夏焼酎の具体的な銘柄についても、日本酒の夏酒と同様にネット検索と酒屋の夏焼酎コーナーで探し出せると思いますので、どうぞ。

お酒についても、こう言った季節性も大事にして行きたいと思います。
明日は「二十四節気・『芒種』の時季の旬のメニュー(案)」についてお届けしたいと思います。

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