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今日は記念日

父親の命日でもあるのだが、今この文章を打ち込んでるMacBookを手にしたのがちょうど2年前の今日。大事に大事に育てているせいか、もともと丈夫な質なのか全く劣化せず動いてくれている。バッテリー切れで困ったことはいまだにない。流石のM1。
Macが届く頃の、そんなワクワク感が半端ない日記を引用して振り返ろう。

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そもそも一番最初に手にした「パソコン」がMacであった。
当時はコンピュータといえばマイコンとか呼び方さえ曖昧で、秋葉原や大阪なら日本橋とか電気街の専門店でしか売ってなかったような時代。
何だか唐突に「家電量販店の店先」に「コンピュータ」が並び始めた。
上新電機という当時はかなりの大手だった家電。その店先に不思議なテレビのような形のモノを見つけた。
アップルMacintoshのPerformaシリーズだった。
お座りしている犬のようなかわいい形。
これがパソコン?というような斬新な姿。価格的にも「コンピュータ」という割には手の届くレベル。
ほぼ即決で手にしていた。

カラー画面でマウス操作、当時の最新OS「漢字Talk7」。
ハイパーカード、クラリスワークスに日本語IMの「ことえり」。
直感的にわかる操作性。「できること」を探るだけでも時間を忘れて触っていた。

インターネットも黎明期。電話回線にモデムのようなものを介して繋ぐ。
ネットスケープをダウンロードして、初めて見たWEBページはアメリカのどこかの病院のホームページだったと思う。
その後「パソコン通信」にドハマリしてNIFTY-Serveをホームベースにしていろんな会議室(どう呼んでたか忘れた)を巡回。最初に取ったメールアドレスは今も現役メインのアドレスだったりする(会員番号から任意文字列には変わったが)。
世の中がWindowsに染まり始める頃、圧倒的な先進技術をもって魅了し続けていたMacから離れることはなかった。その頃すでに「Mac信者」であった。
ノートPC…いや当時はまだラップトップPC、が精一杯だったが、Macを持ち出せる環境、というのはこれはまた魅力的で、非常に高額だったが、頑張ってPower book 5300c を購入。Power PCの性能を満喫しつつ…というわけには行かず、これがなかなか使いにくい、使い道に困る、壊れやすい(ヒンジ部分が逝った)そんなこんなで実のところあまり「思い出」といったものがない。(あんなに高かったのに)

そこから仕事でWindows PCを使うことが主流になって、Macからは遠ざかってし舞うことになる。

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このPowerBookを手にしていたのが1996年頃のこと、この時から数えて実に25年ぶり(四半世紀!)のMacだ、ということで感慨に耽っていた、という話でした。

あの無骨なPowerBookより今手元にある小さなスマホの方が何百倍も性能が上がってるなんて。。MacBookなんてこの「薄さ」「軽さ」だよ。すごいよね。

そういえば唐突に思い出したけど、PDA全盛時代にアップルが出していたNewtonという端末。あれ今でも触ってみたいと思うガジェット。というかあの頃は日本も凄かったんだ。SHARPのZAURUSとか、ドコモのシグマリオンとか。名器だったよなあ。

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