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大和の理念とは〜選手権大会をふり返って〜

2018/12/11

先日、全国大会や近畿大会の予選を兼ねた「選手権大会」が行われました。(12/22が最終。)

そこでは、感動もさることなが、大和らしい笑いも続出しました。笑

チーム10年目にして

初めてのノーコーチング(だれが試合に出るか、タイムアウトのタイミング、声出しなし。)
初めての全員出場(選手権大会)
初めてのダンカー(ダンクする人)

この大会は、私たち大和のもつ理念やビジョンをより確かなものにしてくれました。

以下の3つの視点で、エピソードを絡めながら、大会を振り返ります。

1.mustからwantへ〜選手同士の関わり方の変化〜
2.主役は「選手」〜大和の考える「大人」〜
3.出場機会〜選手の思いは〜
4.大和の進んできた道

1.mustからwantへ〜選手同士の関わり方の変化〜

多分、贔屓目だということを差し引いても、大和の試合が、一番盛り上がりました。ホントに。

試合前のダンスやダンクショー、シュート後のパフォーマンス、タイムアウト中に駆け寄る選手たち、口々に応援、アドバイスを送る選手たち。

させられている(must)」では、こんな姿は見られないと思います。

したい(want)」になったからだと思っています。

みんな盛大にミスしてました。

でも、必ず「なんでや?」と考えていたと思います。

だって、「自分で選んだプレー」だから。

させられていたら、「コーチの言う通りにしたのに」と人のせいにします。

今回の試合では、「試合を観ている(ベンチ)選手」が

「どんまい!次はとれる!」
「ディフェンスでゴール守ろう!」
「ナイスプレー!」
「アンドワン!!!」

自分ごとのように関わっていきました。

すると、タイムアウトやクォーター間では、ベンチの選手たちが、真っ先に「ナイスプレー!」とハイタッチをしながら迎え入れるのでした。

コーチたちの入る隙はありません。

私は、選手たちにそんな関わりが育っていることを誇りに思っています。

2.主役は「選手」〜大和の考える「大人」〜

では、そんな選手たちに育ったのには、理由があります。

それは、「環境」。つまり、「周りの大人」です。

主役は「選手」です。

この言葉を、私たちは「選ぶのは選手」と理解しています。

例えば、、、
・プレー(パス、ドリブル、シュート)
・練習に来る、来ない
・試合に出る、出ない

様々な場面で「選ぶ」「考える」ことを求めます。

なぜなら、学校、家庭では「選択権」が子どもたちに少なくて、「選ぶ」練習をしていません。

だから、大和では、ここを大切にしています。

今回、選手権大会の出場メンバーが決まり、「誰が何Q目で、途中交代は誰で」というのを選手(今年度は改革初年度なので、キャプテンと副キャプテン中心)が決めました。

コーチたちはそれを、ただ指をくわえて眺めていただけではありません。

「今まで自分達で決めた目標は?」

ファシリテーターとしてコーチが入り、情報を確認し合いました。

ちなみに、その時は、みんなが一斉に話してくれたので、本当に何も言うことなしでした!

「楽しく笑顔で試合に望もう!」と声を掛けました。

では、大人の役割とは何なのでしょう?

それは、「フラットな情報提供者」と「応援者」になることだと思います。

フラットな情報提供者」とは、あくまで「情報」を渡す人。理詰めで論破するのではなく、選手の「選択肢を増やす」「情報を確認する人」ために全力を尽くす人。

応援者」は、その決定を選んだ選手を、ひたすらに応援する人。批判や評論ではなく。

それが理解されつつあるチーム(環境)だから、育ったのではないかなぁと思います。

3.出場機会〜選手の思いは〜

大和では、出場機会を均等にするように努めています。

なぜなら、みんなのチームだからです。上手い子だけのチームではありません。

ただし、バスケットに取り組む姿勢(ヒューマンスキル)は考慮しています。
※みんなで「ここは大切にしよう」という部分。

今回の大会では、4Q目に、キャプテン(4)が副キャプテン(17)と交代して、最後までコートに立つことができませんでした。

1Q分を2人で0.5Qずつに分けようと話したようです。

また、1人だけ、ベンチにいながら出場しなかった選手がいます。

その子は、「試合には出たくないけど、応援はしたい」と意思表明して、ベンチで応援していました。

さらに、ある選手は、試合中にケガをしてしまいましたが、途中までガマンしてプレーを続けました。

あまりの痛さに最後は自らベンチに戻りました。

またある選手は、指の捻挫や足首の状態が良くない中でのプレーを強いられました。

それでも、うまく付き合いながら、自分で調整しながら、練習に参加して当日を迎えました。

いずれの場面も、「自分たちで決めて」いました。

ここにあげた場面以外にも、たくさんたくさんそんなことが見られました。

4.大和の進んできた道

最後は、1点差で負けました。

しかも、1回戦です。

夏には、1点差や僅差で3回も勝ち、ベスト8まで進みました。

だからこそ、選手たちは色んなことを感じていると思います。

この時に感じていることを、大切にしてほしいなぁと思いました。

最後に。

大和の進んでいる道、理念は間違っていないと確信できました。

これからも学び続けるチームでありたいです。

今後とも、応援よろしくお願いします!

最後までお読みいただきありがとうございます。
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#スポーツ #コーチ #選手権 #ミニバス #バスケ #Bリーグ #ヒューマンスキル #理念

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