見出し画像

● 第二十三章 : 松ぼっくり

【あらすじ】

バチカンには「ピーニャの庭」という場所がある。

画像1

ピーニャとは「Pigna」、いわゆる「松ぼっくり」の事だ(スペイン語ではパイナップルとも)。

画像2

確かに、その形をしたものが置かれている。あくまで「近い」といったレベルだけど。

世間ではこの松ぼっくりは、「松果体の比喩」とされている。私たちの脳幹付近にある「第三の目」というやつだ。

松果体は英語表記だと「Pineal」、松ぼっくりは「Pinecone」。語感自体も似ているのが分かるだろう。

そしてその形は確かに、松ぼっくりの様な形をしているらしい。未だに謎が多く、その役割はよく分かっていない。

画像3

話によると、松果体は光を集める「受光体」としての働きがあり、昼と夜を認識して生体リズムを正常に保つ...とのこと。

松果体自体は8、9mm程度の小さなものだが、その中には光を集中させるレンズが含まれているとか。

トカゲは頭頂部に、ヒトで言うところの松果体に当たる器官が露出しており、それ自体にレンズを内包する。

画像4

これによって、太陽の位置や日中の時間帯を認識しているみたいだ。

この「松果体」は、陰謀や都市伝説の話の類でもよく出てくる。恐らくみんな、知っているだろう。

「我々は医療の力で松果体を石灰化されている。本来の力がそこに閉じ込められているんだ。松果体の目覚めこそがカギだ!」と叫ぶ人やコンテンツもとても多いよね。

画像5

...うーん、胡散臭さ100%って感じだ。実際、私もTwitterで松果体の事を結構ツイートしてるが、「松果体の目覚め」とやらを批判すると、やたら叩いてくるヤツがいた。まずはせめて、自分で目覚めさせてから主張してもらいたいものだ。

今の私の松果体に対しての考察は、それとは全く異なる。

今回はそこを述べようと思う。

【1】では松果体そのものに対しての、今の私の見解を述べる。また、今までの「松果体」の定義に関して訂正するので、是非とも読んでおいてほしい。【2】で、聖書「民数記」のとある場面にフォーカスして考察する。【3】の中で、【2】で出てきた「ある表現」に着目し、その意味を読み解く。ショッキングな内容もあるので、注意してほしい。【4】では、今回の考察を総合的に振り返り、エジプトの絵と照らし合わせつつ、真理の一端に触れる。最後の【おまけ】は、前回のおまけの補足となる。

今回の内容はかなりヤバい。約13,000文字にもなった。ショッキングな内容も含まれるので、注意しながら読み進めて欲しい。

まぁいつも通り期待値を上げ過ぎず、気楽に読んで頂ければ幸いである。

ここから先は

12,326字 / 115画像

¥ 444

もし私の研究に興味を持って頂けたなら、是非ともサポートをして頂けると嬉しいです。サポート分は当然、全て研究費用に回させて頂きます。必ず真理へと辿り着いて見せますので、どうか何卒、宜しくお願い致します。