知らない人たち
最近、よく知らない人が家を訪れる。
チャイムを鳴らして来るので家に招き入れると決まって、以下の様に言う。
「…マサキ?覚えてる?」
…知らんがな…あんた、誰?
と言いたい所だが、もちろん、おふくろを偲ぶ親族である。
私はとにかく親族と疎遠である為、いまいち彼らを覚えていない。名前を聞かされてようやく思い出す程度だ。
「痩せたねぇ!あんなに太ってたのに!」と言われたりする。こらこら、そりゃー何年前の話だね…って、要はそれくらいご無沙汰という事。
彼らは我が家になんて普段、滅多に来ない。
でも来てくれる人たちは皆、おふくろの遺影の前で涙してくれる。愛されてたんだなぁ、おふくろは。
来る人来る人全てに、おふくろの死因を聞かれる。その都度、私は素直に「ワクチンに殺されました」とハッキリ言う。
しかし…しっかりと受け止めて理解する人は一人もいない…と思う。
みんな私の話を聞いても、どこかで「まさか」と思っているのだろう。
まさかもクソもない。実際にこうして私の親が殺されているのだ。彼女が命をかけて証明した事なのだから、もう少し真面目に聞いてほしいところなのだが…まぁ仕方あるまい。それほどまでに、テレビの洗脳ってのは強力なのだ。
香典も都度頂くのだが、代理で持って来られる事もある。でもその場合は住所も知らない人だったりするので、返すにも返せない。遠慮なくイタダキマス(笑)。遺品整理の足しにさせてもらう。有り難し。
ちなみに、兄貴からはどでかいカーネーションが送られてきた。
アホめが…お前は花送って終わりか?楽で良いもんだ。さっさと遺骨の前で土下座しに来い。まったく…。
遺品整理もまだまだあるが、私の中で目処はしっかりと立った。なので、以前よりも気持ち的に安心出来る様になってきた。
色々な人が来てくれたのもあり、親父も満足そう。ある程度、気持ちも明るくなったみたい。
人の死ってのは、遺された者たちを結びつけるきっかけにもなるんだね。
また、来月に入ると、今度は自動車免許を取得しなければならない。
認知症が進んだ親父の運転は、もはや危険すぎる。そろそろやめてもらわんといかん。
家の車を動かせる様になる為にも、さっさと私が免許を再取得せねば。
というわけで、6月はさらに忙しく、さすがにコンテンツの更新が遅れる事もあるかもしれません。
その時はどうか、ご容赦頂きたい。
まぁ捉え方によっては、やる事が増えて多少充実感もあったりする。
私が全部、やってやるさ。
おふくろと約束したからね。
もし私の研究に興味を持って頂けたなら、是非ともサポートをして頂けると嬉しいです。サポート分は当然、全て研究費用に回させて頂きます。必ず真理へと辿り着いて見せますので、どうか何卒、宜しくお願い致します。