体内旅行

最近、隙間時間を作り、Netflixで「水曜どうでしょう」を見ている。

ベトナム縦断のラストで、メンバーが泣くところは本当に感動する。旅をした事がある人なら、伝わるものがあると思う。

旅ってのは本当に良いね…。これはあくまでも経験なんだが、私の周りで頭が良く、一つの分野で成功している人は、世界各地を色々と旅した人が多い。

旅はね…何と言うか、了見を広げてくれるのだ。

そして、一人旅こそがオススメ。皆でワイワイ旅行するのも勿論楽しいんだよ。でも、一人で旅をするからこそ、様々な場面で考えるのだ。

自分とは。そして、世界とは。

そんな、普段は絶対考えない様な事も、旅をきっかけに考える様になるかもしれない。少なくとも、私はそうなった。

何と言うか…机の上でする「お勉強」と違って、具体的に「人生の勉強」が出来る為、大幅な成長が期待出来るのだよ。わかりやすく言うと、達観する。

当然、色々な土地で様々な人に出会い、豊富な経験を手に入れられるからだろう。そりゃあ勉強になるさ。

でもね…私的にもう一つ、捉え方があるのだよ。

旅を経験した人間の成長スピードが早いのは、なぜか？

それは…

この世の真理が流動だからだ。

ずっと家に引き篭もりっぱなしよりも、世界を見た方が成長するに決まってる？確かに、その通りだ。

しかし、私が言いたいのはそう言う事じゃなくて。いや、それも含めて…と言った方が良いかもしれない。

とにかく、世をフラクタルに捉える。ガイア理論に通ずる考えかもしれないが、例えばこの世自体を「ヒト」と見る。この世はヒトから成る、と。ならば、この世＝体内とも捉えられるはずだ。

我々は、一人一人が「この世」と言う体内の赤血球。「血の巡り」の如く、様々な土地を渡り歩き、滞る事なく巡り続ける事で、森羅万象に触れ、真理の「流れ」に乗る…と捉えられないだろうか。

この世を渡り歩く…それすなわち、体内の構造を知ること。

何だかんだ、私の研究上でも「地図」ってのは超重要な位置付けにありますからなぁ。

世界を渡り歩く事も当然、真理探求においては大切な事だったんだろうさ。

私も、もっともっとこの世において「巡り」足りないのだが…現状だと某ウイルスのせいで難しい。きっと、これ以上は国外を渡り歩く事は出来ないだろう。

…尤も、今の私にとっては、その流れも含めた全ての出来事が、ある種の「導き」だったと言えるのかもしれない。

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