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境界線

世間では「死は最悪だ」と教え込む。

私はよく親に、「死んだらどうするの!?」と聞かれるが、決まって「別に」とか「どうもしないけど...」とか言う。それ以外、言いようがあるだろうか?

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「死んだら、どうするつもりだ!」

...これ、言いを変えると「あなたに死なれると私が困る」...になると思う。ただの自分勝手な言い分、と言うこと。

そう言う意味だと分かって使ってるなら、まだ良いけど...でも、そんな人はまずいないね。大体、「死ぬと困るぞぉ?」みたいな意味合いで使うでしょう。愚かの極み。大きなお世話だ。

だって、自分主観の死など存在しないのだから。困りようが無いよ。

他人の「死」は存在するよね。身内もそうだし、その他の人も。肉体が滅ぶ事をこの目で確認出来る。

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それを便宜上「死」と呼びたいなら、それで良いさ。

なら...「自分の死」は?あなたの脳から主観で見た、「あなたの死」は?それ、本当に存在するのだろうか?

それを認識するにはまず、絶対的な条件がある。

死んだら、「あぁ、私は死んだのだ」と気付くこと。

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でもそれって...可能なのだろうか?

例えば「夢」。あれは自分の脳から単純に生み出しただけのビジョンでは無い。それは、私の考察を追いかけて来た人なら同意して頂けるはずだ。

あれがもし、「あの世」のカケラの様な世界だったとしたら...?

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夢では、自分自身が夢の世界にいる事に気付けない。まぁ、気付いている夢の事を「覚醒夢」と言うらしいが...少なくとも私にその経験は無い。気付いた事があると主張する人も、「それをひっくるめて夢だった」と言ってしまえば、それまで。

私は以前、非常に大きな意味のありそうな夢を見た。これも有料記事を見て来てくれた人ならご存知だろうが、あの夢の中ですら、「私は今、夢の中にいるのだ」と認識出来なかった。その間は、完全にその世界の住人だったのだ。

客観の「死」は存在するが、主観の「死」は存在しない。

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我々は、生きている事も分からぬまま、そして死んだ事も分からぬまま...このメビウスの輪から逃れる事が出来無いのかもしれない。

「生」も「死」も、我々人類が会話を成立させやすいよう、便宜上作り出されたただの概念・言葉であって、本来は両方とも存在しないとも言えそうだ。

そうやって突き詰めて考えて行くと、「生」と「死」の境界線は存在しない。

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だって実際、今の我々もいつの間にか、生きてる...というか、「気付いたら、こっちの世界にいた」でしょう?

ならば、仏教が唱える「輪廻転生」と言うシステムは、別に変わった事でもなく、「そりゃそうなるよね」と言えるほどのごくごく当たり前な出来事の様にも思える。

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特定のシステムのもと、とあるプロセスを経て、我々は「繰り返している」

でも仮に、この世で「覚醒夢」的な事が可能だとしたら...?

覚醒した状態...それ即ち、「この世(次元規模で)の境界線を理解している状態」と言えるだろう。

今、自分がどこにいるのか。どんな理屈でどういった場所に、どんな立ち位置で存在しているのか。さらに、この世はどんなメカニズムで成り立っているのか。そこまで理解しないとムリだ。

逆にもし、そこまで理解出来たとたら...この世がヒトで出来ている以上、自由自在に世界を構築出来るのではないか。

ヒトの顔

多分、「究極の中庸・『境界線』を理解し、そこに留まる」とは、そう言う事だ。

...真の意味での「自由自在」を手にする。

本気でそう考えるなら...川の流れにその身を任せるだけじゃダメなんだ、やっぱり。

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誰もが、生きてる事にも死んでる事にも気付かぬまま、ずーっとループを繰り返している。そんな中、「ハッ!」と気付いてその究極のラットレースから脱出出来たとしたら...?「境界線」に立つ事が出来たとしたら...?

繰り返す事に違いは無いが...実は脱する方法が存在する。

それこそが、「輪廻転生」のウソとホント。

そして...「神の隠しごと」

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私の研究目的はまさに、そこに辿り着く事だ。

ほとんどの人は、それを「不可能」と言うだろう。まぁ、この世の一般的な理屈で言えば、そうだよね。「境界線」って言い方が悪かったかな?

それを「無謀だ」とか「無理だ」と思わせる大きな要因の一つとして、国境がある。

決して、その真ん中に立つ事は許されない。どちらかに属する必要がある。

そして...その境界線を広げんが為に、ヒトは殺し合うのさ。

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これこそ、二元的世界の象徴とも呼べる現象だね。

だが、真理的側面からよーく観察すれば、間違いなくその「境界線」を理解し、中庸に立つ方法がある...と言えるはずだ。

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このカーボンから成る肉体が滅ぶまで、ただ待つだけじゃ絶対ダメ。少なくとも、私は勝手にそう思っている。

必ず辿り着ける。

私はその為に今こうして、この世に「在る」のだから。

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