発明

この世においては、99%がマネゴトである。学ぶ＝真似ぶ。

バカな人、仕事が出来ない人ってのは、基本的に人のマネが出来ない。

「自分は出来るやつだ」と自信を持つまでは良い。だが、何を勘違いしてるのか、自身が革命を起こせるほどの実力者であると思い込み、全てをオリジナルで実践しようとする。これが一番、頭の悪いパターン。AB型に多い（AB型の人ごめんなさい。あくまで私の経験上です）。

何かしらのオリジナリティ、そしてそれで突っ切れるほどの実力・根性があればいいんだよね。でも、何も取り柄がないのにこう思ってるヤツほど、タチの悪いものはない。みんなも経験があると思う。

「革命児」とまで言われるジミ・ヘンドリックスでさえ、数多のブルーズの聖人たちのプレイをひたすらに参考にし、最終的に自分流に昇華させていた。

そして、「ハワイのジミヘン」と呼ばれるジェイク・シマブクロも、その呼び名の通りジミヘン、そしてビートルズのメロディーラインなどをリスペクトしている。

まぁ、彼の場合は凄過ぎて参考にならないんだけど...。

とにかく、だ。そう考えると、この世に真のオリジナルなど存在しないのだと思う。全てが、何かしらのマネゴト。

そう思うだけでも、「自分はまだ〇〇が出来ないヤツだ」と理解出来るし、余計なプライドも減らせるってもんだ。バカはそれが出来ない。何人も見てきた。

私もまだまだ、ワークアウトの時の筋トレのフォーム、文章の書き方、研究時の考え方などを私以上に頭の良い人たちからパクっている。当たり前でしょう。これ以外に上達する方法なんて、この世に存在しないよ。

......でね。今回言いたい事は...だ。

「発明」という言葉があるが、あれも結局は何かしらの影響を受け、それを自己流に昇華させつつ辿り着いたものだよね。多分。

その「何かしら」とは、主に自然界。

例えば、飛行機は鳥。

そしてプロペラによる推進は、魚や精子など。

そういった自然界に存在するものからヒントを得て生まれた...とされている。...一般的には。

...でも、この歴史って、正しいのかな？

確かに、この世には真のオリジナルが無い。何かしらを参考にして生まれた物ばかりだ。ヒトの発明すらも...。

鳥を生み出したのは、神だ。間違いない。ダーウィニズムなど存在しない。進化論はペテンだ。「ヒトの発明の歴史」を肯定する現代のIT長者たちすら、それは認めている。「神」は、いるんだよ。

なら、神がヒトの為に、「ほら、鳥はこうやって飛んでるんだよ。考えたら分かるでしょう？何か思いつきませんか？」的な感じで鳥を生み出したのか？笑

...幼稚園児みたいな事を言ってるのは、自分でも分かってる。

でもさ、仮にそうだとしたら、飛行機が生まれない未来もあった...ってこと？

ヒトなんて所詮ヒトなんだし、鳥を見ても、そこからヒントを得られず、ずっと飛行機が誕生しない未来も存在し得たと言うことにならないか？

しかし...この世において素早く大陸間を移動するには、飛行機は欠かせない。

貨物の輸出入が船だけになると相当不便だし、国交なんて成立しないと思うんだけど。飛行機が存在しなかったとしたら、この世の設定そのものが成り立たないはずだ。

...とある人が言っていた。

「人類で一番の発明は車輪だ。」と。

要は、他の発明のヒントは全て自然界に存在しているが、車輪の構造だけは存在しない。だから、あれは純粋にヒトが頑張って生み出したものだ...と言うこと。

なるほど。目の付け所が素晴らしい。

エルメスがよく車輪を使うよね...ちょっと気になるな。

まぁ、確かにね。ギアの構造すら、自然界には存在するが、確かに車輪そのものは見ないかもしれない。

私が何度か紹介している、イッスス・コレオプトラトゥスの幼虫の脚の構造。成虫になるにつれ、この構造は消えていく。

でもさ、飛行機もプロペラも車輪も、それら全てが本当にヒトの発明だとしたら、やっぱり「発明されない未来」もあったはずだ。「発明」を定義するなら、そう言う事でしょう？

天才科学者たちの手によって、めでたく発明され、その技術によって人類は「運良く」、発展する事が出来た...と言う事になるよ。本当にそう？

...違う！絶対に。違うでしょうが。

この世に偶然・偶発など存在しない。私の今までの考察結果からすると、それは明らかだ。私の記事を読んでいる人の中に、ビッグバンを信じている人はいるかい？

決められていた。全て。飛行機も、プロペラも、車輪も、この世の「設定」を成り立たせる為に、あらかじめ存在すべく存在している。なら、その技術...というか「設定」は、どこから来たのか。そこに疑問を持つべきじゃ無いのか？

そもそも、「発明の歴史」を正当化するには、自由意志を担保する必要があるよ。ムリでしょう？今までの人類の歴史で、誰も自由意志の証明が出来ていない。

この世の歴史は「A or B」じゃない。一つしか無かった。決められていた。分岐点など、ない。舞台であり、設定なのだ。全ての事象は「AかつB」。

今のところそう考えるのが、私にとってはいちばん自然だ。

.....ここで、一番最初に話を戻す。

それでも我々は、何かしらの技術や知識を盗み、パクらなければいけない。学ぶ...「真似ぶ」を繰り返して生きていかねばならない。それが、この世に適応する為の最適なやり方なのだから。

このおかげで、「発明の歴史は本当に存在した。この世の仕組みは教科書通りだ」と思い込んでしまう。思い込んでしまうというか、それこそが自然、摂理だと潜在的に脳が理解してしまう。そして、真理から遠のく。...これ、伝わってるだろうか。

つまり、この世を上手く渡り歩き、カネを稼ぐには「真似ぶ」が正解だが、真理的側面から見ると、逆が正解の可能性もある...と言うこと。

...はは。伝わったかな？説明が下手でごめんね。

こんな事、誰も疑問に思ってないんだろうな。