フォローしませんか?
シェア
近藤 真弥
2021年4月12日 09:49
韓国の映画監督パク・フンジュンは、ノワール作品を得意とする男だ。組織という仕組みの力学を描いた『新しき世界』(2013)、韓国にまつわる政治的利害を物語に取りいれた『V.I.P.』(2017)など、作品ごとに新たなアイディアを示し、批評面のみならず商業的にも成功を収めてきた。 だが、その『V.I.P.』は多くの批判も寄せられた。女性キャラクターに執拗な暴力を振るう描写が女性蔑視だと指摘さ