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ブロードウェイのオーディションを受けてきた

人生初のオンブロードウェイショーのオーディションに行ってきました!

この日は、ちょっと心臓はち切れるかと思うくらい緊張しました。待っている時、心の中で「せっかく来たけど、やっぱり順番まわってこなくて受けられなかったです」ってなった方が言い訳つくよなぁとか考えてしまったり。この為に髪切って、衣装も買って、更にはハリウッドで仕事中の大先輩俳優さんにスカイプでアクティングコーチまでしてもらって臨んだのですが。
待合室に同じ役を受ける俳優の先輩がいたので、緊張を紛らわす為に朝から2人でずーっとひたすら喋り続けました。
しかもいざ呼ばれて、オーディションを受ける直前にトイレ行きたくなって、でも行ける状況じゃなくて、コーヒーがぶ飲みした事を悔やんだり。かなり集中出来ていたと思うけど、モノローグをしている自分の声が緊張でいつもと違うから、ちょっとテンパったり。
終わったら緊張が解れたのか胃がキリキリし始めた。
コールバックが来るかとか、そういう事はとりあえず置いておいて、経験として、だいぶ満足です。勝手に一つステップアップした気分になっています。もっと勉強しよ。

*オンブロードウェイというのは、日本人が一般にイメージするブロードウェイミュージカルであったり芝居です。ブロードウェイの舞台は、その規模や劇場、ユニオンなどの関係によりオン、オフ、オフオフ、ショーケース、などと区分されます。
オンブロードウェイは100%ユニオンの舞台なので、最低賃金や働く上での様々なルールが決められています。またそのブロードウェイの舞台のユニオンActors’ Equity Associationに加盟する為にも条件が設定されています。
例えば、基本的には、永住権保持者以上のステータスが必要です。他に特例が出たというのも聞いたことはありあますが、、、。

ユニオンのオーディションの場合、もちろんユニオンのメンバーが優先的にオーディションを受けさせてもらえます。加盟出していない僕のようなノンユニオン俳優はユニオン俳優の合間に時間が出来たり、キャンセルがあった場合に入れてもらえる可能性があるのです。合間が無かったら、一日中待っても見てもらえないです。ノンユニオン俳優は、最初に会場に行った人がUnofficial listという公式でないリストを作り、皆んなそのリストに名前を書いていきます。そしてユニオンスタッフさんが、オーディションに隙間がありそうなら、そこから公式のオーディションリストの方に繰り上げてくれるという事なのです。
しかし突然名前を呼ばれた際にその場にいなければスキップされてしまい、リストから外されてしまうので、なかなか会場を離れられず、一日中張り込み、という事になってしまう事がザラです。オーディションが9:30amからだとしたら、早い人は5am、6amからリストにいるという、、、。特にミュージカルのオーディションは倍率が高く、100人以上待っていたりするそうです。僕はストレートの芝居のオーディションだったのですが、ちょっと甘く見て9amに行ったら既にリストに28人ほど。7amの時点で11人いたそうです。
まぁ結果なんとか見てもらえましたが!

コールバック(二次オーディション)がもらえる可能性は少ないでしょうが、凄く成長出来る挑戦でした。

こわくても、どんなに可能性が少なくても、恥をかいてでも、挑戦しないで後悔はしたくなかった。

やり切った!

前向いて先に進める気がする。

まさや

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