ハリウッド俳優に必要ななIMDbってなんのこと?
こんにちは、ニューヨークで俳優をしています、まさやです。
今日は、アメリカで俳優をするのにはとても重要になるIMDbについて書いてみます。
IMDbとは?
IMDb: Internet Movie Database(インターネット・ムービー・データベース、略称:IMDb)は俳優、映画、テレビ番組、テレビ・スターおよびビデオゲームに関する情報のオンラインデータベースのことである。1998年からはAmazon.comによって提供されている。IMDbでは映画上映スケジュールや予告編をチェックできるほか、写真ギャラリーやテレビ番組の放送予定、DVDの発売情報、 人気チャートの閲覧や、映画情報を共有することができ、150万本以上の映画とテレビ番組にアクセスできる。俳優の検索数でランキングが算出され、「スター・メーター」として発表される。 (Wikipedia参照)
世界共通、特にアメリカでは世界公式の映像関係のプロフィールページみたいなものです。
*「映像関係の」です。ブロードウェイなど、舞台の出演は関係ありません。
いわば、公式の俳優のレジュメ(履歴書)ですね。
どう重要なのか。
例えば何処かイベントやパーティーなどでプロデューサーや監督などに会ったとします。
その時にもしチャンスがあったとし聞かれるのは、このIMDbのページと俳優のアクティングリールだと思います。
僕も何年か前にイベントでハリウッドの映画監督に会った時に「IMDbとリール見せてくれる?」と聞かれました。
しかし、その時僕はどちらも持っていなかったのです...。
あー、チャンス逃したーーーーーーー!!!
名刺をもらって、後ですぐ送る!と言ったものの、こういうのってそのタイミングで見てもらわないと全然印象違うし、意味が無いんですよね、残念ながら。
チャンスってなかなかすぐには来ないから、大事ですよ、本当。
そのあと急いで作ったのを覚えています。
他にもIMDbが大切な理由はあります。
オーディションを受けてキャスティングディレクターやディレクター、プロデューサーの目に止まり、しかし彼らがもう少しこの俳優の情報が欲しいと思った時、彼らはその俳優のウェブサイトやIMDb、場合によってはインスタグラムなんかも見たりします。
日本のように事務所さんやマネージャーさんが仕事を取って来てくれ、仕事をもらうという感覚が大きいのとは違い、自分で自分をプロデュースして売って行かないといけないアメリカの芸能界。ハリウッドスターは違うのかもしれないですが、ましてや僕はこの頃まだ始めたばかり。小さなチャンスでも藁をもすがる思いで取らないと先に進めなかったのです。
そして、アクティングリールの大切さは今も身を以て感じています。
日本に居た時もアメリカから「あなたのアクティングリールを見ました。演じて欲しい役があります。」という連絡が数件来たことがありました。
ということで、個人的にIMDbとアクティングリールはとても大事だと思っております。
これが僕、Masaya OkuboのIMDbページです。
こちらはメンバーでない誰でも見れるページ。
そして、
これがIMDbProと言って、年会費を払って自分で編集もできるメンバーになった人だけが見れるページ。業界人やその会社はみんなProを持っているので、基本的にこのIMDbProを見ます。
右の方にあるスターメーターという俳優の世界ランキングみたいなものも見れたりします。
スターメーターが多少上がったからってプロデューサーやキャスティングディレクターの目に留まりやすくなるということはありませんが、上がるってことは多少なりともページを見てくれている人が増えているということでしょうから、嬉しいです。
他にはバイオグラフィ、身長やエイジレンジ(演じる年齢の幅)、出演作、アクティングリール、写真、(個人の連絡先)、エージェンシーの連絡先、マネージャーの連絡先など、仕事に必要な情報が載っています。
いわば、IMDbProに登録しているプロの業界人しか見れない自分のホームページのようなものですね。
そう言うと、「これは、必要だ!」と思いますよね。連絡先が載っているということは、直接仕事の連絡ができるんですから!
もちろん、日本の作品なんかも配給会社が申請していたりしているので、検索すれば出てくるし、日本の有名な俳優さんたちも知らないうちに勝手にIMDbのページがあったりします。
アクティングリールについては、別の記事で↓↓
まさや
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