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生活の哲学

生活から浮き上がってくる考察、執筆・仕事の方法、読んだもの見たものの批評などを連想的つながりで掲載していきます。Twitterでは十分に書けない考察の背景や補足情報も書こうと思い… もっと読む
日々の経験に反応して書く、というのは僕自身のレッスンなのですが、それが読者の方々にとって「何かを書… もっと詳しく
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#エッセイ

ゲラになってからがけっこう大変

本日、再校ゲラが手を離れた。あとは印刷所に入り、もうこれで完全に動かせないですよという日…

千葉雅也
3か月前
46

時間、年末

昨年もそうだったのかもしれないけれど、世の中が急速に変わっていく激動の一年で、そのなかで…

千葉雅也
5か月前
65

時間の結晶

ずっと使っていなかった、カードも通帳もなくした口座を復活させるために銀行へ行った。 先に…

千葉雅也
1年前
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ジャンルを横断するリズム(京都新聞連載4)

初出:京都新聞夕刊、連載「現代のことば」、2022年2月。 * ひとつの仕事、ひとつのジャン…

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千葉雅也
2年前
65

人生は雑草である

いやはや、疲れた。四月の末にちょっと体調を崩し、連休で回復したものの、五月も取材が多くて…

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千葉雅也
2年前
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やりたいことをすること

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千葉雅也
2年前
56

「書かないで書く」から「考えて書く」へ

文章を書くのに、もっと「余裕」が欲しいと思う。なんというか、まだ切羽詰まった書き方をしているところがある。これはパソコンで書くときの話で、そのときにはない「余裕」が、原稿用紙にモンブランの万年筆で書くときにはある気がする。太字の万年筆は、ゆったりした気持ちで書ける。文が難なく出てくる感じもある。それは何なのだろう。 いろんなインタビューで、2017年の12月、ボストンにいたときに「書かないで書く」の考察に至った、という経緯を話している。それ以後、『アメリカ紀行』、『デッドラ

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負荷を楽しむ(京都新聞連載3)

初出:京都新聞夕刊、連載「現代のことば」、2021年12月。 * 最近もしかすると自分にちょっ…

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千葉雅也
2年前
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何を解説すべきなのか:『現代思想入門』刊行一ヶ月

『現代思想入門』刊行から一ヶ月。たくさんの方にお読みいただきありがとうございます。この本…

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千葉雅也
2年前
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理論と実践の脱構築

『勉強の哲学』、『ライティングの哲学』、『現代思想入門』と、応用的というか「使う」ための…

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千葉雅也
2年前
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話半分と真に受けること(京都新聞連載2)

初出:京都新聞夕刊、連載「現代のことば」、2021年10月。 * このところ仕事が多く、先週ド…

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千葉雅也
2年前
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骨格という他者:アレクサンダー・テクニークについて少し考える

ちょっと久しぶりに文章を書く。自分のためのノートとして。今は少し休暇にしている。アウトプ…

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千葉雅也
2年前
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僕とドゥルーズ

僕が言う「仮固定」というのは、科学における「準安定状態 metastable state」にだいたい対応…

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千葉雅也
2年前
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前屈で初めて床に指先がついた話

先週、新たにお世話になるトレーナーの方から、体のバランスについて詳しく指摘を受けて、考えさせられた。筋肥大は狙わず、バランスを整えるのに数ヶ月かけるという提案。肩が前に回り込み、猫背になっている。骨盤が後傾し、お尻が下がり、お腹が出ている。全体に左に傾いている。こうしたことは鍼やマッサージで指摘されていたが、真剣に取り組んでこなかった。 体幹を強化する運動を、と最初に言われ、ちょっと警戒心が湧いた。何か「全体論」っぽい方向に行くのではと。そういうのをオカルトっぽいと警戒する

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