事務所note：投資における時間を敵に回す恐ろしさ
いつも事務所noteをご覧頂き、ありがとうございます。
名古屋と札幌で活動している、ファイナンシャルプランナーのおさかべです。
私の自己紹介になります。
今回は、「投資における時間を敵に回す恐ろしさ」についてお伝えします。
例えば、20歳から投資を始め、65歳までに億万長者になろうとしたら「1日どれくらい貯蓄」すれば良いでしょうか？
この答えは、驚きの「2ドル(約210円)」です(為替レートは今日現在のもの)。
20歳であれば、億万長者になるのに必要なのは、1日あたり、たった2ドルです。
年間わずか730ドル(約80,300円)。
仮に、55歳から貯蓄を始めた場合、65歳までに億万長者になることを狙うのであれば、1日あたり156.12ドル(約16,400円)を節約して投資する必要があります。
それは、年間56,984ドルです！
20歳のときからのケースと比較できるように、下に図解でまとめさせて頂きました。
私はいつも思っています。
「もっとお金があれば、数年後に投資を始めます」というお客様の言葉を聞くたびに、自分自身の映えある将来を自ら傷つけているのです。
貯蓄や投資を始める時期を先延ばしにするほど、その機会コストは想像以上に大きくなります。
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投資は短期であるほどリスクが高く、長期になるほど低くなる
資産＝利回り×元本×時間
これは投資の公式で、この時間の部分が大きな影響をもたらします。
時間をかけることで大きな資産を築くことができます。
投資を始めるとよく言われるのが、短期・中期・長期と時間別で投資の結果は変わるということです。
時間別での投資の結果については、下に図解を載せています。
これは投資の勉強をした方にとっては、当たり前の話だと思います。
しかし、投資を実践している方の中にも、この”時間”を味方ではなく、敵に回している人がいます。
例えば、以下の3つです。
・短期の値動きに騙されて、損切りしてしまった経験
・あと数年保有していれば、結果的に儲かっていたという経験
・若い頃から投資を続けていれば、今頃大きな資産を作れたのにという後悔
なぜ、投資は短期になると失敗する可能性が高まるのか
失敗してしまう人の大きな特徴は、目先の「欲」に振り回されている
「すぐにお金持ちになりたい」
「凄腕投資家のマネをして楽して儲けたい」
「周りが成功しているから自分も早く結果を出したい」
などなど、時間を味方に付けて長期で運用リターンを上げれば儲かっていたのに、この目先の「欲」が邪魔をして、時間をむしろ敵に回し、結果損する投資生活になってしまう。
成功するためのアクションを起こせているのに、本当にもったいないと思います。
目先の「欲」に打ち克つための大切なポイント
◆1つ目
他人と自分を比較しないこと。
1つ目の「比較しない」というのは「他人が儲かっていて羨ましい」という感情が焦りを生むからです。
他人は他人で自分は自分です。
言い換えると、学校のテストで言えばクラスメートのテスト結果に焦ってしまい、次のテストでカンニングするようなものです。
そんな小細工していないでちゃんと勉強しろよ！という話ですよね？（しかもカンニングが見つかるリスクの方が高い。）
しかし、多くの人は投資の世界で、こんなことをしてしまっているのです。
◆2つ目
価格を見るのではなく、価値を見極めること。
2つ目の「価値を見極める」は、価格でみると値動きを追って、暴落すると焦って売ってしまい損切りしてしまうからです。
しかし、価値を見極めていると暴落しても価値を見ているので、むしろ買い増しを検討できます。
価値があれば、将来時間をかけて、その商品は必ず値上がりします。
そして、その値上がりをゆっくり楽しむ余裕さえ生まれます。
時間が掛かる前提で待てば、ストレスもなくなるのでメンタル面にも良いですよね。
投資の世界は、メンタルも大きな割合を占めています。
上記の2つのポイントをしっかりと理解した上で、投資をする時は時間を敵に回すのではなく、味方につけると、投資の成果が大きく変わってきます。
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