京マチ子と渥美清
最近酔っ払うとプチパニックになってしまう。
男はつらいよのような映画に出ないまま死んでしまったらどうしようと思うからだ。
これは案外、ほんとうに思っている怖い話。
つくづく思うが、男はつらいよというのはいろんな俳優のコラボが見れる。この18作目はなんて言っても京マチ子と渥美清のやりとりだ。
ストーリーの流れも完璧だ。
京マチ子が天国に逝くまでの物語だからだ。
それを寅次郎は知らない。
映画の途中から胸が痛くなる素晴らしい映画ですね。
この京マチ子というスターも恐ろしいほどに世界を代表する女優ですね。映画「浮草」での煙草を吸うシーンは映画史上1番かっこいい煙草シーンだ。
デニーロアプローチというメソッド俳優というのはこの京マチ子が先駆者だろう。(俺の妄想では)
男はつらいよシリーズでもなかなか渥美清の寅さんに勝てる俳優はいない。
でもこの作品を観るとさすがの京マチ子だ。
この2人のやりとりを観れるなんて、もはや世界遺産を観光しているのと一緒ですね。
これからの邦画を引っ張るのは誰なんだろう。
昔の栄光なんて言葉は嫌いだけど、振り返る事は悪くはないと思う。
俺が振り返るなら間違いなくこの人たちですね。
男はつらいよというのは元気が出るから面白い。
でもこの京マチ子が出演しているこの作品は重みがある。
喜劇の素晴らしいところはこの作品を観れば誰でもわかる。
やっぱり京マチ子は素晴らしい。
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