【ブランド獲得の第一歩!】セルフブランディング/自己発信とは何か?重要性、目標設定、始め方など【改訂版2】
セルフブランディング(自己発信)とは、自分自身や自社の思いや意志を発信をすることです。
デジタル時代となり、発信の場や手法も増え、ビジネスだけでない活動全てにとって重要性・影響力も比例して高まっています。
ですが、自己発信は簡単ではありません。
上手な人は、他の人と同じような情報を発信しているにもかかわらず、人々の共感を呼び、インフルエンサーなどとして生計を立てることも可能です。
店舗や会場をもたなくてもECショップ経営/運営や、イベント開催で、お金を稼ぐことも容易になりました。
むしろ商品力やECショップ、導線ではなく、
オンラインの発信力だけで凌駕することもできてしまう恐ろしい時代です。
しかし、この自己発信の真の力は、
ビジネス(企業、個人、製品など)のブランド構築と絡み合うときです。
デジタルで誰もが情報発信できる現在において
『一度使ってもらえればわかる』
『いつか誰か見てくれているはず』
は非常に危険です。
なぜその商売なのか?
なぜあなたがそれをしているのか?
しかも、地方で、スタートアップで、リスクをとって?
これらの中には決して合理的な理由ばかりではないと思います。
しかし、合理的世界では、世界や大企業には敵いません。
でも、多くの商品を買うのは機械でなく、心ある人です。
だから、『あえての、あなたの理由』を自己発信する必要があります。
ブランド力を得るには時間がかかるのが一般的ですが、特に中小企業やスタートアップにおいては、投資以上のリターンは十分に見込めます。
私の周りでも短期間で多くの成功している人が出てきました。
【ステージ別】自己発信で何を得られる?
※何をやるかは後述
①創業前
●状態
会社やサービスがない状態。未来の社長が自分の情熱などを発信する。特に立場などに縛られず非常に個性的、生っぽい意見で他社との違いをブランドとして積み上げていく。
●得ること
・コミュニケーション能力を得る
※役職の高い人ほど眼から鱗が落ちます。
タイミング、言い方などにより反応は桁違いに変わることを理解し自分で行えるようになる。
・会社やサービスがなくても、個人としてファンの獲得する
②創業期
●状態
会社や製品・サービスをつくるが広げるお金やリソースはない状態。
しかし、創業者の意志に寄り添う理解者・ファンが広がっており、製品・サービスのニーズなどを確かめることができる。
●得ること
・自社サービスなどが人々に求められているかの意見の収集(PMF)
・初動の非効率なプロモやマーケの効率化
=お金のない時期に無用な借り入れやリスクを減らせる。
③拡大期(調達前後):
●状態
製品やサービスに顧客がいて好評な状態。ただ、人や金が十分でなく、速度が出なず、後続や類似ビジネスの出現にピリピリ
●得ること
・加速度的製品の普及への貢献
・人材採用などの効率化
など
何をやるのか?→セルフブランディング
でも、どう始める?
コストが限られている中小企業やスタートアップにおいてセルフブランディングは、大変強力な力になります。しかし目標を定めないとうまくいきません。
目標の定義は簡単です。
「知る人ぞ知る存在」になろう!
ナノ・インフルエンサーです
これは、
フォロワー2000以下でも大丈夫。自分の言っていることに理解者・ファンの8%が反応してくれる状態。
目標フォロワーは少なくて一安心かと思いますが、8%も反応させるのは本当に大変です。
しかし、これは中小企業やスタートアップにはよく当てはまります。
ニッチで、誰も知られていない、けど情熱や専門性は世界でも戦えるはず。そう思っている人のための目標がまさにこれです。
つまりやることは、たくさんの人のことは気にしなくていい。
自分が自分の領域で言えること、自分こそが発信できることを情熱を持って続ける。
世界や時事の話を無理にすることは不要です。
困った時はこれ!だれでも当てはめられる共通目標!
●SNSフォロワー数:1000〜5000
※twitter, instagram, tiktok, noteなど媒体はどれでも良いです。
重要なのは、ターゲットのことだけ考えるのではなく、自分が続けられるものあっているものを探す視点も大事にしましょう。
余裕があれば、ユーザーに求められてるものに注力しましょう
●投稿に対する反応率 8%
※フォロワーの8%ぐらいがイイねなどの行動をしてくれる状態
これはとても難しいので、とにかく誰かは反応してくれる状態を目指しましょう
セルフブランディングを始めるために。重要な15のこと
最も重要なこと。それは、とにかくやってみないと何も始まらないということ!
質は初動は気にせずに、個人情報や自分の写真を使うかなど安全性をまずは考えて、すぐに行動に移しましょう!
下記は、中小企業・スタートアップに向けての部分もありますが、重要なことを14個にまとめましたので参考にしてみてください。
【1】目標は、知る人ぞ知る会社・人・商品(ナノインフルエンサー)
※フォロワー1000〜5000 / 反応率8%
【2】社長や経営陣が自ら絶対にやる。
※世間の反応や周囲をよく観察し、文体・タイミングなどのコミュニケーションを学ぶ。社長、経営陣の言葉は社員やお客様に届いていますか?自分の好きな難しい言葉は使っていませんか?その解決方法は観察だけですぐ見つけられるはずです。
【3】全てのSNSアイコン(写真やイラスト)は統一する。
浸透するまでころころ変えない。顔、名前のわからない人の商品って怖いですよね?実写なら顔がしっかり見える。正体がわかるものに。イラストなら会社や人のキャラクターにあったものに。
【4】SNSアイコンは個性・特徴があるものに。
ユニフォームがあるなら仕事着を着たものや、特徴的な髪型やポーズなどがあるならそういうもので良いと思います。さかなクンなんかは本当にすごくわかりやすいですね!
何もなければ、しっかりと顔がわかる写真や個性を反映したイラストに。
【5】全てのSNSの名前・ハンドルネームは統一
世間はあなたにまだ興味がありません。だから統一しないとそもそも認識しにくいです。可能であれば、ひらがな、カタカナ 4-5文字。
【6】全てのSNSの名前・ハンドルネームの横に短文自己紹介を入れる
例:石坂 ブランドデザイナー ← やっていることや情熱を持っていることを短く。会社名、商品名は世界的大企業じゃないと興味を持ってもらえませんから名乗るのは文字数の無駄です。
加えて、名前と短文自己紹介で14文字を超えるハンドルネームはNGです。
【7】最初はSNSのターゲットなどを気にせずやりたいものやれそうなものをがむしゃらにやる。
SNSは、見てくれる人のために発信するものです。ですが、自分が続けられないと意味がありません。自分のやれるものも探しましょう!
【8】最低でもSNSは日本産と外国産の各1つ(合計2つ)はやる
※国産は、規模は小さいが、運営が丁寧。外国産は、規模は大きいが、問い合わせなどが難しいことも多いためです。せっかくの発信力を得てもある日なくなってしまったら困りますよね。
だから安定感と発信力の大きさのバランスを2つ以上やって保つのです。情報はそれほど変える必要ありません。
石坂はtwitterとnote。
【9】その他の発信場・SNSは3〜4つに同じ情報を流してみる。
※石坂は、twitter, noteをメインとしてfacebook, eight, linkedinなども大切にしています。
【10】同じことをしても伸びる人と伸びない人がいるのでクヨクヨしない。とにかく楽しく更新することが強い
【11】1年は続ける覚悟。事業開始より前に始めてると尚可
【12】買うタイプのフォロワー獲得は無意味
【13】時事問題は自分の専門と絡まないなら取り扱わない
※芸能、世界情勢、天気などあなたが専門でないものを無作為に取り入れない。あなただけが言える情熱、専門知識こそが、多くはないけど熱いフォロワーさんを作る秘訣です。
【14】なるべくリアルに出来事を文章にする。
これはテクニックです。でも、大きな差が出ます。会社で起こった些細なことでも、個人が特定されないレベルでしっかりと書くことで他の人は共感をしてくれます。
【15】自己発信を仕事として取り組む。
最重要項目の一つです。仕事としてやらないと本気になれず成果も出にくいです。私の場合、noteを趣味で1年、しっかり仕事と捉え1年やった結果伸びる速度は、4倍程度変わりました。
これをある程度でもやることができれば、
何を得られているか、
学べているか、
確実に体感を得ることはできます。
真面目な会社ほど、
製品がしっかりしている会社ほど、
やるべきであると思います。
今回はここまでです。