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♯3ブルーオーシャンで勝負せよ!

今まで出会った方、これから出会う方にインタビューで、人材育成についてお伺いする、『人材育成物語』
♯3『ブルーオーシャンで勝負せよ!』お届けします。

○あなたはどんな人に影響を受けてきましたか…
○あなたはどんな風に人を育てたいですか…
○人材育成で忘れられないエピソードはありますか…

☆今回インタビューさせて頂いたのは…
岐阜県高山市で省力機械を設計、製造、販売まで一貫生産し、量産商品では対応できない、オーダーメイド型の製造業を経営する
株式会社共栄製作所 折敷地 淳 社長にお話を伺いました。
数々のメディアからも取り上げられているモノつくりへの情熱は
リアル版『下町ロケット』を彷彿させる。

詳しくは、株式会社共栄製作所→HP
思わず読んでしまう…ブログ  

☆それではインタビュースタート!!
大学を卒業してからは、大阪の機械工具商社へ就職し営業職として働いた。
学生時代から関西に住んでおり、関西弁はおてのものだ。このサラリーマン時代に商売のいろはを学ぶ。営業成績は、順風満帆で楽しい日々だったと振り返る。

2000年その頃、家業である機械製造会社はITバブルが弾け、収益の中核を担っていた、製造ライン機器の販売に陰りが見えてきており、先代の社長(父親)から、手伝ってくれないかと打診をされる。
勤めてた会社の上司はすぐに退職を認めてくれず、翌年トップの営業成績を上げれば辞めても良いと条件を提示された。
…みごとに翌年トップの成績ととることができ、有終の美で家業を継ぐことになる。

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家業を次いだ後、得意分野である機械工具(切削工具など)を販売する
システム販売部を立ち上げ、地元の製造業企業を中心に消耗品を販売する中で人脈も徐々にでき、業績も回復してきた。

食わず嫌いの性格から、経営者感覚を得るために、さまざまな経営者の会合や勉強会へ参加するようになる。
人材育成において影響を受けたのは人物は、未来工業 創業者 山田昭男氏だ。従業員には指示をしない、人に任せる、社員を自由にさせるなど、まさに『人の逆をやれ』『常識を疑え』ということ学んだ。

また、岐阜県関市にある岩田製作所岩田修造社長からは社員同士のコミュニケーションの重要性を学んだ。岩田社長のユニークな社内手当に『脱スマホ手当』がある。この制度は、スマホからガラケーにかえると月5,000円の手当てがでるとのことだ。この制度が実施されたのは2013年なので今から約8年前だが、DXが急速に進む今だからこそ、思い、考えを『きく』『伝える』といった大切なものを忘れずにいたい。そして、面白く、ジョークも大切に。

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折敷地社長は、ビジョンと夢を与える人材育成を大切にしており、賞与支給の時期には従業員(家族)に向けた手紙を渡す。見かけや、話し口調は親分肌で格好良く、こういったきめ細やかな行動が人を惹きつける魅力であると感じる。

そんな、共栄製作所らしい福利厚生を一つ紹介したい。
社員の誕生日には、手当を支給し外食に出かけるように促している。
社員と家族の笑顔を想像しながら、特に従業員が妻帯者であれば、奥さんに旦那の会社を誇りに、気に入ってもらうことが大事だとの考えだ。
土用の丑日には、ウナギを配りこれで少々のことがあっても、従業員の奥様からは『あなた、ウナギくれるんだからいい会社じゃない』との会話をきっと家庭でしているだろうと、ユニークさも忘れない。

まだまだ、折敷地社長らしいエピソード『1円入札事件』や『OEMお断り事件』や『なんでも教えます!現地生産方式』などネタは尽きない。
また、続編として機会があればお伝えしたい。

あなただけの、人材育成物語聞かせて下さい。
どこかの、だれかのヒントになれば幸いです。
それではまた。

ありがとうございました。


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