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「映画100年」:チャックワークマンさんのショートムービー大好き、アカデミー賞大嫌い。

小さい頃から映画が好きだった。アカデミー賞と言う名前が素晴らしいものだと思っていた。今はまったく違う。話題を作って金を儲けようとする。決して社会の問題をなんとかしようとは考えない。

あの会場に集まる連中は、貧乏人から金を巻き上げてビールや車を売りつける商売人の集まりとしか見えない。どうしてあんなに綺羅びやかな衣装をまといセレブともてはやされる?コイツラの金は、汗水流して働く僕らの時給を削って集められる。
僕らが貧乏人であるから、コイツラは金持ちになる。昨今の映画はビックリ箱みたいなもので人間を描こうとはしていない(最近の受賞作でも僅かな例外はあるが贖罪のつもりであろうか)。


62回アカデミー賞(1990年)のオープニングのショートムービーがyoutubeで公開されていた。何と日本語版であったのだが、いつの間にか消されていあ。僕はダウンロードして採っておいたのであった。
先日、youtubeで英語版がアップされていたのを見つけて、嬉しかった。

僕の持っている日本語版、字幕が面白い。どなたがアップしたのかわからないが、消えてしまっているのが残念。
この字幕で、チャックワークマンさんのことを知った。すごい人なんだねえ。
古い映画から始まり、素敵なワンシーンが続く。この手のムービーは多くあるが、かなり始まりの頃の作品である。ニコニコしながら見始めると徐々に映画の持っている社会的意味を描いていく。
上手くセクションが別れて、人の営みの素晴らしさが描かれていく。
チャイナシンドロームのシーンが出てくる辺りからアレヨアレヨと展開する。驚くことにかなり僕見ていた。
「7月4日に生まれて」は主演男優にノミネートされていた。これ以外にもこの年のノミネート作がチラチラと顔を出す。このシーンのあとにトップガンが並ぶ辺りワークマンさんの力技である。
「怒りの葡萄」が出てくる辺りから涙が止まらない。英語版では字幕がないのでわからないが、素敵である。映画が社会に対しての発言をしていた時代である。
何の映画であろうか、見たような気がするのだが。
多分キリングフィールドだと思うのだが、恐ろしい現実が世界には充満している。
僕の大好きなニコルソンさん。多分「カッコーの巣の上で」の電気ショックのシーン。反骨の心が素晴らしい。この辺りから泣きじゃくりである。
ノーマレイである。後に僕の体験となるのだ映画自身が、多くのクルーを使い捨てて金を呼べる俳優と監督、そしてムービーキャピタリストの金儲けの手段になってしまうのである。ソニーがコロンビアを買収したのは1989年である。
おまけ。セリフは put me back 「あそこに戻してくれよ」が正しい。下におろしても世界は辛いままである。

1994年となっているが、wikiでは62回は1990年である。30歳のときであった。何やってたんだろうかなあ。

このムービー以降色々と見つかるが、これ以上のものはない。

多分、このあとも何本か作られたと思うのだがあまり嬉しくない。

このお話の続きです。

#アカデミー賞

厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。