冬の花、大根の水、一日飲んでおった、禁酒のこと、新年の誓いのこと(笑)
正確に言えば昨年であるが、庭の榊を摘んできた。売られてもいるが、僕は生花は庭のものを使うことにしているので庭のものにした。
冬の花
新年の花を生けようと思い庭を歩いて、山茶花と椿を摘んできた。昨晩からの雪が積もっていて綺麗だったので溶けないように外においたら、また積もった。こういう面白みもあるものだ。
大根の水
結局は水面以下は水でいっぱいなので、タイコンに「米糠塩水」が入り込んで行くのだ。当然一緒に漬け込んである、柿の皮(天日で十分干してある)や砂糖や鷹の爪がコロニーを作り代謝を始める。
タクワンは糠漬けの一種である。塩分が強いので産膜酵母が発酵を進める。
漬物を「大量生産して利を得ている企業」に買われた発酵学者はタクワンは塩漬けなのだと教科書に書く。
発酵と腐敗は同じものであり、「マイクロバイオームによる代謝(酸っぱい匂いがすること)」は調理の一部である。
家族が作る食事は「売られている食事」とはまったく違う。
食事とは栄養素を取ることでも満腹になることでもない。世界を自分の海の中に受け入れることなのだ。
生命の輪廻転生(食物連鎖)においては自分と世界の境界は無いのだ。
教科書には『共生』などと呼んでマイクロバイオームを見下す(笑)。
細胞を生命の単位としてみれば、身体は単なるコロニーでしか無い。
一日飲んでおった。
禁酒のこと
2021年10月に「百年のお裾分け」が舞い降りてきて、妻とは大喧嘩になった。離婚することに決めたが、やはり何度か危ない所まで言った。上手く行かなかったら自殺するから、邪魔するなと何度言っても、「アンタは負け組なんだから失敗するに決まっている」と繰り返す。父を殺した気持ちからようやく抜け出して何かを見つけようとしているのに糞のようなことを言う。
台所に追い詰めて出刃包丁を持って「これでお前をさして俺も死ぬ」「大手企業の事務員でいい金をもらっていたお前には、命がけで生きる他ない自営業のことなど分かりはしないだろう」何度も繰り返したお話である。
辛くて酒ばっかり飲んで、12月の半ばから仕事が手につかなかった。生きて新年を迎えられたのは「母の友人のSさん」のおかげである。
もう2ヶ月毎日「お裾分けの食事」を持っていっている。僕の食事で助けられていると言ってくれるが、助けてもらっているのは僕の方であった。
依存している人に対して、「それは酒に逃げているのだ」というのは簡単である。しかし、僕はそういう事を平気で言い放つ「バカ」は焼き殺してやりたい。人を働かせてピンはねしたり、苦しめて「利」を稼いでいるクソ野郎である。自分は高額の給料をポカポカ頂き、年金生活はバラ色で年数回の海外旅行と豪華レストランの毎日である。
蓄えの無い僕には死ぬまで働けという。働けなくなったら断舎離して生活保護の施設に入れというのか?
年寄りには、「引退して、悠々自適な生活が出来るだけの年金」を出すのが筋である。たとえ、若い頃かけていた人金額が安くっても、それは「利」を稼ぐキャピタリストに絞られているからである。
派遣でしか働けない人がいる反面、上の言うとおりに人非人な事(リストラや工場移転)をする奴らは高額の給料をもらう(僕の父がそうだった)。
一生懸命働いた正直者はどんどん年金を絞られる。非正規雇用というのは、老後も働かせるための奴隷製造の仕組みである。
おまけに介護保険などという「貧乏人互助システム」が安心安全な老後を与えるという。
国会議員の給料、高級官僚の預金通帳は桁が溢れておる。会社のみんなで働いたはずの商品を売ってどうして、一部の連中だけが富を得るのだ。人の能力にそんな違いはない。
こういう社会はテロで滅びる他ない。
もしかしたら、僕の心に降りてきた『コミュニティ・スキーム』はいいものかもしれない。これは平和なテロ(現実の否定)なのだ。
妻との諍いなどに言い訳を探してはならないと思えたのである。
なので父の命日まで酒は飲まないことにした(笑)。
少し仕事しよう(お客さんに待ってもらっている機能がある)。
お裾分けを作りSさんの意見を聞いても少しサンプル数を増やしていこう。
ボヤボヤしているとあちら側に行ってしまう。
自分の未来は自分で見つける他ない。
ん、なんか新年の誓いになったなあ。
厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。