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2021年のタクワン(7):水が上がって来たので重しを減らす

昨日、開けてみたら、水が上がっていた。

このぐらいまで上がったら、重しを半分にする。あまり重しをかけたままにしておくとタクワンから水分が抜けて、パリパリに浸かるので僕は好きでない。

今くらいは、タクワンの中心には辛さが残っていて面白い。生の大根は辛くて食べるのは辛いのだが、米糠の中で発酵させることでその辛さが消える。これは面白い。干さないで入れるとベッタリと組織が潰れて美味しくないのだが、干して水分を抜くことでしっかりとマイクロバイオームが保持されるのであろう。
ドブ漬けにした大根と比較すると面白い。

皮の結構硬い。母はいつも皮を剥いて食べていたものである。Sさんにも持っていけるくらいであろうか。お年寄りには、皮を剥いて薄くスライスが良いのだろうなあ。少し考えねばならない。


『百年のお裾分け』で漬けた大根を配れたら嬉しいのだが、どんなもんだろうか。大根菜っ葉も大量に取れるなあ(笑)。

市販のタクワンはそれなりの味である。
手間をかけたこのタクワンと同じ名前で呼ばれているのが腹立たしい。

金で買えるものに碌なものはない

かなりよく干してあるところを一つとってきた。チョコチョコととってきては食べ始めることになる。

色粉を使わない、色は白いままである。柿の皮の甘さが心地く昆布のコクも感じられる(笑)。
糠ごとボールに入れて、食べるたびに切っていくのが好きだ。
水が出て、重しが沈むので蓋を使うことになる。




厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。