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確実に書類通過率が上がる履歴書・職務経歴書の書き方 Part.1

はじめに

こんにちは、今日は私の転職経験と実際に企業側で面接官として携わった経験から転職の第一関門である書類審査を通りやすくするコツをお伝えしようと思います。

転職希望者向けの記事ですが新卒の就活生も将来に向け、覚えていて損はない内容だと思いますので一読して貰えればと思います。

それでは早速、履歴書・職務経歴書の作成ポイントをご説明していきます。

ポイント1 「広く浅く業務をこなせる」ではなく「この業務は自信をもって一人でこなせる」と感じさせる文面にする。

このポイントは20代後半以上(第二新卒等、ポテンシャル採用ではない)の転職希望者全ての方に注意して頂きたい内容です。なぜなら日本における転職市場は「即戦力採用」が大前提であり、何かしらの優れたアピールポイントがなければ、書類選考時点ですぐに他の候補者に負けてしまうからです。従い、企業側に「自らはジェネラリストではなくスペシャリストである」と印象付ける必要があります。

この点は採用側である企業の立場に立つと納得しやすいかもしれません。

具体的にお話しすると、先ず日本では多くの企業が新卒一括採用を行っている為、転職者を探す理由の殆どが「〇〇部門で△△できる人材が必要だ」というニーズからスタートします。すなわち、すぐに使える人材が欲しいわけでそこには長期的に育成していこう、という考慮は一切ありません。(第二新卒等の若手、若しくは、かなりのハイスペック人材だとそうではないかもしれませんが)

従い、履歴書・職務経歴書を適宜修正して企業のニーズに突き刺さる文面にすれば確実に書類通過率は上がります。

尚、その点を踏まえてお伝えしたいこととして、企業の募集要項に自らが経験したことがある業務の記載がある場合、たとえそれが自らが最も得意とする事柄でないとしても、その業務に関連する記載をもっとも目につきやすい箇所に記載してください。

特に応募者が多い企業・ポジションではまず履歴書をざっと見て、必要としているポジションに適合するか否かを短時間で判断することもありますので「自分がなにをできるか」という点と併せて「企業側がなにを求めているか」という点も意識して履歴書・職務経歴書を作成してみてください。

ただ、明確にアピールできるポイントがない!と仰られる方もおられると思いますのでその点については次のポイントでご説明します。

ポイント2 嘘はダメだが、ある程度自らの能力を「盛ること」は許される

本項目は多くの方が悩まれることだと思いますが、希望する企業・ポジションがある場合、ある程度、自らの能力を脚色することはセーフだと思ってください。(言わずもがなですが、完全創作はほぼ間違いなく先方にばれるのでやめましょう。面接官にコテンパンにやられます。。)

一例としては「〇〇プロジェクトで、△△を担当」と記載するより、「〇〇プロジェクトを主導し、主に△△を担当。(結果として☆☆を実現)」くらいは記載してよいと思います。イメージとしては自らのポジションの一つ上くらいの役割を行っていると”匂わせる”(つまり明確には記載しない)ことがギリギリ許される範囲だと思ってください。なぜなら近しいポジションの為、サポート等はしている筈ですし、面接の場面でもある程度自分の言葉で話せる筈だからです。また面接官もある程度、こちらが盛って話しているとわかっている為、上記当たりが妥協点だと思います。

また私の個人的意見かもしれませんが、資格欄等に書くことがなくても、勉強中の資格があれば例えば「現在、簿記2級学習中」等、記載することをお薦めします。特にマネジメント層からすると、日頃の業務に加え自発的に知識補完に努めることが出来る人材はたとえ合格前であっても人材として魅力的であり、履歴書上になにも記載しないよりも遥かに好印象です。繰り返しになりますが、少しでも要求されている能力に自らを「寄せていく」ことが肝要です。

本トピック纏め

如何だったでしょうか。

最後に一点お伝えしたいこととして、転職活動においては一人当たりに割ける面接時間は限られた時間しかありませんので、企業側として全ての候補者の面接が終わった後、誰に内定を出すか迷うということがしばしば起きるということを理解してください。そして最終候補者を決める際に履歴書に記載してある一文をふと、目にしそれを決め手にすることがあったりします。

以上の点からも如何に魅力的な履歴書・職務経歴書を作成する必要があるかお判り頂けると思います。

今回のトピックでは少しグレーな部分の記載もしましたが、履歴書・職務経歴書は面接以外では自らをアピールする唯一にして最大の武器ですので上記を参考に一度、手持ちの資料を見直してみてください。

尚、もし質問や疑問がある方は下記メールアドレスまで気軽にメール頂ければと思います。(宛先 石田旺助)

(メールアドレス:farwestravens@gmail.com)

それではここまでお読み頂きありがとうございました。

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