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(30代で年収1500万を突破した私が勝手に考える)取るべき資格の選択方法


はじめに

このタイトルはちょっと胡散臭いなと自分でも思いますが、一方で一番シンプルでいいなとも思った為、このタイトルのまま進めていこうと思います。

尚、予めお話ししておくと私は年収だけが幸福度の度合いを決めるものではないと思っていますし、自分は今貰っている給料で充分だと思われる方は、無理して年収を挙げる必要は全くないと思っています。

実際、年収と幸福度の相関性はある一定額(日本だと800万円前後)までしか確認することが出来ず、それ以上になると仕事への責任感やプレッシャーも増える為、高年収だから幸せという図式はあまり成り立たなくなるようです。

但し、それでも今以上の給与を手に入れて自由な人生を楽しみたい。また、その為のプラスαの苦労は惜しまないと思われる方は本トピックを参考にして頂ければと思います。

それではどのような資格を取るべきか今回は2つの視点からお話ししたいと思います。


1、自らの専門性を高める資格をとり、出来れば英語と掛け合わせる。

まず、年収を挙げる為の重要なポイントして「希少性」という視点が挙げられます。そしてその資格(及び経験)に英語をかけ合わせれば、ほぼ間違いなく転職市場で年収増を狙えるレア人材になれる筈です。

例えばですが下記のような組み合わせになります。

①物流業界で働かれている方 ⇒ 通関士 + TOEIC800点

②法務部や内部統制部門で働かれる方 ⇒ ビジネス法務検定や内部統制実務士 + TOEIC800点

③IT業界で働かれている方 ⇒ 従事される業務の資格(例えば認定SAPアナリスト等) + TOEIC800点 

④経理財務に従事される方 ⇒ 簿記 + TOEIC800点(若しくはUSCPA or BATIC英文会計取得)

ロジックとしては本業での資格を取ることで通常業務の質を上げると共に、日常業務に加え自発的に業務の知識を習得する性分であるということを証明し転職時の自らの評価を挙げることが出来ます。

また近年、企業の募集要件では英語を話せる人を求める割合は確実に増え、需要が高くなっているにも拘らず、応募できる人材が不足している為、結果として英語を使える人材は好待遇を得やすくなります。

勿論、英語が要らない業界も沢山ありますし、当てはまらない例も現状では沢山あると思いますが、今後、日本語だけで一生食べていける仕事は少なくなることは確実ですので長期的なキャリアという視点からは上記の視点を持つということは損にはならないかと思います。

特に韓国を見ればわかると思いますが、韓国は90年代後半の通貨危機後、経済回復を国内需要に頼ることが出来なかった為、無理やり海外進出を進め、その際、多くのサラリーマンが英語習得を会社から(ほぼ)強制されています。そして国内需要が期待できなかった理由として国民の数が6000万に満たないという点が大きく、今後大きく人口が減少することが確定している日本も今後、これまで以上に様々な業界で海外進出が加速していくことは間違いないです。

苦手意識がある方が多いと思いますが英語はやれば必ず伸びる学問の為、毎日10分だけでも勉強を始められることをお薦めします。

尚、TOEIC800点と記載していますが、これはスムーズな会話は出来なくても英語でのメールのやり取りや英語文書をそれなりに読める目安としてTOEIC800点を一指標に使っており、勿論、高得点であればあるほど理想的です。

2、マネジメント層に食い込むために財務諸表を読めるスキル(簿記 又は ビジネス会計検定試験)を取得する。

これはどの職種でも言えることですが、数字が読めない人は組織の中で上に上がっていくことはほぼ不可能だと言えます。(例外としてはずば抜けた技術力やクリエイティブな思考力を持つ人材が挙げられますがあくまで例外としてここでは触れないでおきます)

理由としては、マネジメントとは結果を重視するポジションであり、結果は数値でしか表せないからです。そして例えば、いち営業担当であれば売上のみを気にすればよかった場合でも、マネージャーになると利益率や、営業効率等、売掛金回収度合い等、気にすべき営業指標は山程あり、それを理解する一番シンプルな方法は簿記を勉強することです。

一応、経営数値を効率よく理解する為にはビジネス会計検定試験という資格がありますが、財務諸表の理解を深める為に先ずは簿記2級の取得を優先すべきだと私は考えます。

尚、経理・財務系職種の方は1,2が被っている部分がありますが、少し頑張ればかなり有利に転職活動を進められる為、一度真剣に上記事項を検討されることをお薦め致します。

最後に

いかがだったでしょうか。私の経験談を基にしている為、かなり偏った意見になっているかもしれませんが、一つの事例としてご参考にしていただければ幸いです。

尚、一点補足としてこれは資格の話ではないですが、高年収を狙うためには部下をマネジメントした経験を応募要件に課す企業が一定数ありますので、出来れば小さなチームであってもリーダー経験を積むように積極的に立候補してみてください。

もし部下を持つことが出来ないという場合でも、例えばプロジェクトの主担当者となることが出来れば、プロジェクトを推進する為に多くの関係者を巻き込む中心役となる為、少なくともマネジメント経験の真似事は出来るはずですのでチャンスがあればぜひ挑戦してみてください。

そして、そのような「代用」経験でも将来性がある人材としてマネジメント経験の部分について企業側が目を瞑ることもありますので、日々の業務に積極的に取り組むことは何よりも重要と言えます。

いずれにしても、一つ言えることは人よりよい待遇を得る為には、秀でた部分や努力した経験は絶対に必要になります。ただサラリーマンは、プロ野球選手やプロサッカー選手と異なり、基本的に頑張れば結果がそれなりに返ってきますし、資格試験などは勉強すれば程度の差こそあれ、確実に結果がついてくる世界ですのである意味楽な世界と言えると私は考えています。

余談ですが、私は将来のことを真剣に考えた際にクリエイティブな業界(例えば広告業界やゲーム業界)は避け、出来る限り失敗のない会計分野に進むことにしました。資格はエキサイティングではないですが現在のコロナ禍でも仕事を失い路頭に迷うという可能性はほぼゼロに近いので結果的に良かったと考えています。

最後になりますがこのトピックを読み、少しでも何か新しいことに挑戦してみようと思われる方がおられたら大変うれしく思います。

以上、ご参考になれば幸いです。ここまでお読み頂きありがとうございました。

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