201911表紙

フクロウのふりかえり 2019年11月

OWL magazine 2019年11月のまとめ記事をお届けします。この記事の文章は全て無料でご覧になれますが、文中でご紹介している記事には有料記事があります。月額700円で15〜20記事が読み放題となりますので、よろしければこの機会に定期購読をお申し込みくださいませ。

はじめに

皆さん、こんにちわ!つい先ほど、J1の試合が終了しました。優勝争いは横浜F・マリノスがかなり優勢になりましたね。そして松本山雅FCとジュビロ磐田の降格が決定しました。

J2との入れ替え戦は、湘南ベルマーレが勝利したことで、かなり混沌とした状況に。来週、注目を集めるのはあるいはこちらの争いの方かもしれません。最後の最後にドラマがあるのか。

J3は名将・小林伸二監督率いるギラヴァンツ北九州がJ2昇格。おめでとうございます!もう1チームがどうなるか、鹿児島ユナイテッドサポーターは気が気でないですね。J2については、後ほど……。

「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」では、いわきFCと高知ユナイテッドがJFLの昇格権を手に入れました。JFLでは、ついにFC今治がJ3昇格。こちらも、おめでとうございます!

それでは、今月の17記事のふりかえりを始めましょうか。先月のふりかえりはこちら。

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浦和レッズ アジアの頂点に挑む

ACLの決勝を控えた浦和レッズサポーターのほりけんさん。リヤドで行われる第1戦の前に、サウジアラビア事情に詳しい方のインタビュー記事を仕上げてくれました。

「サウジアラビアではツイッターが政府公認SNSみたいになっていて、サルマン国王も、他の王族も、主要な人はみんなアカウント持っている。」だなんて、もちろん私も屋下えまも知りませんでした。勉強になります。

浦和レッズだけでなくACL常連のJクラブはアラビア語のツイッターの開設を検討してみてはいかがでしょう?中東とのパイプが太いスポンサーを探すのもアリかと。それにしてもサッカー記事から中東事情の学びが得られるなんて最高ですね!『サッカーで学ぶ最新世界事情』なんてタイトルで書籍が出版されたら、私は絶対に買います!

そしていよいよ決戦の地に赴くほりけんさん。インテリジェンス漂う文章を記しつつも、やはり浦和レッズのサポーター。文中に垣間見える“熱量”と“誇り”に、J2サポの私はたじろいでしまいます。これがアジアの頂点を争うクラブを支える者たちの矜持なのか……!

ほりけんさんは有料部分で「おすすめのレストラン情報と旅程」を記して下さっています。これは是非続けていただきたい試みで、将来的には記事を読んで下さったサポーターの方と現地で交流出来たら、すごく面白いと考えているのです。

普段は国内で離れた場所に住んでいる者同士でも、スタジアムや試合前後の食事などで一緒の時間を過ごせたのなら、記憶に残る旅の思い出になりますよね!叶うならば対戦相手のサポーターとも交流できると、OWLの目指す世界に近づけるのだけどなあ。

と思っていたら、何とほりけんさん、リヤドでアル・ヒラルやアル・ナスルのサポーターとしっかりコミュニケーションをとっているじゃないですか!「海外駐在の経験がある」んですものね、いやはや素晴らしいです。

ホームでの第2戦に備えて、ほりけんさんの準備に抜かりはありません。この試合に来て下さる方で、普段は浦和のチャントを歌わない、あるいはそもそもご存知ない方のために用意されたチャントの紹介記事を試合の前にアップしています。

結果としては残念なものになりましたが、この舞台での敗戦という経験がさらに浦和レッズを強くしてくれることでしょう。ほりけんさん、充実の記事の数々、お疲れさまでした!


「まる子、記憶と才能の無駄遣い感が凄すぎる」の巻

王道ともいえるサポーターの記事もあれば、邪道とも言える記事があるのもOWL magazineです。いや、待ってください。この円子文佳のウイニングイレブンの記事は邪道ではありません!今現在活動しているサポーターの中で「ゲームでサッカーのクラブや選手を知った」と言う方はかなり多くいらっしゃるのではないでしょうか?

私は1991年のスーパーファミコンのソフト「スーパーフォーメーションサッカー」で海外の代表選手の名前を覚えました。実名ではなかったので、本名を調べて同時にプレースタイルを確認したりして。私のお気に入りはイタリア。兄もサッカー部だったので、よく対戦したなあ。

19年前のゲームの記録が詳細に残されていることに中村慎太郎も驚きを隠せません。今はリプレイ動画が比較的簡単に保存できる時代になりましたので、後々書く記事には困らないと思います。屋下えまの言う通り、当時のお仲間の「あいつ今何してる?」が気になりますね。

この記事もふざけているようで、中々書けるものではありません。新田次郎氏の『八甲田山死の彷徨』にインスパイアされて、野津田の山道を征く行程を詳細に描いた重みのある文章。屋下には「才能の無駄遣い」と評されています。

雨が降っている夜道だとちょっと歩きにくいですが、良い所ですよね、野津田。スタジアム前の広場で、町田サポーターと鹿児島ユナイテッドサポーターとロック総統とで一緒にバーベキューをしたのは楽しい思い出です。

そして柏レイソル、J2優勝おめでとうございます!!!いや~強かった。最終節の13得点は、やりすぎです……。一方で、FC岐阜はJ3降格が決定しました。J3の戦いが簡単ではないのは承知していますが、温かな岐阜サポーターが数多くいらっしゃるのが心強いですね。


若い広場であなたとトゥラッタッター

先月に続いて今月も新たな執筆メンバーがデビューしました。冨沢拓海はヨーロッパのジブラルタルリーグでプレーする現役のゴールキーパー。大学生でもあり、フットボール用品を世界で販売する事業を手掛けるビジネスマンでもあるという強烈なプロフィールの持ち主です。

22歳にして世界26ヶ国を旅した経験に、あの円子が舌を巻いています。ましてや現役の選手が、こうして記事まで書いているのです。「サッカーと生きる」道を選んだ冨沢こと“とみー”。彼のこれからの活躍&活動から目が離せません。

思えばとみーとも、初めての出会いはフットサルだったなあ。強烈なロングパントを蹴ってくる人がいるので、驚愕したのでした。その時はモンゴルリーグでプレーしていたんだっけ。彼がヨーロッパからお届けする最新フットボール記事、乞うご期待です!

そしてもう一人は、何とティーンのサポーターが執筆メンバーに加わってくれました!彼女は福島愛海(ふくしまあみ)さん。名古屋グランパスサポーター(以下、グラサポ)であり、新潟のJAPANサッカーカレッジでスポーツビジネスを学んでいます。

掲載直後から「大したティーンだ」などの賛辞の数々がツイートされていました!文章からはしっかりと自立した大人の成熟さが見受けられ、読者が「引き込まれる」のも頷けます。

熱心なグラサポのご両親の子育て術をぜひご教示いただきたい。19歳って私の長女とそんなに変わらないです。愛海さんのように選手で“推し”ができれば応援のスイッチが入る気がするのですが、まだいないんだよなあ。

愛海さんには、Instagramの運用もお願いしています。来月以降、素敵な写真をUPしていきたいと思いますので、改めてフォローをお願いいたします!愛海さんの自撮りがUPされる訳ではありませんので、念のため。

愛海さんの登場で最年少の座が一ケ月しかもたなかった坂柊貴(さか しゅうき)。いや、でも彼はそんなことはお構いなしに見事な記事を提供してくれました!

Bリーグの千葉ジェッツふなばしの観戦記、彼の十八番「行って帰ってくるまで」シリーズです。完成度が非常に高く、中村も手を入れる所がほとんどなかったようです。どうかBリーグのブースターの皆さんにもこの記事が届きますように。

読者からは、飛行機のフライトを模したジェッツの世界観に「わくわくする」との感嘆の声が。そして、この記事にいち早く反応して下さった千葉ジェッツふなばしの公式ツイート、タイミングもセンスもさすがです!でも夜中の「イイね!」は心配になるので、ほどほどで大丈夫ですよ。


キルギス 中国・広州 オーストリア・ウィーン

お若い方たちがトゥラッタッターと元気な記事を書いてくれましたが、ベテランだって元気です。我らが徹壱さんは、森保ジャパンを追ってキルギスへ。キルギス代表、初めて見ましたが中々手強い相手でした。

キルギスのリーグはもちろん、クラブも初めて聞く名前ばかり。これもサッカーがきっかけで、未知の国について学ぶまたとない機会ですね。

第2弾では、さすが徹壱さん、大好きなクラブマスコットをしっかりと捕まえてらっしゃいます。「ベリ・ヤストレブ(白い鷹)」という名の、ちょっとだけベガッ太さんに似たマスコットは、これもまた中々のクオリティでした。

屋下は、キルギスの街に見られる「赤色」に注目。確かに美しい、日本とはまた違う赤です。街で見かける“色”って、国によってかなり違うのでしょうね。そしてそういう所に目がいく感性もまた、素敵です。

ベテランと若さの狭間のお年頃のfootysab(フッティサブ)は、バスケットボールのW杯を観戦に中国へ向かいます。さらにその足でマイナーなフットボールを求めて杭州へ。中国甲級の対戦カードの観戦記事なんて今まで存在したことがあるのでしょうか?

旅の同行者である、身の丈に合わない実力者にも見境なく「夢を叶えないか」と勧誘するジェフユナイテッド千葉サポーター、と言う方がどうしても気になりますが、そこはあえてスルーして。

円子や屋下が絶賛するくらい、細部にまたがる小ネタで絶妙に笑わせる彼の文章はつくづく味わい深いです。

そして、何とfootysab、結婚しました!!鹿島アントラーズサポーターの奥様だそうです。鹿島と磐田ならちょうどJ1とJ2でって、ゲフンゲフン!おめでとうございます!どうぞ、末永くお幸せに……。

本業が忙しく、目まぐるしい日々を送っているFJまりこ。それでも海外遠征を強行するタフさに、私は尊敬の念を抱いています。飛行機のトラブルにも冷静に対応し、南野拓実選手と奥川雅也選手にご対面できる幸運をゲット!

ドイツ鉄道のアプリとか、LINEポイントの活用法など、坂も円子もFJまりこの海外旅プチ情報に感心しきりです。これまで海外サッカー旅の記事は彼女に頼りっぱなしだったけど、これからも頼りにしています!


拝啓、OWL編集部より

中村は、OWL magazineの紙での書籍化を狙っています。我らが徹壱さんからのアドバイスですっかりその気になってしまったのです。もちろん私も大きな目標の一つとして捉えています。執筆メンバーもずいぶん増えて、当初の想定以上にバラエティ豊かな記事が増えてきました。

タケジーニョさんも、KAZZさんも熱心にエールを送って下さり、嬉しい限りです。もっともっと精進せねば。サッカー関係のYouTubeの番組はかなり増えてきましたが、文章主体のWebマガジンでこれだけのボリュームを保って発行しているケースは希少だと思います。

もう一つの記事は、購読者用の完全有料記事。メディアにとって大事なことを繰り返し訴えています。これは、有料なのもあって詳細は伏せますね。どうか、私たちと一緒にサッカーメディアを盛り上げるサポーターになって下さいませ。

今月の最後は、執筆メンバーが集まった時に収録したギリギリトークの記事でございます。皆さんとても濃い知識(主に推しクラブの)をお持ちですので、かなり盛り上がりました!私はミーティングの後は失礼させていただいたのですが、アフタートークも濃密だったようですよ。

こまきたさんもフットサルの時には、濃厚なサッカートークに参加して下さいましたね。皆さんもOWLの記事を酒の肴にしていただいて、そこかしこでサッカートークを楽しんで下さいませ。


さいごに

私事で恐縮(?)ですが、私の応援している横浜FCが13年振りのJ1昇格を果たすことができました。おかげさまで沢山のおめでとうメッセージをいただきました。本当にありがとうございます。私もついにJ2サポ卒業、なのです。“燃えろ!J2党”で卒業証書をもらわなくては。

でも、これで執筆メンバーにJ2クラブのサポーターがいなくなってしまいました。それはそれで寂しいことです。J2とJ3の旅記事を書いて下さる方、ぜひ手を挙げてみてください!

OWL magazineを盛り上げて下さるのは、いまこの文章を読んでいるあなたに他なりません。「旅とサッカー」、またはそれ以外の楽しいこと、取り上げて欲しいトピックをぜひ教えてください。

『フクロウのふりかえり』の盛り上がりは、皆さんのツイートなどの反応にかかっております。皆さま、記事へのコメント付きリツイートをお願いします。

ギリギリトークでせっかく話題にしてもらったので、購読者の方にだけご覧いただけるよう私の男泣き写真をコッソリ掲載して、今月もお疲れさまでした!

あ、あと来月下旬にまたイベントやりまーす!詳細は後日。


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