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絶対悲観主義とサウナ

絶対悲観主義とは?


絶対悲観主義とは、楠木健さんの仕事に対する思想です。
厳しいようでいて緩い、緩いようでいて厳しい??
個人的には、ひたすら緩い、と感じています(笑)
でも、それこそが、この思想の価値だと思いますし、世の中にあるいくつものもっともらしい正論であまり役に立たない思想よりも、よっぽど人々を行動に駆り立てる実践的な思想だと思います。

そもそも絶対悲観主義とは何でしょうか?

それは、

「自分の思い通りにうまくいくことなんて、この世の中にはひとつもない」

という思想です。
理由もあります。仕事はすべて自分以外の誰かに対して行われるもの。自分以外は基本はコントロールできません。だからそもそもいろいろあれこれ考えていても自分でコントロールできないのだからうまくいかなくてもしょうがない。(その反対に趣味は完全に自分の話。趣味は自分でどこまでやるかをコントロールできるし、自分が楽しめばそれでよい)

このような前提で仕事をすると、最初の期待値がむちゃくちゃ下がるので、「まあうまくいかないだろうな」と構えておいて「ま、ちょっとやってみるか・・・」と気軽に行動に移せるところはポイントだと思います。

自分自身は、どうしてもかっこいいところを見せたいと思ってしまうので、逆に動けないときがあるのですが、まあ、うまくいかなくて当たり前か、、、と思って行動に移すと比較的軽やかに行動できるのはありがたいですね。

この時の重要なポイントとしては、”絶対”が着く点ですね。少しでも期待を持ってしまうと、うまくいかなかったらどうしようという不安が頭をよぎります。最初から絶対うまくいかないと思っていたら、そもそも不安になる必要が全くありません。「絶対悲観」という意識を持つことで、「自分は成功しなければいけない」という圧力から解放されるのがミソですね。


楠木さんの「絶対悲観主義」は、成功の呪縛から自由になり、淡々と仕事を続けることが可能になるという点が素敵です。また、絶対悲観主義者は「失敗できない」とは考えないので、仕事の立ち上がりが早くなるというメリットもあります。

事前の心構え × 結果


事前の心構えに「うまくいくと思う」「うまくいかないと思う」の2パターン、結果に「うまくいった」「うまくいかなかった」の2パターンがあるとします。
論理的な組み合わせとして2×2=4パターンあります。

①うまくいくと思って、うまくいった
②うまくいかないと思って、うまくいった
③うまくいくと思って、うまくいかなかった
④うまくいかないと思って、やっぱりうまくいかなかった

この4つのパターンの中から一番喜びが大きいのは何番でしょうか?
やはり、②ですかね。このギャップが喜びに代わるパターンです。

反対に一番最悪なのはどれでしょうか?
これは、③のうまくいくとおもっていたのにうまくいかなかったではないでしょうか?ショックが大きそうですね。。。

緊張と弛緩は背中合わせの関係にあります。絶対悲観的になっていることで、楽観性が手に入ります。

絶対悲観主義とサウナ

この心は、サウナとも通じます(笑)

サウナに入る前に、一度水通しとして水風呂に入る。
絶対水風呂主義とでもいいましょうか?
するとあら不思議。今までしんどかったサウナ室の最初のスタートがとても心地よくなり、冷えた体をぽかぽか温めてくれる効果があります。

特に著名な熱波師の技を最後まで堪能したいときに有効です。

ついつい人気のある熱波師の方の風を受ける際に、逸る心でいい席を取ろうと早め早めにサウナ室で待機してしまうのですが、長時間サウナ室で耐える必要もありかなり終盤にしんどくなります。

そこで、絶対水風呂主義です。

最初に水風呂で体を冷やしておくと、熱波師の演技を最後まで堪能しやすくなります。

極端に一度振っておくと、体が楽になる。

絶対悲観主義とサウナの共通点でした~(笑)

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