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股関節132 人工股関節置換術と手術室滞在時間②

おはようっす。
たまには軽い挨拶をしてみる塗山正宏です。



今回のテーマは、

人工股関節置換術と手術室滞在時間②です。


はい、前回の続きです。

人工股関節置換術を行う場合に、実際手術室にどのくらいの時間、滞在するのでしょうか?

手を入念に洗ってから、手術室に再度入ってから手術衣を着ます。

患者さんの脚を心を込めて消毒してから、身体に滅菌のシーツをかけます。

そして、手術に使用する器械を色々とセッティングしてから、やっと手術が始まります。

そうなんです。

これだけの工程が手術が始まるまでにあるのです。

手術室に入ってすぐに手術が始まるわけではないのです。

患者さんのなかには、手術室に入ったらすぐに手術が始まると思っている方も一定数いらっしゃるようですが、すぐには始まりません。

そして、手術が終わると、手術後のレントゲンを撮影し、人工関節の設置の状態が問題無い事を確認します。

その後、全身麻酔を覚まします。

全身麻酔がしっかり覚めて、血圧や脈拍などが安定していることを確認してから、病室用のベッドに移動してオペ室を退室します。

簡単に述べましたが、これだけの工程が手術にはあるのです。

というわけで手術室滞在時間は、片側の人工股関節置換術の場合は、通常約1時間半程度が目安になっています。

個人差はありますので2時間を超える事もあったりします。

もちろん、この手術室滞在時間は病院によって結構差がありますのでご理解ください(大学病院は麻酔にかかる時間が長い傾向あり)。

参考になれば幸いです。


本日のまとめ

手術の前後には色々な工程がある!

「逆水平チョップ!」

広い太平洋のような背中に憧れる整形外科医の塗山正宏でした。

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