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マルセロガジャルド リーベルプレートから学ぶ継続して結果を出し続ける方法

今回は前回の記事に引き続き、アルゼンチンの強豪クラブ、リーベルプレートについて書かせていただきます。

【南米最強のリーベルプレート】

近年のリーベルプレートは、銀河系軍団と呼ばれたレアル・マドリードやペップグアルディオラが率いていたFCバルセロナと引きを取らない強さを南米で誇っています。

その一時代は、マルセロガジャルドの監督就任とともに幕が開けたと言っても過言ではありません。

リーベルプレートは、ガジャルドが初めて指揮を取った2014年から、南米選手権の主要タイトルであるコパスダメリカーナ1回とコパリベルタドーレス2回の優勝に加え南米選手権では毎シーズン準決勝、決勝に名を連ねています。

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【南米のクラブ運営】

リーベルプレートは、ここ7年間常に南米を代表する強さを誇っていますが、近年の南米のクラブに置いて成績を残し続ける事は、極めて難しいことなのです。

通常南米では、下部組織の選手や若手選手の育成に力を入れることが多く、育てた選手を売却することにより利益を得ているチームがほとんどです。

その例として、

ネイマール・・・サントス→バルセロナ 74億円

ヴィニシウスジュニオール・・・フラミンゴ→レアルマドリード 54億円

エセキエルパラシオス・・・リーベルプレート→レヴァークーゼン 27億円

この例のように億単位での移籍があたりまえな世界で、スター選手が一人生まれ売却に成功することによりクラブが潤います。

ですが、このように移籍する選手はいずれも主力選手であり、その穴を埋めることは容易ではありません。

毎年のように主力選手がいなくなってしまう、そういった中なので、成績を残し続けることは極めて難しいのです。

【リーベルプレートのクラブ運営】

リーベルプレートが成績を残し続ける秘訣として、通常で行われる南米のクラブ運営とは異なるクラブ運営の方法が挙げられます。

リーベルプレートは通常とは異なり、選手の慰留に務めているのです。

現在リーベルプレートには、リーベルプレートでの出場試合数が100試合を超える選手が10人もいます。

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そして、この10人の中の8人が基本的にスターティングメンバーとして出場して、これらの選手のほかに3、4人あと数試合で、100試合に到達する選手がいます。

出場数が100試合を超える選手はアルゼンチンの他のクラブでは多くて3人がMAXとなっています。

【監督と選手の信頼関係】

リーベルプレートが選手を慰留させる事には、監督であるマルセロガジャルドが深く関わっています。

選手の慰留させるのに1番必要なものは、お金です。

そしてガジャルドは、フロントに対して選手の給料アップを打診していると言います。外部からの獲得ではなく今いる選手を信頼し、慰留させることに努めているのです。

もちろん、それでもエセキエルパラシオスの例のようにヨーロッパから約27億円のオファーが届き選手自身の年俸も桁が1つ2つ増えるほど貰えるとなると手放しざるを得なくなってしまいます。

ですが、できる限り慰留に努めるという行いは、ガジャルドが好んで行っています。

このような事から、現在リーベルプレートはアルゼンチンで選手に対して最もお金を払っているクラブとなっています。

これが、リーベルプレートの強さの最大の秘訣です。

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