自己組織化する学校

学校が自己組織化する #3 反転授業との出会い

日本人として、ずっと日本に住んできたけれど、そこで身につけた考えを根底から見直したいという気持ちと、自分の娘を日本の教育システムに乗せて大丈夫なのか?という疑問に突き動かされ、2011年の8月に日本を旅立ってしまったわけですが、海外生活は初めてだし、英語が得意なわけじゃないし、勢いに任せての決断でした。

10年以上やっていた河合塾の物理講師を辞め、ネット予備校の収入だけが頼りになったんですが、海外移住してから冷静に仕事のことを考えたときに気づきました。

「ネット予備校の仕事は、5年以内に無くなるはずだ」

そう考えた根拠は、海外でカーンアカデミーのようなものが登場してきていて、日本でも、それにヒントを得たサービスであるManabeeやeboardが登場してきていて、動画で無料で学べる環境が整い始めたこと。

このジャンルに大手が参入して安価で提供すれば、個人ビジネスは消滅する可能性が高いこと。

そう考えたときに、自分が生きていくためには、5年以内に先へ進んで、新しい仕事を作る必要があるって思ったんですね。

自分の中に生まれた教育に対する疑問を抱えつつ、自分が生きていくために切り開かなくてはいけない新しい世界の探索が始まったときに、僕の目の前に現れたのが「反転授業」でした。

「反転授業」という新しい方法について学んでいけば、未来へと繋がるかもしれない。

そう思って、「反転授業の研究」を始めました。

そこから、今まで出会ったことのない人たちとの出会いや、教育についての様々な考え方との出会いが始まりました。

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