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福岡(久留米)で私立高校について検討する

 2者面談と進路希望調査票の提出が目前となったうちの中3男子と、日曜日に2人でミーティングをした。まずは、将来の職業についてネット上で適職診断をやってもらって感想などを話してみたあと、本題の高校進学についての話に移った。

前回記事『適職診断やってみた』

 公立はだいたい考えが決まっているようなので親は口出しせずに、私立の方をもう少しよく考えてみることにした。まずはgoogleで県内の私立高校のリストを出してみる。自分が高校受験をした平成一桁の頃と違ってネット上で情報を集めることができるのは親にとってはありがたい。高卒後は大学に進む進学コースで考えてみると久留米市、八女市、筑紫野市ぐらいが通いやすい範囲で、何校か高校があるようだ。

 川を渡ったらすぐ佐賀県なのでこちらもgoogleで検索してみたところ驚いた。佐賀県内には全部で9校しか私立高校がないらしい。我が家からの通学を考えると基山町に1校ある進学校はギリギリの範囲かも知れない。佐賀県鳥栖市は久留米市よりも博多に近くて便の良い土地だが、近隣の私立高校はこの基山町の進学校のみ。実業系の私立は辺りにはなく、鳥栖市で佐賀県立高校に行けなかった人の多くは、佐賀市や県境を超えた久留米市、筑紫野市などに足を伸ばさなくてはいけない。県や地域によってこんなにも違いがあるものだと初めて知った。

 さて次は、通える範囲で高校を選択するときにどんな条件を重視するのか考えた。導き出されたのは、授業時間以外はなるべく自由な時間が過ごせることだった。

 福岡県の多くの公立高校や私立進学校では「朝課外」を実施している。その内容は福岡県人には常識だが、福岡県以外で高校時代を過ごした人達には驚きかもしれない。この授業、課外とは呼んでいるものの実態は0時間目といえるもので、受講しないという選択が事実上ないのだ。通常の授業内容が実施されている学校もあると聞く。自分が平成一桁のころ通っていた県立高校も「朝課外」は全員参加だった。(さらに言えば長期休みにも事実上全員参加の課外授業がある。)

 果たして、我が家から通える私立進学校について調べて見ると、やはり例にもれず朝課外実施100%だった。こうなるともうなるべく近所を選ぶしか術が無い。進路希望調査には、今までもなんとなく考えていた特進コースのある高校とすっかり見落としていた一番近くの高校の名前を書くことに決めた。

 話をした翌日の月曜日、学校では到達度テストと2者面談があった。11月末までに塾の合格判定模試、期末試験などが続く。将来のことや受験対策について話を共有しながら、中3男子のモチベーション向上の助けができればと思う。次の週末も2人でミーティングすることを約束した。

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